初防衛戦の江川(左)と挑戦者TETSU。ともにKO決着を宣言した
2019年6月21日(金)東京・後楽園ホール『K-1 KRUSH FIGHT.102』の公開計量&前日記者会見が、20日(木)都内にて13:00より行われた。
ダブルメインイベント第1試合のK-1 KRUSH FIGHTフェザー級タイトルマッチ3分3R・延長1Rで対戦する、王者・江川優生(POWER OF DREAM)、挑戦者TETSU(月心会チーム侍)は揃って100グラムアンダーの57.4kgで計量をクリアー。
タイトルマッチ調印式を済ませ、会見に臨んだ両者。TETSUは「明日は江川選手に勝つため、ベルトを獲るためにやることはやってきたので全力を出して明日はチャンピオンになりたい」、江川は「練習でやったことを出すだけなので、練習の成果を出してKOで勝ちます」と、それぞれ意気込みを語る。
TETSUは「プロ初のタイトル戦なので緊張していますが、気負わずいつも通り全力を出して戦います」、江川は「防衛戦ですがチャンピオンになってそんなに経っていないので、防衛というより獲りに行く気持ちで一生懸命に頑張ります」と、緊張しているTETSUとは対照的に冷静な江川。
公式サイトで行われている勝敗予想では不利と予想されているTETSUだが「今回そんなことは気にしていなくて、不利は分かっていたが気にしないで、自分を信じてくれる皆さんのために勝とうと思っています」と、強い気持ちを持っている。
「とにかくベルトが欲しい。挫けそうになった時もベルトのことを考えて頑張れました」と言い、目の前に置かれているベルトを見て「想像していたのとは違いますね。大きくてカッコいいです」と目を輝かせる。
江川は「自分はもらわずして当てるのが理想。それを貫くだけ。自分がベルトを獲りに行く時より追い込んできたので自信しかない」と一方的な試合展開にしたいと言い、「ついこの間までそっち側(挑戦者側)にいたので変な感じがする。このベルトは仲間と獲ったので守って持って帰ります。練習がキツすぎて試合どうこうとかのプレッシャーはありません。その成果を試合で自分がどこまで出せるか楽しみです」と、終始落ち着いた様子で自信満々に話した。
そして、TETSUは「まだKRUSHではKOしたことがなくて、今回も判定勝ちかKO負けの予想が多い。でもまだ実力が出せていないと思っているので、KOでベルトを獲りたいです」、江川は「ここ2試合KOが出来ていないので、KOして“江川凄いだろう”と見せつけてやりたいです。ベルトを守り抜いて今大会一の盛り上がりを見せたい」と、ともにKO決着を宣言した。