▼第9試合 フェザー級(-57.5kg) 3分3R
―安本晴翔(橋本道場/WBCムエタイ日本統一フェザー級王者、KNOCK OUT-REDフェザー級王者)57.40kg
ノーコンテスト
―メールダード・サヤディ(イラン/TEAMOTA/ICF)57.15kg

元KNOCK OUT-REDフェザー級王者・安本が注目の参戦。安本は少年時代からアマチュアで150戦以上を経験し、24冠王に輝くなど活躍。2016年6月に16歳でプロデビューを果たすと、6戦目でREBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王座、2018年12月にはINNOVATIONスーパーバンタム級王座を獲得した。2019年2月にシュートボクシングのリングで迎えた14戦目で初黒星を喫したが、6月のREBELSでは栗秋祥梧を破りKNOCK OUT-REDフェザー級王座を戴冠。そこからの快進撃でKNOCK OUTをホームに活躍し、2021年9月にはNJKFのリングに乗り込み、松本龍斗にTKO勝ちでWBCムエタイ日本統一フェザー級王座も獲得。今年は4月の『藤原祭』でヨーパースーを初回KOし、5月の『NO KICK NO LIFE』でも森井洋介をKOして怒涛の14連勝中。戦績は24勝(14KO)1敗2分。

6月19日に開催された『THE MATCH 2022』のリング上で参戦を表明し、RISEへの登場は2017年9月以来(当時、安本は17歳)実に5年ぶりとなる。

対するメールダードはパンチとヒザを得意とし、イランのアマチュアタイトルを総なめにしている実力者。2020年4月に開幕予定だった『RISE ASIA SERIES 55kgトーナメント』にて1回戦で志朗と対戦予定だったものの、新型コロナウイルスの感染拡大により大会が中止となりRISE参戦自体も延期となっていた。身長179cmとフェザー級としては長身で、戦績は16勝(8KO)3敗。

1R、安本はオーソドックスに構えてジャブと右ロー、サヤディも右ローとジャブを返す。安本は左フックから右ミドル、サウスポーに変えると左の三日月を蹴る。サヤディもサウスポーになると安本はオーソドックスに戻すが、サヤディは伸びるジャブを突き刺す。安本はワンツーをバックステップでかわして右ストレート。安本は右カーフを蹴ってジャブ。鞭のような左ミドル連打、そして左ローを蹴る。安本が左から右フックを打ち下ろすと、右ヒジが頭部に当たったかに見えたがサヤディがダウン。サヤディは立ち上がることが出来ず、1R2分44秒、安本のKO勝ちとなった。


マイクを持った安本は「安本晴翔と言います。今日は応援してくれた人、ありがとうございました。RISEのフェザー級が盛り上がっていないと思うのでもっともっと僕が盛り上げていくので毎試合注目して見ていただけるとありがたいです」と、フェザー級戦線に嵐を巻き起こすと宣言した。なお大会終了後、伊藤隆RISE代表は「映像を見て審議します」と話した。
<追記>興行終了後の審判団のミーティングにおいて、右拳のパンチでは無く、前腕が当たったのではないかとの意見があり、ビデオ検証を行ったところ、有効打である右のパンチからの流れで前腕部分が当たってのダウンが確認された。「このダウンが、パンチのダメージによるものか、前腕部によるダメージによるものかの否かが判断、認識が難しくまた、故意による悪質性は認められませんでしたので、RISEオフィシャルルール第29条【合議による問題処理】の規定により、安本選手のKO勝ちを取消し、ノーコンテストとします」(プレスリリースより)と発表された。
▼第8試合 ヘビー級 3分3R延長1R
〇カリュ・ギブレイン(ブラジル/ブラジリアン・タイ/GLADIATORヘビー級王者)108.95kg
判定3-0 ※30-26×3
×MAX吉田(BLUE DOG GYM/元インターナショナルマーシャルアーツ王者)96.70kg
▼第7試合 -56kg契約 3分3R延長1R
〇大﨑孔稀(OISHI GYM/フェザー級10位)55.95kg
KO 1R 1分35秒 ※3ノックダウン
×Jyosei(誠至会/NJKF日本スーパーバンタム級2位)55.90kg
▼第6試合 ライト級(-63kg) 3分3R延長1R
〇KENTA(HAYATO GYM/同級8位、第4代DEEP☆KICK -63kg王者)63.0kg
判定2-0 ※29-29、30-29×2
×木村“ケルベロス”颯太(心将塾/同級11位、第3代DEEP☆KICK -65kg王者)62.85kg
▼第5試合 スーパーフェザー級(-60kg) 3分3R延長1R
×藤井重綺(Team +1/同級6位)59.95kg
延長R 判定0-3 ※9-10×3
〇奥平将太(FIGHT CLUB 428/Team Bull/同級8位)59.95kg
※本戦の判定は30-30、28-29、29-29。
▼第4試合 スーパーフライ級(?53kg) 3分3R延長1R
〇翼(TARGET/同級11位、第2代ジャパンキックボクシング協会バンタム級王者)52.90kg
TKO 2R 0分31秒 ※レフェリーストップ
×溜田蒼馬(FUTAMI FIGHT CLUB/第2代CMA KAISERバンタム級王者)52.85kg
▼第3試合 フライ級(-51.5kg) 3分3R
×酒井柚樹(TEAM TEPPEN)51.45kg
判定0−3 ※29-30、28-30×2
〇松本天志(HAWK GYM/JAPAN CUP2021 -55kg準優勝)51.45kg
▼第2試合 -62.5kg 3分3R延長1R
×森下祐樹(SUNNY GYM)62.15kg
KO 1R 1分03秒 ※レフェリーストップ
〇田中佑樹(HAWK GYM/King of Rookie 2021 -63kg級優勝)62.45kg
▼第1試合 スーパーフライ級(-53kg)3分3R
〇星 拓海(IDEAL GYM)=52.70 kg
判定 3-0 ※30-28×2、30-27
×小野祥平(TARGET SHIBUYA/JAPAN CUP 2022 -55kg優勝)=52.85kg


