2019年6月21日(金)東京・後楽園ホール『K-1 KRUSH FIGHT.102』の公開計量&前日記者会見が、20日(木)都内にて13:00より行われた。
ダブルメインイベント第2試合のK-1 KRUSH FIGHTスーパー・ウェルター級タイトルマッチ3分3R・延長1Rで対戦する王者ジョーダン・ピケオー(オランダ/マイクスジム)は500グラムアンダーの69.5kg、挑戦者・神保克哉(K-1ジム目黒TEAM TIGER)は100グラムアンダーの69.9kgでそれぞれ計量をクリアー。
2015年5月に初来日して以来、vs日本人無敗の王者ピケオーは今回が5度目の防衛戦。自身が持つKRUSHタイトル最多防衛記録を更新する戦いに臨む。
タイトルマッチ調印式を終えたピケオーは「コンディションはいいので明日の試合を早くやりたくてたまらない」と戦いが待ち遠しい様子で、神保の印象を聞かれると「特に何かあるわけでもなく、ほかの選手と変わらない。明日どういう試合になるか楽しみにしましょう」と、余裕の笑顔を浮かべて答えた。
対する神保は「周りにどう言われていようと、自分なりに倒しに行きたいと思います」と、不利の予想は承知。ピケオーを見て「相変わらず強そうなのでちょっと興奮しています」と言い、「覚悟も何も変わらず“特攻”で行きます」と自身の試合のテーマである“特攻”を改めて宣言した。
ピケオーは昨日行われた公開練習に続いて笑顔を絶やさない。そのことについて聞かれると「自分は常にリラックスしているからね。神保は倒すと言っているが、明日どっちが倒れるか楽しみだ。自分は相手を倒すまで笑い続けているよ」と答えた。
神保は「今回相手がピケオーなので、ちょっと外国人が多い酒場で酒を飲んできました」と、外国人に慣れるために酒場に行ったと独自の特訓をしてきたと明かし、「明日見とけよ、と思う。確実にKO決着で挑みます」と不利の予想を覆すKOで王座を奪取すると言い放つ。
神保の特攻服について聞かれたピケオーは「神保が何を着てようが気にしていないよ。なんなら明日、神保がドレスを着てきても驚かない。それよりも明日の戦いは、彼の宣言通り前へ出て好戦的に向かって来ることを望んでいる。そこで倒すのは自分だ」と、興味がない様子でそれよりも前へ出てこいと挑発。
それを聞いた神保は「行く」と断言。さらに「この特攻服は日本の文化。ピケオーはまだ分かっていない」と特攻服に対するプライドを見せ「さあ、明日はどうなるかお楽しみに」とニヤリ。
ピケオーは「神保の特攻服が日本では意味があることは知っているし、それには敬意を表している」と真剣な表情で語ると、「しかし、リング上で自分のスピリットを見せて勝ち、またベルトを巻きたいと思う」と神保の特攻精神を自分のスピリットで跳ね返すと語った。