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【K-1】実方宏介「1Rにアバラを折って2Rにハイキックで倒す」、カリミアンを倒したら石井慧と京太郎にリベンジ

2022/09/02 23:09
【K-1】実方宏介「1Rにアバラを折って2Rにハイキックで倒す」、カリミアンを倒したら石井慧と京太郎にリベンジ

原点に還ってムエタイの蹴りに磨きをかける実方(C)K-1

 2022年9月11日(日)神奈川・横浜アリーナ『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~よこはまつり~』の第13試合にて、スーパーファイトのK-1スーパーヘビー級3分3R延長1RでK-1 WORLD GPクルーザー級王者シナ・カリミアン(イラン/POWER OF DREAM)と対戦する実方宏介(真樹ジムAICHI)が所属ジムにて公開練習を行った。


 昨年7月のK-1福岡大会以降、勝ち星から遠ざかっている実方。Bigbangやホーストカップでの試合を含めると3連敗を喫しており「正直7月の試合(ホーストカップ)に負けた時、今後の進退を考えた部分があって…甘い考えでやっちゃいけないと思いました」という。

 そのなかで「Bigbangでベルトを獲って、小さい頃から夢だったK-1のリングにも上がらせてもらったのですが、まだ満足してない」と自分のキャリアを振り返り「自分でやり切ったと思うまでは(格闘技を)続けようと思いました」と再びリングに立つ覚悟を決めた。

 連敗脱出のために実方が取り組んでいることが原点回帰。交流のある魔裟斗さん・武蔵さんからのアドバイスを行け、改めて自分のバックボーンであるムエタイや蹴りを磨きなおしている。


「K-1に出るにあたってパンチにこだわる自分がいて、ボクシングの練習に行ったり、パンチで倒さなきゃいけないと思うようになっていたんです。試合で負けてから、それに気が付いて、自分の原点は何だったんだろう、と。そう考えた時に自分の原点がムエタイだということを忘れて、蹴りを出さずにパンチを振り回しているだけになっていたと思いました。

 4月の『K'FESTA.5』で石井慧選手とやる前にYouTubeの番組で魔裟斗さんと武蔵さんから『得意技は何?』という話になって『実っちゃんはムエタイなんだから蹴りだよ』と言われたんです。で、7月の試合を武蔵さんがリングサイドで見ていて、試合後に挨拶に行ったら、武蔵さんから『ムエタイの醍醐味はどんな攻撃が来ても、自分のスタイルを貫く・ブレないことじゃないの?』と言われました。そういったお2人のアドバイスを参考にして、もう一度練習しようと。

(練習内容は変わった?)これといって練習内容を変えてはいないのですが、自分が所属しているジムはムエタイジムです。K-1で首相撲は禁止ですが、首相撲もやる意味もあるだろうし、試合はK-1ルールですけど、僕はムエタイスタイルなんで、いろいろなところを改善してムエタイで勝つってイメージでいこうと思っています」


 そんな実方の対戦相手は現K-1クルーザー級王者のシナ・カリミアン。実方は「3連敗中の僕の相手がシナというのはびっくりしました。でも僕からしたらオイシイ」とビッグチャンスに燃えている。

 カリミアンはクルーザー級(90kg以下)を主戦場にしながら、直近2試合はヘビー級(100kg以下)の試合にも挑戦。実方をKOしている京太郎からも勝利を収めている。実方にとって強敵ではあるが「(カリミアンは)背が高くて、バックブローを当てるのが上手いけど、気持ちが弱い。試合で負けた後に暴れるイメージ」と一刀両断。「僕がガンガン前に行って(カリミアンに)バックブローを当てる隙も与えず、倒そうと思っています」と大胆不敵に言い放つ。

 カリミアンは記者会見で「対戦相手の実方は私が京太郎と試合をした時に、一緒に写真を撮ってあげた。彼は私のファンだと思う。次はリングの中で一緒に写真を撮って貰えるから彼も喜んでいるだろう」と実方を挑発。


 これには実方も「写真を頼んだのは彼がチャンピオンだったからで、それを『私のファンだ』とかバカなことを言ってるんで、逆にシナが倒れてるところを僕が写真に撮ってやろうと思っています」とイライラを爆発させ、「会見でも言った通り、1Rにシナのアバラを折って、2Rにハイキックが倒すのが1番の理想です。下から崩していけばハイも当たると思います。ハイキック以外にも色々技を考えているんで、今回はしっかりシナをリングに沈めたいと思います」とKO勝利を宣言した。

 現在K-1の重量級はクルーザー級・ヘビー級・スーパー・ヘビー級の3階級に分かれており、重量級という括りで着実に選手が増えている。実方は「重量級も選手が揃ってきていますが、スーパー・ヘビー級はまだ選手が少ない。8月のK-1福岡大会でKO勝ちした丸山(公豊)選手が僕の名前出してくれたんですけど、僕がシナを倒せば誰も文句言わないだろうし、スーパー・ヘビー級のベルト新設にも前進すると思います」。

 さらにスーパー・ヘビー級の2トップ=京太郎と石井慧についても「2人は30代後半の同世代。若い僕が世代交代じゃないですけど、シナに勝って年配の方々(京太郎・石井)にリベンジして、みんなに『過去の栄光は終わりだよ』って教えてあげようと思います」と言い切った。

 最後に実方は「今回シナとやることになって、SNSでも『実方が負ける』とか賛否あるようですが、2mの世界チャンピオンを僕がしっかりマットに沈めるので、みなさんも期待して横浜アリーナにお越しください」とファンに向けてメッセージを残した。

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