K-1K-1
K-1
ニュース

【K-1】軍司泰斗、全試合KOでトーナメント制覇宣言「“基礎”から見直して一発で倒せるような練習をしてきた」武尊に代わって「自分がK-1の顔になりたい」

2022/08/04 18:08
 2022年8月11日(木・祝)福岡国際センターで開催される『ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2022 JAPAN』にて、「K-1 WORLD GP 2022 K-1フェザー級世界最強決定トーナメント」に出場するK-1 WORLD GPフェザー級王者・軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス)が4日(木)都内所属ジムにて公開練習を行った。  軍司は梶原龍児代表が持つミットでパンチのみを披露。得意の右ストレート、左ボディを中心にコンビネーションを回転させた。 「コンディションは2カ月前から減量も含めて調整していたので、あとは体重を落とすだけ。順調です」と、準備は万端だとする軍司。  今回のトーナメントの話を聞いた時は「率直な感想は悔しいし、逆にとらえればチャンスかなと思いました」と複雑な心境だったようだ。その理由は「自分の実力不足も感じたし、タイトルの防衛戦もしていないのにトーナメントだったので、その意味も含めて悔しいかな」と、自分がまだ絶対的な王者として認められていないのではないかと捉えたという。  しかし「圧倒的に勝てば相手がいないことが証明出来て、自分が王者にふさわしいと思わせる試合ができるかな」と、このトーナメントで自分が絶対的な王者であることを証明してみせると断言。  トーナメントは日本人選手5名、外国人選手3名のワンデーで優勝が争われる。「日本人はみんなやったことありますし、全員に勝っているので外国人選手とやりたいので勝って上がってきてもらえたらなと思っています。でも正直、誰が上がって来るか分からないトーナメントなので、それも含めて楽しみです」と外国人選手と戦いたいが誰が上がって来るかは予想しにくいとするが、「誰が上がってきても倒せるようにしてきているので、僕が全試合倒せる試合になるかなと予想しています」と、目指すは全試合KO制覇だ。  その理由は「判定決着になるとまた『どうかな?』と思われてしまうので、しっかり圧倒的に3試合KOで勝って“絶対王者”の形を作っていきたい」と、誰にも文句を言わせない形にしたいからだと答えた。  もちろん最悪のパターンも想定していると言い、「全試合延長になれば12R。それも想定して練習に含めて体力も強化しているので、そういった部分でも延長になっても勝てる」準備をしている。  1回戦で対戦する初来日のWGP Kickboxing -60kg王者ファク・スアレス(アルゼンチン)については「凄いガンガン来てパンチが得意な選手だと思いました」と評するが、「イメージは完璧かな。1回戦だけじゃなく全員の動画を見て研究しているので」と、全員と対戦するイメージはすでに出来ているとした。 「時期が時期なので暑い日のトーナメントは一番厳しい。体力と気合いが一番だと思っているので、体力面も鍛えています。トーナメントが決まってからの練習は体力もパワーもテクニックも全部踏まえての練習をしてきたので、あとは試合で出すだけですね」と抜かりはない。  今回のトーナメントへ向けて、練習の中で自分が強くなったと自覚したことはあったかとの質問には「スパーリングでもそうだし、トーナメントが決まる前の4月から、基礎を大事にしてきたのでそういった部分でも地道な作業でしたが強くなれたと思います」と、“基礎”を見直したのだという。 「“倒せない”と試合の中で思っていたので、倒せる武器を作りたいと思って基礎からやり始めたんです」と基礎から見直すことで武器を磨いてきたと明かす。  特に工夫したのは「自分はパンチが得意なのでテクニックもそうなんですが、力ずくで打ってるようなイメージで何発も当てて倒すようなパターンだったので、一発で倒せるような練習をしてきました」と、“一撃”で倒せるようなパンチを磨いてきた。 「パンチで言えば、ほぼほぼ全部のパンチで倒せるようにしてきているので、何が当たるかは試合をやってみて、その中で工夫して倒せると思います」と全てのパンチに自信があるが、「一番自信があるのは右ストレート。それと昔から得意の左ボディも練習しています。どっちかで倒せるんじゃないですかね」と自信を見せた。 「武尊選手が休養してしばらく離れるということだったので、僕たち若い世代が活躍していってその中で自分がK-1の顔になりたい」と、武尊に代わってK-1を引っ張って行きたいとのエースの自覚が芽生えたという軍司。 「このトーナメントで圧倒的に勝ったとしたら、次はもっと強い相手を望んで、K-1の顏になっていきたい。もっと高みを目指していきたいです」と言い、「僕はK-1王者だし、目指すのは絶対王者。だから勝つのが前提だと思っています。その中でどんな試合内容を見せられるかというのが問われていると思っています」と、勝つのは当たり前でいい試合を見せることが自分の役割だと語った。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント