「俺、フィジーク選手ちゃうぞ」という平山だが、見事な身体を作ってきた(C)K-1
2022年7月30日(土)東京・後楽園ホールで開催された『Krush.139』の一夜明け会見が、31日(日)都内にて行われた。
第8試合Krushスーパー・ライト級3分3R延長1Rで、川﨑真一朗(月心会ラスカルジム)を3R22秒、右フックでKOした平山迅(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)が出席。前夜の試合を振り返った。
「会場に来てくれたお客さん、画面越しに応援してくれたお客さん、本当にありがとうございました。昨日の試合に関しては不器用同士の男の試合を、Krushらしい試合を見せられたかなと思います」
1年2カ月ぶりの試合となったが「正直なところ、試合の組み立ては(ブランクを)感じましたね。ただリングに上がってみないと分からないというところもありましたし。1R、2R、固さじゃないですけど試合の感覚はまだ戻ってないかな、掴めてないところは正直ありましたね」とブランクの影響を感じたという。
怪我をして引退も頭をよぎったが「むしろ怪我して良かったなと思ってますね。怪我した時、3日後ぐらいから切り替えて。何をせなあかんとか、自分が向き合っていくところを絞り出して。本当に怪我してプラスですよね」と怪我の功名があったとする。
「俺って、1Rからゴリゴリ行くファイターだと思われてたんですよね。でもタイトルマッチの頃から組み立てを意識しすぎてたところがあって、ゴリゴリなファイトのスタートが遅いっていうところがあったんで。そこはちょっと見つめ直さなあかんところかなと。1Rからね、Krushらしい試合を見せていきたい気持ちですよね」と、原点回帰も。
試合の翌日、この一夜明け会見の前に朝7時からウエイトトレーニングをしていたと言い、「勝ったからとか今日は気分がいいからとかじゃなくて、俺は勝っても負けても次の日から出来る範囲のトレーニングをするんですよ。走れるんやったらロードワークするとか、今日は上半身のトレーニングをしてきたんですけど、やらないと気持ち悪い。ホンマ大事なことなんですよ。それが積み重ねなんですよ。俺、不器用なんでね。そうじゃなかったらこの体、作れないですね。よく言われるのが、俺、ファイターですよ。でもツイッターとかで『平山の体を見たい』『計量の時の体を楽しめ』って言われるんです。俺、フィジーク選手ちゃうぞ、と(笑)」と、ファンの反応にやや戸惑いも。
実際にフィジークに挑戦してみては、と言われると「あのね、自分が仕事してるジムにフィジークの選手おるんですよ。全然質が違います。分厚さとボリューム? ただ、絞りは負けませんよ(笑)」と笑った。
そして「自分はホンマに器用な選手じゃないんで。不器用なりにKrushらしい試合で、バチバチいくような試合を。年齢とか関係なく、こだわっていきたいと思うんで。これから、まだまだ平山という選手を注目してほしいなと。本当に応援ありがとうございました」と語った。