Krush.1402022年8月27日(土)東京・後楽園ホール
▼メインイベント(第9試合)Krushウェルター級タイトルマッチ 3分3R延長1R〇寧仁太・アリ(K-1ジム総本部チームペガサス/王者)KO 2R 0分55秒 ※右ストレート×中野滉太(POWER OF DREAM/挑戦者)※寧仁太が初防衛に成功。
寧仁太はガーナ人の父と日本人の母を持ち、184cmの長身を誇る。プロサッカー選手を目指していたが、K-1ジム総本部に入門。第25回K-1アマチュアAクラス -70kgで優勝し、2019年8月にプロデビュー。2021年3月のK-1では海斗をKOで葬り、6月のKrushでは第7代Krushウェルター級王者・山際和希をも判定で降すなどデビュー以来5連勝を飾るが、2021年9月の「K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント」準決勝で野杁正明に初黒星。2022年2月、松岡力を判定で破り第10代王者となった。戦績は7勝(4KO)1敗。
中野は2019年3月の『K'FESTA.2』プレリミナリーファイトでFUMIYAをKOで下し、7月のKrush後楽園大会では中国のトップファイターと互角に渡り合い一旦は勝者として名乗りを上げたものの、ローブローを巡って裁定が覆った。しかし、12月のK-1では平山迅を左フックでマットに沈め、2020年7月には瑠久も左フックで初回KOして実力を証明。10月にKrushスーパー・ライト級王座に挑むはずだったが、前日計量オーバーでノンタイトル戦となり、減点が響いて佐々木大蔵に判定負け。2022年2月から階級をウェルター級に上げ、山際和希を延長戦の末に判定で破った。戦績は8勝(6KO)3敗
1R、右ロー&カーフの蹴り合いから始まり、中野がローを蹴るところへ寧仁太が右ストレートを合わせてダウンを奪う。しかし、中野はパワフルな左右ストレート、左右ボディで逆襲。中野の強打に脅かされながらも寧仁太はハイキック、ヒザ蹴りで応戦する。
2R、飛び込んでの左ボディを狙う中野。寧仁太は前蹴りとヒザ蹴りで応戦する。中野がワンツーで前に出てくると、ここで以外にも寧仁太は足を止めて中野と打ち合う。危険なストレート、フックが交錯する中、被弾もする寧仁太だが下がらず打ち返し、中野が後退。そこへ右ストレートでダウンを奪う。
立ち上がろうとした中野だが身体が言うことをきかず、寧仁太の豪快なKO勝ちとなった。
打ち合いを制しての見事なKO初防衛を果たした寧仁太は「王者になってプレッシャーもあったんですけれどKOで防衛できてよかったです。僕はKrushもK-1も大好きなので、大きい舞台でK-1の鳥肌が立つ演出をしてくれる舞台で試合をやりたいです」とK-1への再出撃をアピールした。
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▼セミファイナル(第8試合)Krushフェザー級 3分3R延長1R×岡嶋形徒(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)KO 2R 2分20秒〇稲垣 澪(K-1ジム大宮チームレオン/第4代Bigbangフェザー級王者)
岡嶋は『格闘代理戦争』の卒業生で2019年9月にプロデビュー後は5連勝を飾ったホープ。しかし、6戦目の「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」準決勝で森坂陸にKO負けして初黒星。2021年6月にはフェザー級王座への挑戦者に抜擢されたが、王者・新美貴士に1R16秒でTKO負けを喫した。2022年4月に國枝悠太に負傷判定3-0で勝利して再起。戦績は6勝(1KO)2敗。
稲垣は極真館空手出身でジュニア時代から数々の入賞歴を持ち、15歳で全日本ウェイト制大会-60kg優勝。キックボクシングではABEMAの『格闘代理戦争』に出場して名を上げ、2020年4月にプロデビュー。KHAOS、K-1、Krushで3連勝するとBigbangに出場して2連勝で2021年11月にBigbangフェザー級王座を奪取した。しかし、2022年5月に寺田匠との無敗対決に敗れ初黒星。戦績は5勝(3KO)1敗。
1R、両者とも右カーフを狙い撃ち。稲垣は懐深く構えて接近するとボディブローとヒザ蹴り。岡嶋も左ボディを叩く。
2R、稲垣の右ストレートがヒットすると、そぐに岡嶋も左フックでお返し。稲垣はパンチとヒザでボディを攻め、上下にフックを打ち分ける。攻められた岡嶋が前へ出たところへ稲垣が右フックのショートでダウンを奪う。
最後は左ボディ、ヒザ、アッパーと稲垣がコーナーへ詰めた岡嶋へ攻撃を続け、ヒザで岡嶋が崩れ落ちたところでレフェリーが試合をストップした。
稲垣はマイクを持つと「前回初黒星を喫してしまったから、どれだけ強くなったか示した舞台になったと思います。稲垣、フェザー級の厚い層の中に入っていきたいと思います」と、フェザー級のトップクラスを狙っていきたいと宣言した。
