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【Krush】王座挑戦の中野滉太、前日にOPBF挑戦の先輩・武居由樹に「ベルトを巻いてもらって、自分もベルトを巻くっていうのが最高の流れ」

2022/08/25 14:08
【Krush】王座挑戦の中野滉太、前日にOPBF挑戦の先輩・武居由樹に「ベルトを巻いてもらって、自分もベルトを巻くっていうのが最高の流れ」

「1発で倒す技術を見てもらえれば」とKOする自信たっぷりな中野(C)K-1

 2022年8月27日(土)東京・後楽園ホール『Krush.140』にて、Krushウェルター級タイトルマッチ3分3R延長1Rで王者・寧仁太・アリ(K-1ジム総本部チームペガサス)に挑戦する中野滉太(POWER OF DREAM)が公開練習を行った。


 中野は今年2月のK-1東京体育館大会で元Krushウェルター級王者の山際和希を撃破。これがウェルター級転向第1戦だったが、「新しいフィジカルトレーニングも入れて、前回よりも一段とパワーもついたし、今回はしっかりした状態で臨めるんじゃないかなと思います」と、階級アップの手応えも掴めた試合だったようだ。

 2年前のスーパー・ライト級時代に佐々木大蔵の王座に挑戦したことがあったが、その時に計量失敗という苦い経験もした。しかし、今回は1階級上げて、その手応えも掴めたウェルター級での挑戦だ。「今回はしっかり万全の状態にコンディションを整えて、挑戦者らしい試合を見せればいいかなと思います」と、適正な階級での挑戦に意気込んでいる。

 王者の寧仁太に関しては、蹴りが多彩でリーチがあるというイメージを持っているそうだが「倒している試合を何試合か見たいんですけど、凄い綺麗な飛びヒザだったり、蹴りも多彩なので、面白い試合になるんじゃないかなと思いますね」と、パンチが得意な自分と噛み合う試合になるのではないかと睨んでいる。


「今回の試合に関しては何が当たっても倒せるような技を作ってきているので、その1発で倒す技術を見てもらえればなと思います」とKOする自信もたっぷりだ。

 Krushを主戦場に戦ってきた中野にとって、「常にKrushのベルトは視野に入れていたし、ここからまた新たなスタートを切れるように、しっかりこのベルトは獲りたいと思います」と、そのベルトは喉から手が出るほど欲しい代物だ。そして、何よりも所属ジムのPOWER OF DREAMにとっては、『Krush.140』前日の26日と大会当日の27日は特別な2日間となる。

 前日の26日には同じ後楽園ホールで、ボクシングに転向した元K-1スーパー・バンタム級王者の武居由樹が東洋太平洋王座に挑戦。そして、中野がタイトルマッチを行なう『Krush.140』では、ジムの先輩である岩尾力が大きな交通事故を乗り越えて、約4年半ぶりの復帰戦を行なう。


 この2日間について、「これも何かの縁」と語る中野。武居も岩尾もPOWER OF DREAMの初期メンバーであり、子供の頃から苦楽を共にしてきた先輩たちだ。

「Krushに関しては力くんと2人で盛り上げられたらなと思っているし、2人で絶対に勝ちたいし、由樹くんにしっかりと前日にベルトを巻いてもらって、自分もベルトを巻くっていうのが最高の流れ。みんなで絶対に勝って、みんなで喜びたいなと思います」と、全員で勝利し、ジムの仲間たちと喜びを分かち合うのが中野の理想。

「8月最後ということで夏らしくしっかりぶっ倒して、チャンピオンになりたいと思うので、皆さんも応援よろしくお願いします」。POWER OF DREAM祭りの大トリをKO勝利&王座戴冠で締めくくることを誓った。

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