近距離でのフェイスでは、なぜかメイウェザー陣営が中央に入って朝倉未来を突き飛ばすも、朝倉未来は再び歩み寄り、メイウェザーも歩を進めて再度視線を合わせた(C)AbemaTV, Inc./RIZIN FF
2022年9月25日(日)さいたまスーパーアリーナ『超 RIZIN』と『湘南美容クリニック presents RIZIN.38』の対戦カード記者会見が、8月31日(水)正午よりLIVE配信にて行われた。
三部構成で行われた今回の会見。最後の第三部会見に、朝倉未来(トライフォース赤坂)とフロイド・メイウェザー・ジュニア(米国)が登壇した。
朝倉は最初に「こんにちは、朝倉未来です。9月25日にはメイウェザーの顔面に強烈なパンチを入れたいと思います」と挨拶したのみで、後は前回の会見と同じようにメイウェザーの独壇場となった。
途中、メイウェザーは現在の練習状況について「トレーニングはしている。トレーナーも一緒に来ている」と答えると、平本蓮がメイウェザーの後ろに立ち、メイウェザーは、「日本の若いファイターもいる」と平本蓮を紹介。
「それほどハードなトレーニングではないけど、こうしてできることは続けている」と語ると、平本は「今日は通訳で呼んでもらいました。代わりに僕が話したいと思います」と勝手に挨拶。
メイウェザーは平本に耳打ちし、平本は「お前(朝倉未来)は俺くらい稼いでから調子に乗れ、とメイウェザーさんが言ってます」と通訳。
さらに「ダサい服のブランドを出してんじゃねえ、TMTを見習え、と言ってます。エキシビションマッチだけど、俺のパンチで朝倉未来の鼻はナスくらいに膨れ上がる」「朝倉とはジェット機とハエくらいにスピードが違う、と言ってます」と言いたい放題。
ムッとした表情で、ここまで沈黙を守っていた朝倉未来は「あのー、そうね、なんだろう、いつも(メイウェザーは)俺はこんなことをしてすごいと言ってますけど、俺と戦うのは初めてだろ、と。あと、いつも話が長いのでもうちょっとまとめることは出来ないのか」と語ると、机上のオープンフィンガーグローブを指して、メイウェザーに「プレゼントでオープンフィンガーグローブをあげるんで、そのグローブでやれる自信があれば、試合当日それでやりましょう」とオープンフィンガーグローブでの対戦を提案。
メイウェザーは、「自分から言えることとしては、RIZINが自分にMMAを望むならMMAをやらせるだけのギャラを、ボクシングならそのためにギャラを払う必要がある。常にボスになるためにハードワークをしてきた。コナー・マクレガー戦の時とも何も違いはない。フロイド・メイウェザーがボスだ。俺がやれと言ったことをそっちがやるまで。MMAでということになるのならそこで最善を尽くす。今回はボクシングで試合をするということになっただけ」と、オープンフィンガーグローブ使用については答えず「ボクシングで試合をする」と返答した。
フェイスオフでは、両者が顔を近づけて接近。朝倉未来は左手を上げて笑顔も、動かない両者に、メイウェザー陣営のスタッフが朝倉を突き飛ばすように遠ざけたが、なおも歩み寄る朝倉に、メイウェザーも両手を腰の前で組んだまま歩を進め、再びフェイスオフし、最後は視線を外して分かれた。