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▼第7試合 Krushスーパー・フェザー級 3分3R延長1R〇MOMOTARO(OGUNI-GYM/元WBCムエタイ インターナショナル フェザー級王者)判定3-0 ※30-28×2、30-29×提髪和希(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1カレッジ2018 -60kg王者)
MOMOTAROは2010年10月にNJKFでプロデビューし、2014年11月にNJKFフェザー級王座に就く。2015年9月には10連勝でWBCムエタイ日本統一王者になると、2016年4月にはWBCムエタイ米国フェザー級王者にも完勝。タイ、中国でも試合を重ね、2017年6月にはWBCムエタイ・インターナショナル王座を獲得。2019年には『ONE Championship』と契約し、3勝2敗の戦績を残して2021年3月にK-1参戦を発表。しかし、5月の第一戦では西元也史にKO負けを喫し、9月の朝久裕貴戦でもKO負けと連敗を喫した。戦績は32勝(8KO)13敗1分。
提髪はK-1カレッジ2018 -60kg優勝の実績を持ち、プロデビューは2019年6月。戦績は5勝(2KO)3敗で、前戦は2021年6月に安川侑己に敗れている。その試合で拳を負傷し、約1年2カ月ぶりの復帰戦となった。
1R、サウスポーのMOMOTAROは軽快なステップで距離をとり、左ミドルと左ロー、そしてサイドキック。提髪が近付いてくると右で叩いて回り込む。提髪はなかなかパンチの距離に入れず攻めあぐねる。
2Rが始まってすぐ、距離を詰めてきた提髪にMOMOTAROが左インローを蹴るとこれがローブローに。MOMOTAROは回り込みながら入ってくる提髪にジャブ、そして左ストレートを当てていく。提髪の左フックに左のカウンター、返しの右フックで提髪をグラつかせる。
3R、さらに距離を詰める提髪だが、MOMOTAROは右へ回り込みながらの右フック、右アッパーを何度もヒットさせる。提髪が右フックを当てる場面もあったが、回り込むMOMOTAROを捉えることがなかなか出来ず、最後はMOMOTAROが飛びヒザと連打で攻撃をまとめて試合終了。MOMOTAROの判定勝ちとなった。
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▼第6試合 Krushスーパー・バンタム級 3分3R延長1R×小倉尚也(スクランブル渋谷)KO 1R 2分03秒 ※左ボディブロー〇岩尾 力(POWER OF DREAM/WINDY MUAYTHAIバンタム級王者)
小倉は2017年からK-1 JAPAN GROUPに参戦しているファイターで、パンチを武器に16勝(8KO)10敗2分の戦績。2021年は第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメントに出場し、優勝候補の呼び声も高かったが、1回戦で内田晶に敗戦。2022年3月に約7カ月ぶりの再起戦を晃貴と戦ったが判定で敗れて連敗中。
岩尾は2014年7月にK-1 JAPAN GROUPに参戦すると、亀本勇翔、西京春馬に勝利したが2015年5月に朝久泰央に敗れた。その試合を最後にWINDY SUPER FIGHT、蹴拳、Bigbangなどに出場しており、今回は約7年ぶりのKrush出場、バイク事故で大怪我を負い、約4年半ぶりのリングとなる。
1R、ローを蹴っていく両者。岩尾はパンチも繰り出すが小倉がブロックしてローを蹴り返す。前へ出ていく小倉がコーナーへ詰めた岩尾から右フックでダウンを奪う。
そこで畳みかけにいった小倉だが、岩尾の左ボディがカウンターでヒット。下がったところへ左三日月蹴り2連発をもらってそのままコーナーへ下がっていき、岩尾が左右ボディの連打でダウンを奪い返した。アバラが折れたか、小倉は立ち上がれる様子もなく岩尾が見事なKO勝ちを飾った。
岩尾はマイクを持つと「いろいろな想いを持ってリングに戻ってきました。復帰戦勝って嬉しいです。復帰まで支えてくれた会長に恩返ししたいです。これがスタート地点です。ここから這い上がってベルトを巻きたいと思います」と高らかに宣言した。
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▼第5試合 Krushスーパー・ウェルター級 3分3R延長1R〇森田奈男樹(エイワスポーツジム/第4回JFKO全日本選手権軽重量級優勝)KO 2R 1分35秒 ※3ノックダウン×イゴール・シウバ(ブラジル/ブラジリアンタイ)
