「ロッキー」を5R、鼓舞し続けたセコンド
Can’t get enough of the Leon content today. Tremendous all around. pic.twitter.com/QUVraGpmhd
— Ariel Helwani (@arielhelwani) August 21, 2022
アンダードッグからの大逆転劇を成し遂げたレオン“ロッキー”エドワーズ。その勝利を支えたセコンドの叱咤にも注目が集まっている。
コーナーマンとしてついたデイブ・ラヴェルは、ウスマンに取り返された2R終了後に、「頑張れ、負けるな、レオン。いまで1対1だ。行くぞ。あいつに屈するな」とゲキを飛ばすと、3R終了後に立ったままケージに両手を置くエドワーズに、「座れ、座るんだ。聞け! もっと泥臭く戦え。2つラウンドを落としたぞ。ヤツに支配されすぎだ。もっと手を出せ」と送り出し、4R終了後には、椅子に座り下を向いているエドワーズに、「聞け、お前、何を落ち込んでるんだ。どうした? 負けるなよ。火事場のクソ力を出してみろ! カモン、レオン、さあ、行け!」と、エドワーズの尻を叩き、鼓舞している。
A Nigerian nightmare courtesy of @Leon_EdwardsMMA 💥 #UFC278 pic.twitter.com/M8pTzpG2Pf
— UFC (@ufc) August 21, 2022
そして、フィニッシュの直前、エドワーズの得意技を「ヘッドキック、レオン!」とコーナーマンが叫んだ瞬間、左の蹴りがウスマンの頭を打ち抜いている。
ウスマン「立ち上がり復讐を果たす」
ウスマンはUFC初黒星。UFCでの連勝も「15」でストップし、アンデウシン・シウバの記録に並ぶことはできなかった。
試合翌日、前王者は、SNSで「チャンピオンも時には失敗する……だけど、俺たちは立ち上がり復讐を果たすよ! くそっ、俺はこのスポーツが大好きだ! いろんなことが起こるけど……神に感謝し俺たちは動く。おめでとう、レオン・エドワード」「すべてのサポートに本当に圧倒されているよ。俺は大丈夫、ちょうどいいところに当たってしまっただけで、こういうことは起こるものだ。俺たちはそこから学び、偉大さが必要とすることをするのみさ」と、悔しさとともに、リヴェンジに向けて気持ちを切り替えていることを記している。
Damn I love this sport!!! Things happen but… Alhamdulillah we move!! 👊🏿🌍🤴🏿 congratulations @Leon_edwardsmma
— KAMARU USMAN (@USMAN84kg) August 21, 2022
ウスマンと同じマネージメントで、ともに練習もしていた元パウンド・フォー・パウンド1位のハビブ・ヌルマゴメドフは、ウスマンの王座陥落について、「翌朝にUFCを見て、正直言うと驚いたよ。少し動揺したと言っていい。俺とカマルには深い友情があるからね。それに、もちろん現時点で世界最高のファイターが、残り50秒しか残ってないのに、あんな酷いKO負けするのを見るのは辛い。一瞬、すべてがうまくいかなかった。彼は手を間違った場所に置いた。適切な防御が行われていない場合、視界が消える可能性がある。ロッカールームで目覚めれば、それで終わりだ」と、勝利目前でのKO負けにショックを隠せず。
The kick heard 'round the world 🌎
— UFC (@ufc) August 21, 2022
[ @Leon_EdwardsMMA | #UFC278 ] pic.twitter.com/GfmX7pBnj6
続けて、「俺はもうトリロジー(3戦目)が組まれている方向にあると知っている。ウスマンがエドワーズに勝てると信じている。ただ、あのようなKOから立ち直れない選手もたくさんいるから、どうなるか見るのは興味深いね。これで彼らは1勝1敗だし、俺はトリロジーが見たい」と、ラバーマッチが組まれる可能性を示唆した。