2022年11月18日(日本時間19日)に「Bellator 288: Pitbull vs. Nurmagomedov」が開催され、「Bellator世界ライト級選手権試合」として、王者パトリッキー・ピットブル・フレイレ(ブラジル)と、挑戦者ウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)が対戦することが、海外複数のサイトが報道。本誌でも情報を確認した。
▼Bellator世界ライト級選手権試合 5分5Rパトリッキー・ピットブル・フレイレ(ブラジル)王者・24勝10敗ウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)挑戦者・1位・15勝0敗
36歳のライト級王者パトリッキーは、現Bellator世界フェザー級王者で実弟のパトリシオと兄弟でベルトを巻いている。
パトリッキーは、2021年11月の「Bellator 270」で、パトリシオがフェザー級王座奪還とAJ・マッキーへのリベンジに専念するために返上したライト級王座を、ピーター・クイリー(アイルランド)と争い、左右フック連打で2RTKO勝ち。その半年前にガードからのヒジ打ちによるカットでドクターストップとなっていたクイリーとの初戦のリベンジを果たし、王座獲得に成功した。
24歳のウスマンは、元UFC世界ライト級王者のハビブ・ヌルマゴメドフの従兄弟。2017年にプロデビューし15勝無敗で、うちフィニッシュの数は何と13(8KO・5一本)。2021年7月にルイス・マニー・ムロをボディへのヒザ蹴りで1R TKOに下すと、2021年10月のパトリック・ピエティラ戦もリアネイキドチョークで1R 一本勝ち。
2022年7月の「Bellator283」では同級8位のクリス・ゴンザレスも1R、ニンジャチョークで極め、3試合連続の1Rフィニッシュをマークしている。
7月大会ではライト級王座戦に出場予定だったパトリッキーが負傷欠場。代わりに、元RIZIN同級GP覇者のトフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)が、当時同級1位だったシドニー・アウトローと対戦し、1R わずか27秒でTKO勝ち。いきなり2位にランクインし、王者パトリッキーへの挑戦を表明していたが、今回の挑戦者はBellatorで4連勝と実績がある1位のウスマンとなった。
現時点で同大会の開催会場は発表されておらず、ウスマンは、8月6日にSNSに「Bellatorチャンピオンになるのが待ち切れない。機会をくれて本当に感謝しています」と記し、8月9日には王座戦にサインしたことを示唆するツイートを投稿している。
パトリッキーは初防衛に成功するか、それともウスマンが無敗のまま第10代王座につくか。