森田はフルコンタクト空手出身で第4回JFKO全日本選手権軽重量級優勝など数々の実績を持つ。2021年6月のKrushでプロデビューし夜叉猿に判定勝ちすると、11月の2戦目では藤岡裕平に空手仕込みの蹴りを連発し、左ハイキックでKO勝ち。3戦目も藤村大輔を2R46秒、後ろ蹴りでKOして大きなインパクトを残した。戦績は3勝(2KO)無敗。今回が初の国際戦となる。
シウバはK-1にも多くの選手を送り込んでいるダニロ・ザノリニ率いるブラジリアンタイに所属。当初はアラン・ソアレスの出場が決まっていたが、新型コロナウイルスの影響により欠場、代わって森田と対戦することになった。戦績は16勝(6KO)3敗。
1R、シウバは左右の連打を繰り出しながら突進。これに面食らった感のあった森田だが、すぐに右ローで立て直す。その後も左右の連打による突進を見せたシウバ。森田はパンチに左ミドルを合わせ、前蹴りでもボディを狙う。
2Rも突進を仕掛けたシウバだが、森田はかわしつつ左フックを打ってダウンを奪う。立ち上がったシウバには左三日月蹴りを連発して何度も突き刺して後退させ、回り込んで逃げようとしたシウバへ右の内廻し蹴りを命中させてダウンを追加。最後は豪快な後ろ廻し蹴りを喰らったシウバがロープにもたれかかったところでレフェリーが試合終了を宣言した。
またもKO勝ちを収めた森田は「急に決まった試合で仕上げてくれたシウバ選手ありがとうございました。自分はこの階級のベルトを獲りたいと思っているので、頑張って練習するのでよろしくお願いします。押忍」とアピールした。
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▼第4試合 Krushスーパー・ライト級 3分3R延長1R〇川島康佑(HALEO TOP TEAM/第9回K-1アマチュア全日本大会 チャレンジAクラス -65kg優勝)判定3-0 ※30-29、30-28×2×小林孝彦(K-1ジム総本部チームペガサス/2015年度プロボクシングC級トーナメントスーパーライト級優勝)
川島は第9回K-1アマチュア全日本大会チャレンジAクラス -65kg優勝で2勝2敗のサウスポー、小林はプロボクシングの2015年度C級トーナメントスーパーライト級で優勝し9勝(7KO)4敗の戦績を引っ提げてKrushに転向。1勝(1KO)1敗の戦績。
1R、左右ローを蹴っていく小林は、川島の左ミドル&ローはバックステップでかわす。両者慎重でほとんど手が出なかったが、終盤に川島が左ハイで仰け反らせての左フックをヒットさせた。
2R、川島の左ミドルが快音を発して何度も決まり、左ミドルからの左フックも打つ。小林はほとんど手を出すことなくパンチを狙い続けるが、川島が面白いように左ミドルを当てていった。
3R、ようやくジャブと右ストレートを出す小林だが、やはりほとんど手を出すことなく川島に左ミドルを蹴られる。右ストレートを打ちに行くと逆に川島に左ストレートで攻められ、終始川島が左ミドルでペースを握って判定3-0で勝利した。
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▼第3試合 Krushライト級 3分3R延長1R×新太(K-1ジム心斎橋チームレパード)TKO 2R 2分10秒 ※セコンドからのタオル投入〇河北光生(K-1ジム五反田チームキングス/第33回K-1アマチュア チャレンジAクラス -65kg優勝)
1R、互いに右カーフを蹴り合う中、新太が右ストレートの強打でどんどん前に出る。この右でヒットを奪っていった新太だが後半は失速。河北がボディと右フックを当てていった。
2Rも右ストレートを当てに行く新太だが、河北は右カーフを蹴り、右フック、そして左ボディと攻撃を散らしていきダメージを与えていく。失速する新太に河北が右のカウンターを叩き込み、新太がフラついたところでレフェリーがダウンを宣告。再開後も防戦となる新太にセコンドからタオルが投入された。
TKO勝ちとなった河北は「一人じゃ何もできないと実感して、周りの方に感謝します。このままではまだ全然ベルトとか言ってられないので、もっと練習してレベルを上げます。絶対に王者になるので」とマイクで語った。
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▼第2試合 Krushフェザー級 3分3R延長1R〇勝輝(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)延長R 判定3-0 ※10-9×3×立基(K-1ジム目黒TEAM TIGER/第30回K-1アマチュア チャレンジAクラス -60kg優勝)※本戦の判定は29-30、30-30×2。
勝輝は6勝(3KO)6敗5分の23歳、立基は第30回K-1アマチュアチャレンジAクラス -60kg優勝でプロ戦績は4勝2敗。
1R、互いにジャブと右ロー&カーフを蹴る。前に出るのは勝輝で右ストレートも繰り出すがまだ距離が遠いか。立基は右カーフを蹴り続ける。両者ともボディも狙う。
