計量をパスして安堵の笑みを浮かべる那須川
2019年6月22日（土）『1000万円シリーズスペシャルマッチ 那須川天心vs亀田興毅』（AbemaTV）で、RISE世界フェザー級王者・那須川天心（TARGET/Cygames）がプロボクシング世界三階級制覇・亀田興毅とAbemaボクシングルールで対戦する。
その公開計量＆前日記者会見が21日（金）正午より都内にて行われた。契約体重は両者協議・同意の上で58.50kgに決定。亀田は最初の計量で58.60と100グラムオーバーだったが、その場で下着を脱いでの再計量を行って58.45kgでパス。那須川も同じ58.45kgでパスした。対戦ルールは試合当日の発表となる。
計量を終えて会見に臨んだ那須川は「しっかりパスできてよかった。亀田選手もコンディションはよさそうなので楽しみです」と安堵し、「自分の中では特別な試合になりますが、メインは7月の試合（7月21日エディオンアリーナ大阪で行われるRISE世界トーナメント準決勝）なので、ここで落とせないのがひとつある。今回の試合のためにいろいろなことを用意してきたので、自分の実力が分かると思いますね。通用するかしないかは明日にならないと分かりませんが、自分は変な自信を持っているし、まだ若いので思い切り行くだけかなと思っています」と、本職であるRISEの試合へ向けて自分の実力を試したいという。
もし亀田がKO勝ちした場合、1000万円がAbemaTVから送られることになるが、那須川は「1000万円を守る気は一切ないので、守ってつまらない試合をするつもりはない。始めから盛り上げて面白い試合をしようと思っています。亀田選手となら面白い試合ができると思います。今後の格闘技界にも亀田選手との試合が歴史に残るというか、今後の格闘技界、キックボクシングでもボクシングでも全てに関わる人たちにこういう試合があったと、後に語り継がれる試合をしたいと思います」と、守るような試合はしないと断言する。
試合については「倒すための練習をしてきたのでいけると思います。とにかく全力で行くというテーマがある。今まで見せていない技術、パンチだけの試合になるとパンチの種類も増えますし、パターンも変えていかないと当たらない。それが当たれば。普通のボクサーにはないパンチも自分は持っていると思うので、それも当てられたら」と、持てるパンチの技術全てを使って倒しに行くとした。
昨日には、視聴者予想で亀田有利の声が多いとの結果が出たが「周りが思っているのと自分が思っているのは違います。自分は自分を信じて戦いたいと思います」と気にしない。
そして「今後の格闘技界を背負っていく以上にここでつまずいていられない。亀田選手は世代交代させないつもりでいると思いますが、自分はしないといけないと思いますし、こんなところでつまずいていてもダメだと思う。自分の今後がどうなるか分かる試合になると思う。ここでしっかり決着をつけて、那須川天心は強いなってだけの印象で終わらせたいと思います」と、圧勝したいと語った。
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