大会前日に計量が行われ、前日のプレスカンファレンスに続いてブアカーオと三浦が顔を合わせた（C）RWS
2022年8月19日（金）にタイ・ラジャダムナンスタジアムで行われる『Ratchadamnoen World Series』のメインイベントにて、ブアカーオ・バンチャメーク（＝以前はポー.プラムック／タイ）と三浦孝太（BRAVE GYM）が「エキシビションキックボクシングマッチ特別試合」で対戦する。
18日朝には計量が行われ、両者とも「適正な体重」だったためエキシビションマッチへの準備が整った（タイでのムエタイの試合は試合当日朝計量だが、RWSは試合前日計量）。計量後には両者が向かい合ってのフェイスオフも。なお、エキシビションマッチのため両選手の体重は公表されなかった。
前日に行われたプレスカンファレンスで、三浦は「この素晴らしい舞台と、ブアカーオ選手と同じリングに立てるということで凄く嬉しい気持ちでいっぱいです」とコメント。
今回の経験はMMAにどのように活きると思うかと質問されると「ブアカーオ選手のようなレジェンドと同じリングに立てるだけでも何か吸収できるものがあると思いますし、MMAの中でもムエタイの技術は凄い必要なものなので全部吸収できたらな、と思います」と答え、「父親もブアカーオ選手のことをもちろん知っていますし、父親もブアカーオ選手のようなスーパースターとリングに上げさせてもらう以上は自分の出来る範囲のことを見せてたくさんのことを教えてもらって来なさい、という風に言われているので、父親からはブアカーオ選手からいろいろなことを、プロとしての在り方だったりとか、もちろん格闘技の技術も含めていろいろなものを吸収してこいと言われました」と、父・三浦知良からも“学んで来い”と言われたと明かした。
「初めてのキックボクシングなので少し緊張もしているんですけれど、リングでこのような素晴らしい選手とエキシビションが出来る機会はもうないと思うので、凄い楽しみな気持ちです」と心境を話し、最初にこの話を聞いた時は「凄いビックリ。本当にビックリしてフェイクニュースなのかなと思いました(笑)。本当なのかって」と思ったという。
タイでの人気が凄いことを告げられると「こっちに来て自分のファンの方に会う機会は初めてなので、国が違うにも関わらず自分を応援してくれる人に見てよかったなと思ってもらいたいですし、まだ自分のことを知らない人にも自分を応援したいなと思ってもらえるように頑張りたいと思います」と言い、ファンへのメッセージを求められると「19日にブアカーオ選手とエキシビションをやらせてもらうので、ぜひ試合を見て自分のInstagramのフォローをよろしくお願いします」と答えた。さらに、タイのファンからどう応援されたいかと聞かれると「“孝太、頑張って”と日本語で言って欲しいです」とリクエスト。
また、格闘技でも父のように前へ進んで攻撃するスタイルですかとの質問には「そうですね。今回はエキシビションマッチなのでちょっと変わって来ますけれど、普段の試合の時は自分からどんどん攻撃して少しでも面白い試合をしたいと常に思っていますね」と答えると、「自分がキックボクシングの技術をどう見せようとしてもブアカーオ選手の技術には全く敵わないと思うので、自分はパンチが得意なのでパンチは少し見せたいなと思っているんですけれど、ブアカーオ選手の技術を少しでも自分の技術として吸収できたらなという感じです」と、パンチを見せたいと語った。