2R、右カーフを狙い撃ちされる勝輝は接近してのパンチ勝負。左右フック&ボディでヒットを奪い、立基も打ち合ってくる。ショートのパンチが交錯し、前半は勝輝、後半は立基のヒットが目立った。
3R、頭と頭がぶつかり合うような距離でフックとボディを打ち合い、ヒザを蹴り合う両者。互いに相手に身体をあずけるようなホールディングが多く警告を受ける。終盤に立基が右フックを強打したが本戦ドローで延長戦へ突入する。
延長戦も両者が身体を密着させる場面が多く、何度もブレイクがかかる。その中でも攻める姿勢を見せたのは勝輝でボディを打ってヒザを蹴り、判定3-0で立基を振り切った。
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▼第1試合 Krushライト級 3分3R延長1R〇増井侑輝(真樹ジムAICHI/第5代Bigbangスーパー・ライト級王者)判定3-0 ※30-29×3×鈴木孝司(K-1ジム五反田チームキングス/第17回K-1アマチュア チャレンジAクラス -65kg優勝)
増井はこれまでにJ-NETWORKでタイトルに挑戦した実績があるほか、ホームのMA日本キックボクシング連盟を始めとして常に複数団体の上位ランカーとして活躍し、勝っても負けてもKO決着の多い激闘ファイターとして知られる。2021年11月のスーパービッグバンではKrushのトップファイターである東本央貴を判定3-0で破り、その勢いのまま2022年1月、Krush参戦経験のある昇也を破りBigbangスーパーライト級王者となった。しかし、4月のKrush初参戦では西京佑馬に2RでKO負け。Krushでの初勝利を目指す。戦績は20勝(7KO)9敗2分。
鈴木は第17回K-1アマチュア チャレンジAクラス -65kg優勝で、2017年9月にKrushでプロデビュー。勝ったり負けたりを繰り返していたが、現在は2連勝中。戦績は5勝(2KO)6敗1分。
1R、サウスポーの増井は左ミドル&左インローを蹴っていき、パンチはボディを狙う。鈴木は接近してのボディとショートのアッパー。近付きたい鈴木と離れて戦いたい増井という図式に。増井はブロックを固めて前に出てくる増井に、ガードを突き破るような左ストレートを突き刺した。
2R、間に出て距離を詰める鈴木が右ストレート、右フックをヒットさせて増井をグラつかせる場面もあったが、手数がほとんで出ず。逆に増井は左ミドルを蹴り、近付いてくる鈴木に左ストレートを打つ。
3R、増井は鈴木の先手を打つようにパンチを打ち、蹴る。鈴木も接近してショートのフックを繰り出すが手数が少ない。中盤からは両者ホールディングが多くなり、鈴木はますます手が出なくなる。
判定は3-0で増井の勝利となった。
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▼プレリミナリーファイト第2試合 Krushスーパー・フェザー級 3分3R〇赤田功輝(ALONZA ABLAZE)KO 3R 1分35秒 ※左ローキック×松本和樹(T-GYM)
1R開始すぐ、ファーストコンタクトで放ったサウスポーの赤田の左ストレートに松本はダウン。一気に仕留めにかかる赤田だが、今度は松本が左フックでダウンを奪い返す。その後は赤田がダメージを感じさせながらも前へ出て左ローを蹴っていく。
2R、赤田は左ストレート、左ロー、ヒザを的確に決めていく。松本も左右ボディや右ストレート、右ローを返すが、赤田の的確な攻撃をもらい続け、左ローでは身体が大きく傾く。
3Rも赤田の左ローに身体がもっていかれる松本。赤田は左ストレートを狙いつつ左ローを蹴っていき、ついに松本が左ローでダウン。立ち上がるも再び赤田が左ローを蹴っていき、2度目のダウンでレフェリーがストップした。
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▼プレリミナリーファイト第1試合 Krushフェザー級 3分3R〇天野颯大(キング・ムエ/K-1甲子園2021 -60kg王者)判定2-0 ※29-28×2、28-28×啓斗(team ALL-WIN/第31回K-1アマチュア チャレンジAクラス -60kg優勝)
1R、パンチ主体の天野は綺麗なワンツーを序盤からヒットさせていき、ワンツーからの右フックでダウンを奪う。仕留めに行く天野だが啓斗も左右フックと左ボディで反撃。天野は攻め疲れも見えた。
2R、前に出る啓斗が左右フックで前に出て右ストレートをヒット。天野は右カーフと左ミドルで応戦し、疲労の色が見えるがステップは止めない。啓斗の連打をもらって危うい場面もあった天野だがボディへヒザを突き刺す。
3Rも攻めるのは啓斗。天野はジャブ、ワンツーを当てては頭を振り、ステップで回り込んで啓斗の反撃をかわしていく。それでも啓斗の左フック、右ストレートを被弾する場面もあったがダウンを奪った天野が啓斗を振り切った。