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【DWCS】日本人初のコンテンダーシリーズ&メイン出場の木下憂朔が計量パス「かまします!」×195cmエンヒッキ「明日はショーの本番」

2022/08/30 16:08
【DWCS】日本人初のコンテンダーシリーズ&メイン出場の木下憂朔が計量パス「かまします!」×195cmエンヒッキ「明日はショーの本番」

(C)Zuffa LLC/UFC

 2022年8月30日(日本時間31日)に米国ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催される「ダナ・ホワイト・コンテンダーシリーズ2022 第6週(DWCS 2022:Week6)」に、日本人で初めて出場する木下憂朔(パンクラス大阪稲垣組)が29日(日本時間30日)、前日計量を171ポンド(77.56kg)のリミットちょうどでパス(※王座戦以外はプラス1ポンド許容)した。

 対戦相手のジョゼ・エンヒッキ(ブラジル)も木下同様に171ポンド(77.56kg)でパス。日本時間31日9時開始のコンテンダーシリーズのメインイベントまで待ったなしとなった。

▼ウェルター級 5分3R
木下憂朔(日本/パンクラス大阪稲垣組)5勝1敗・171ポンド(77.56kg)
ジョゼ・エンヒッキ(ブラジル)5勝0敗・171ポンド(77.56kg)

 計量後のフェイスオフでは、互いに握手を交わした後に対峙すると、ウェルター級として日本では決して小さくない身長183cmの木下に対し、ミドル級から落としてきたエンヒッキは身長195cm、そして199cmという長いリーチを見せつけてファイティングポーズ。木下を見下ろす形で見つめた。

 木下はSNSで「フェイスオフ。俺の歴史にまた1ページ」と意気込みを記すと、木下の米国合宿にも帯同した萩原京平は「やったれ」と激励。木下も「かまします」と答えている。

 6歳から16歳まで正道会館で習った空手をベースに、15歳からMMAを開始した木下は、JMMAFで経験を積み、アマ無敗のまま2020年11月のDEEP&PANCRASE大阪大会でプロデビュー。1Rでリアネイキッドチョークで一本勝ちすると、2021年4月の嶋田伊吹戦でも1R TKO勝ち。

 7月にはPANCRASEでベテランの中村勇太をサウスポー構えからの左ストレートで1R KO。9月に高木健太を左でダウンさせてのギロチンで一本勝ち。4戦連続で1Rフィニッシュをマークした。

 2021年11月の「RIZIN Trigger 1st」で、DEEP王者の住村竜市朗と対戦すると、打撃で上回りながらもケージ掴みのフットスタンプにより2R、反則負けを喫したが、2022年4月29日の「PANCRASE 327」で、元王者の村山暁洋を1R、左跳びヒザでTKO。現王者の菊入正行への挑戦をアピールしていた。

 その間、「ROAD TO UFC」が開催されるも当初予定されていたウェルター級でのトーナメントは組まれなかったため、米国にマネージメントを持つ木下はコンテンダーシリーズへの出場を決め、キャリア7戦目で事実上のUFCトライアウトに挑むこととなった。

 対するノヴァウニオンのエンヒッキは、修斗ブラジル、LFA等で5戦無敗。長身を活かしたムエタイ&柔術をベースとしており、LFAでは、オーソドックス構えからモーションが少ない右ストレートでATTのベドロ・オリヴェイラからダウンを奪う判定勝ちも収めている。近い距離でのヒジ打ち、飛び込んでのヒザ蹴りにも注意が必要だ。計量パスにエンヒッキは、「明日がショーの本番」と笑顔を見せている。

「コンテンダーシリーズ」は、UFCのダナ・ホワイト代表が新たな選手をスカウトすることを目的とした大会で、シーズン1では、現バンタム級ランカーで人気選手のショーン・オマリーが契約。ダナ代表の目前で試合をすることで、UFCとの契約をつかむ王道になっている。

 8月21日に22歳になったばかりの“令和のワンダーボーイ”も、5勝無敗のエンヒッキも、コンテンダーシリーズでただ勝つだけでなく、契約を勝ち取るために強気で攻めてくるだろう。果たして木下はは難敵を下し、日本人初のコンテンダーシリーズ出身UFCファイターとなるか。

Contender Series 2022: Week 6

2022年8月31日(水・日本時間)午前9時~
UFC FIGHT PASS

▼ウェルター級 5分3R
木下憂朔(日本/パンクラス大阪稲垣組)5勝1敗・171ポンド(77.56kg)
ジョゼ・エンヒッキ(ブラジル)5勝0敗・171ポンド(77.56kg)

▼ミドル級 5分3R
マテイ・ペナス(チェコ)6勝0敗・185ポンド・83.91kg
セドリクス・デュマス(米国)6勝0敗・184.5ポンド・83.68kg

▼ライト級 5分3R
マテウシュ・レベッキ(ポーランド)15勝1敗・155.5ポンド・70.53kg
ホドリゴ・リジオ(ブラジル)12勝2敗・155ポンド・70.30kg

▼女子ストロー級 5分3R
ヴィクトリア・ドゥダコヴァ(ロシア)5勝0敗・116ポンド・52.61kg
マリナ・シウバ(ブラジル)8勝0敗・115ポンド・52.16kg

▼フェザー級 5分3R
アレックス・モーガン(カナダ)11勝4敗・144.5ポンド・65.54kg
ブレーク・ビルダー(米国)6勝0敗1分・145.5ポンド・65.99kg

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