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【K-1】朝久裕貴が全試合KO優勝宣言「朝久空手の前ではどんな競技・ファイトスタイルも同じにしか見えない」

2022/09/03 20:09
 2022年9月11日(日)神奈川・横浜アリーナ『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~よこはまつり~』にて、「K-1 WORLD GP第5代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」に出場する朝久裕貴(朝久道場)が所属道場にて公開練習を行った。  武尊の王座返上によって空位になったK-1スーパー・フェザー級王座をかけて争われるトーナメント。朝久は昨年9月にONE Championshipでも活躍したMOMOTAROをKOすると、今年4月の『K'FESTA.5』では元K-1フェザー級王者の村越優汰をハイキックからの連打で沈め、2連続KO勝利中だ。  公開練習で朝久はゆっくりした動きと素早い動きをミックスしたミット打ちを披露。他ではあまり見ることのない独特のミット打ちだったが、朝久は「パンチにしろ蹴りにしろ力を入れるタイミングやスピードの変化だったり、細かいところまで意識してやりました。(緩急をつけた?)それも基本の中の一つですし、緩急と自分独自の動きを確認しながらやりました」と練習の意図を明かす。  KO勝ちが増えてきたことについては「僕も弟の泰央も最近KOが増えているんですけど、倒すタイミングや色んなことが分かってきたからだと思います。(それ以外では)緩急の部分から細かい部分まで意識を変えて、同じ動きでも違った伝わり方や威力が出るようになったとからだと思います」と自己分析。  朝久と言えば“妖刀”などオリジナルの必殺技を用意していることでも知られているが「新しくできた技もありますし、前回使わずじまいの技もあります。それを使いつつ、新しい技も出していきたいと思います。試合当日『あの技はなんなんだ?』という動きを見せたいです」と新技投入を予告した。  直近の試合結果と勝ち方から、トーナメントの優勝候補にも名前が挙がる朝久は「トーナメントに出場が決まった瞬間、他に誰が出るかを確認しなくても優勝する自信しかなかったです。あとはそれを実行するのみですね」と断言。「正直スーパー・フェザー級では自分が一番強いと思っているので、誰がこようが優勝することは変わらないです」と優勝への自信は揺るぎない。  1回戦の対戦相手ナックロップ・フェアテックス(タイ)はテクニカルな展開が多いムエタイにおいても、ダウンの応酬の末に相手をKOするなど、ムエタイ屈指の激闘派として名を馳せている。朝久にとって危険な相手だが「K-1に出てくるので強いタイ人だとは思います。本当にすごい選手だったら、試合が決まらなくても知らず知らずに見ていたこともあると思いますが、それもないですし、特に意識はしてないです」と意に介さず。 「相手がムエタイスタイルに限らず、朝久空手の前ではどんな競技・ファイトスタイルも同じにしか見えないです。ナックロップ選手は激闘型で、自分の攻撃力に自信があると思いますが、それを上回る攻撃を味わうことになると思います。(準決勝・決勝の勝ち上がりについて)トーナメントを勝ってきた選手なので、負けた選手よりも強いはずです。でも僕は1回戦より準決勝、準決勝より決勝と勝ち方も激しくしていきたいと思います」と力強く語った。  1日3試合の過酷なワンデートーナメントも中国で経験済み。しかも「16人トーナメントの時は試合間隔1カ月で1日2試合を2回やりましたし、8人トーナメントの時はちょうど1カ月前にワンマッチをやったあとに1日3試合やりました」という超過酷なもので「中国のトーナメントのおかげで身体も強くなりましたし、トーナメントで身体が壊れることはないと思います。(トーナメントで勝つためにあは)集中力を切らさないとか当たり前のことじゃなくて、一回戦でどれだけ全力を出せるかが大事かなと思います」とトーナメント形式での戦いにも自信を持っている。  もし朝久がスーパー・フェザー級王座を手にいれば、K-1ライト級王者の弟・朝久泰央と共に史上初の同時兄弟K-1王者誕生となる。  今回の王座戴冠で「K-1のベルトは先に弟が獲ったので、僕もK-1チャンピオンになって『朝久兄弟すごい』『K-1といったら朝久兄弟』と言われるようにK-1の兄弟同時王者になりたいです。“史上初”はとてもすごいことだと思うので、僕がベルトを巻いて、K-1の歴史の中に朝久兄弟が同時にベルトを巻いた時代があったと語り継がれるものにしたいです」とK-1の歴史に名を残すつもりだ。  最後に朝久は「僕たち兄弟がK-1チャンピオンになったら『K-1には朝久兄弟がいるから敵はいない』と思われたいし、僕たちがいる階級は誰に聞いても『K-1が強い」』と言わせたいです。全試合KO・1RからKOを狙って、今の2連続KOと合わせて5連続でチャンピオンになります」と全試合KO優勝を誓った。
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