BreakingDownの今後について語る朝倉未来
2022年8月16日に都内で開催された『BreakingDown5.5』の大会終了後、スペシャルアドバイザーの朝倉未来(トライフォース赤坂)が囲み取材を行った。
朝倉はフィリピンでボクシングの指導も受けたマニー・パッキャオともBreakingDownの話をしたのかと問われ、「パッキャオとはそこまで話はしてないです」としたが、「日本のプロ格闘家の選手もBreakingDownを利用してもらいたいというのが僕の本心。なんだかんだ言っても格闘家の価値ってどれだけのお客さんに見たいと思われるかだから、自分の主戦場としている団体があると思うんですけれど、BreakingDownを1回利用して自分の存在を知ってもらってまた元の舞台に戻っていくみたいなことでBreakingDownを全然利用してもらいたいなって思います」と、プロ格闘家に名前を売るために利用してもらいたいと答えた。
どんな選手に出てきてもらいたいかは具体的な名前は上げなかったものの、「打たれ強くて回転が早い人ですね」とタイプを例に出した。
9月25日の『超RIZIN』で決まっているフロイド・メイウェザー・ジュニア戦へ向けて、何かヒントを得られたかとの質問には「(BreakingDownは)選手目線で見てないですね。経営者目線で見ているので。そこまで得たことはないです」と笑った。
榊原信行RIZIN CEOが「BreakingDownには学ぶべきことがある」と発言したことについては、「相変わらず頭の柔らかい方って印象です。僕は良好な関係なので、メイウェザー戦のことも含めて連絡を取り合っていますが、BreakingDownと提携しても面白いみたいな話はしていました」という話があったことを明かす。
BreakingDownのYUGOオーガナイザーも「大人な方だなと。言いたくても言いづらい環境があると思うんですけれど。僕らも対抗したいとか、敵対心むき出しにやってるわけじゃない。むしろこれをきっかけで格闘技を見たとか始めたとかいう人が増えていけるような土台を作っていくのが初めのコンセプトのひとつなので、それが形になっているかなと思っています。手を取り合えるところは取り合っていきたいと思いますし、RIZINさんと協力できることがあれば。もちろん経験値は向こうの方が上なのでいろいろご教授いただければと思います」と、RIZINと友好的な関係を築いていきたいとした。
また、朝倉のYouTubeにて明らかとなったパッキャオのトレーナーであるブブイトレーナーが9月から2週間、日本に来て指導するとの話については「もしかしたら呼ぶかもしれないですが、メイウェザー戦に関するプロモーションでいろいろ予定があるので、まるっきり2週間空けられるか分からない」と、まだ決定した話ではないと話した。