タイトルを奪われた因縁の地・福岡で強いところを見せたいというゴンナパー(C)K-1
2022年8月11日(木・祝)福岡国際センター『ECO信頼サービス株式会社PRESENTS K-1 WORLD GP 2022 JAPAN』にて、スーパーファイトの-63kg契約3分3R延長1Rで岩崎悠斗(PURGE TOKYO)と対戦するゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)が公開練習を行った。
6月の『THE MATCH 2022』では見事なKO勝ちで会場を沸かせたゴンナパー。「あの大会に出場できたことは嬉しかったし、誇りにも思っている。自分自身もいい試合ができて感動したし、会場の雰囲気やすべての面において印象的な大会だったよ。多くの方にファンになったと言ってもらえて、自分のファンが増えたことも実感している」と大会を振り返る。
試合を決めた右フックは、ゴンナパー曰く「ずっと練習でやっていたことが試合で出た。K-1に出るようになってからずっとパンチは練習しているし、最近のK-1の試合を見ているとはフックで終わることが多いから、自分もフックを練習していたんだ。だから練習通りの一発だよ」。
今回は約2カ月弱というインターバルでの試合となるが「3分も戦ってないからマイペンライ(大丈夫)だよ(笑)。逆にいいコンディションで試合を迎えられると思う」と連戦も問題なしだ。
対戦相手の岩﨑は約6年ぶりのKrush参戦となるが、過去に安保瑠輝也や佐々木大蔵にも勝利している実力者。ゴンナパーも「試合映像を見て研究しているけど多彩な技を持っていて、特にパンチはいいものがある。空手出身だと思うけど、ハイキックも出してくる印象だ」と岩﨑のテクニックを認めている。
その一方で「何も問題ないね。他の選手と同じように油断せずに準備するだけだよ」とキッパリ。「(岩﨑の『サクッと勝つ』発言について)選手はみんなそう言うものだし、普通のこと。それを聞いても何も感じないし、岩﨑には試合当日を楽しみにしておけ、と言いたいね。次の試合でも自分の強さを証明したいし、(岩﨑が)自分のことを強い選手と言ってくれていたので、それをリングのうえで教えてあげようと思う」と不敵に笑った。
今大会ではライト級のベルトを争うライバルたちの試合が4試合組まれているが、ゴンナパーは「ライト級で一番強いのは僕だよ」と断言。昨年7月のK-1福岡大会で朝久泰央に敗れてK-1ライト級王座から陥落となったが、「いつになるかは分からないけど、早ければ年内もしくは来年の頭には(朝久から)ベルトを奪還したい。いつでもタイトルに挑む準備はできているし、去年朝久と戦ったときからさらに強くなっているところを見てもらいたいね」と王座奪還への自信を口にする。
さらにゴンナパーは「朝久にリベンジしたい気持ちがある」としたうえで「もしライト級のタイトルマッチが難しければ、スーパー・ライト級(65kg)に挑戦したい気持ちもある。年齢も重ねて減量も幅も増えてきているから、もしチャンスがあるならスーパー・ライト級にも挑戦してみたい」と二階級制覇の野望も口にした。
最後に「8月11日は日本のファン、タイのファン、そして、世界中のファンのみなさん応援お願いします。そして注目していてください。自分はこの1年間でさらに強くなったと思っているので、それを結果で証明します」とファンにメッセージを送った。