K-1王者としてK-1での試合は初となる金子。初の国際戦で豪快KOを見せることが出来るか
2022年9月11日(日)横浜アリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~よこはまつり~』の、対戦カード第3弾発表記者会見が8月3日(水)都内にて行われた。
スーパーファイトの-56kg契約3分3R延長1Rで、K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者の金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)がジョーダン・スウィントン(イギリス/Look Borai)と対戦する。
金子は第2回K-1アマチュア全日本大会チャレンジAクラス-55kgで優勝し、2006年9月にKrushでプロデビュー。無敗のまま6戦目で軍司泰斗を破りKrushバンタム級王座を奪取、第3代王座に就いた。卓越したテクニックと攻撃力で9連勝を飾っていたが、2020年3月に玖村将史に判定で敗れ初黒星。
2021年3月に1年ぶりの復帰を果たすと鬼山桃太朗にTKO勝ち、9月は晃貴に初回KO勝ちと連続KO勝利。今年2月の「K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」では黒田勇斗にKO勝ち、璃明武にKO勝ち、玖村将史に判定勝ちしてK-1王座に就いた。6月の『THE MATCH 2022』ではRISE王者・鈴木真彦に判定負けを喫しており、今回が再起戦。戦績は14勝(8KO)2敗。
21歳のスウィントンはムエタイルールを中心に戦い、戦績は10勝(4KO)3敗の新鋭。荒々しいパンチとローキックで突進するファイトスタイルを信条としているという。中村拓己K-1プロデューサーは「スタイル的に金子選手と噛み合うタイプ」と評した。
金子は「K-1ファンの皆さん、6月に負けてしまって本当に申し訳ないと思っています。K-1の王者としてまだふさわしいところを見せられていないので、そこをもっと見せられたらと思います」と、王者としての真価を見せたいと意気込む。
スウィントンの印象は「ガンガン前へ出て来て噛み合うかなと思っています」とし、「外国人選手は初めてなので、どんな感じなのかなって楽しみなのがあります」とする。フィジカルについては「やったことがないのでやってみてって感じですね。パワー負けしないように頑張ります」と、やってみないと分からないと答えた。
『THE MATCH 2022』で他団体王者との戦いを経験して、「ああいう大舞台で出来たのは経験ですし、もっともっと地力をつけないといけないなって思いました。そういうものが経験として得られたかなと思います。本番の日にしっかり自分のパフォーマンスを持っていく能力が必要だと思ったのと、地力をつけないとって思いました」と、得るものがあったとする。
同じ大会には2月のトーナメント決勝戦を争った玖村将史も出場する。意識するかと聞かれると「2月にいい試合をして(6月は)自分が負けてしまったので、自分の方がいい試合をすると思っています」とした。
K-1王者として「そこは前から変わらずKOを見せたいと思っているし、ガッカリさせたりファンの期待を裏切ったのでコツコツやっていこうかなと思っています」と、KOを見せたいというのと信用を取り戻したいという。
そして今回のテーマを聞かれると「相手がイギリス人ということで…イギリスって感じです(笑)」と謎の言葉を残した。
なお、スウィントンからは「K-1という最高の舞台で戦うことが出来て嬉しい。金子とは激しい打ち合いになると思っている。この試合で自分の名前を日本のファンに覚えてもらいたい」とのコメントが寄せられた。