SBに2度目の参戦を果たす小笠原。8月にKNOCK OUTのビッグマッチを控えており、勝利で弾みをつけたいところだ
2019年6月23日(日)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2019 act.3』の第7試合で、SB日本スーパーバンタム級1位・笠原友希(シーザージム)と対戦するWPMF世界スーパーバンタム級&ISKA K-1ルール世界バンタム級王者・小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)。
レベルスやKNOCK OUTのトップで活躍してきた小笠原は前回大会でのシュートボクシングvsレベルス対抗戦でSBのリングに初出場。以前からSB参戦を熱望していたというだけあって、SBの象徴であるロングスパッツを着用してSB日本スーパーバンタム級王者・植山征紀との試合に臨むと、得意のローだけでなく積極的に投げ技、立ち関節技も狙いSBルールへの対応力も見せてフルマークの判定勝ちを収めた。
今大会では現役高校生ながらハイレベルなテクニックを持ち、シーザー武志会長をして「天才」と言わしめた17歳の笠原と対戦する。
前回は小笠原兄と笠原兄の兄対決で笠原兄が勝ち、今回は弟対決なのでしっかり勝つ
――4月大会に続いてSB連続参戦が決まりました。
「前回の試合が終わった後の会場でシーザー武志会長、森谷吉博・統括本部長にご挨拶した時に『じゃあ次回もよろしくね』と言われたので冗談かと思っていたんです。6月9日に後楽園ホールで行われたREBELSの出場予定選手として既に発表されていたので、その時は断ったのですが、まさかのSB連続参戦が決まってビックリしました(笑)。また、あのロングスパッツを履いて戦えると思うと楽しみです」
――前回インタビューした時に、SBのリングに上がることに憧れていたということでしたが、実際に試合をしてどうでした?
「僕が主戦場にしてきたREBELSやKNOCK OUTとは全然違う雰囲気があり、ロングスパッツを履いて戦うことにも憧れていたので、その夢も叶ってテンションが上がりましたね」
――那須川天心に続く日本軽量級のトップ選手の一人である、小笠原選手がSB初参戦でロングスパッツを履いていたのはインパクト大でした。
「僕、似合ってましたよね? 周りからの反応も良くてロングパンツは似合うんだなと。慣れているキックパンツの方が動きやすいかもしれませんが、ロングスパッツは2度目の着用なので前回以上の動きが出来そうです」
――前回はSBとの団体対抗戦のメンバーの一人に選ばれて出場しましたが、団体の看板を背負って戦う気持ちはどうでした?
「対抗戦ということで会場は凄く盛り上がってましたよね。UMAさんが勝ってお兄ちゃん(小笠原裕典)が負けて1勝1敗の流れで僕の出番が来たので絶対に負けられませんでした。会場はREBELSの応援団とSBの応援団で凄く盛り上がっていて、団体の看板を背負って戦うということでモチベーションが高くなりましたし、勝つことしか考えていませんでした」
――対戦した現SBチャンピオンの植山選手の印象を教えて下さい。
「どうしても倒して勝ちたかったのですが、さすがチャンピオンだけあって、タフで気持ちが凄く強かったですね。向こうも意地を見せて倒れなかったので、自分の反省点がたくさん見えた試合でした」
――何度かSBルールでも認められる投げ技にもトライされてましたよね。
「僕は元々MMAをやっていたことがあり、絞め技、投げ技を練習していた時期があります。前回はあそこで綺麗に投げることが出来なかったのでSBルールの難しさを感じつつ、綺麗に投げることの出来るシュートボクサーに対してリスペクトの気持ちを持ちました。今回も投げる展開があればチャレンジしたいのですが、前回は投げに固執しすぎてしまったので今回は自分のやるべきことをやるだけです。本来なら3分3R以内に植山選手を倒すことは出来たのですが、逆に投げ技に時間を使いすぎてしまったのが反省点です」
――今回対戦する笠原選手に対してはどのような印象がありますか。
「前回、植山選手との試合が決まった時に植山選手の映像をチェックしたら笠原選手との試合でした。その時は彼とは戦うとは思っていませんでしたが、長身で手足が長く、若さなりの勢い、テクニックがある選手かなと。前回は小笠原兄と笠原兄の兄対決で笠原兄が勝ち、今回は弟対決なのでしっかり勝つだけです」
――笠原選手は2017年にプロデビューし今回がプロ13戦目です。かなりキャリア差のある選手との対戦になりました。
「僕は8月のKING OF KNOCK OUT初代スーパーバンタム級1DAYトーナメント出場という大きな試合が決まっているので、今回もテーマは圧勝。勝って当然の試合として捉えています」
――ファンにメッセージをお願いします。
「僕のスパッツ姿を楽しみにしていて下さい。あと、豪快なフィニッシュ技を見せてSBファンにインパクトを与えて、小笠原瑛作を覚えて帰ってもらいたいと思います」