今回もバック宙がバチっと決まったら勝つ
公開練習ではリング上でひたすらバック宙をして煙に巻いた。
前回のグラップリングマッチのコール時にバック宙後、体勢を崩してコーナーまで吹っ飛んだことを反省に、練習では「リング上でお客さんに見てもらうことなので真剣にやらないといけないなと思って、この場を借りて練習させていただきました。寝起き10分です。試合前にやると失敗して怪我をする恐れもあるので、周りから止められたりするんですけど、意地でも決めてやりたい」と、本気なのか、少しでも動きを見せたくなかったのか、真顔で語った。
「前回バック宙を失敗してしまったら、試合よりもそのシーンばかりが取り上げられて、ネットでバズったんですよね。だから、今回はしっかり成功させたいなと思って、失敗しないように練習しました」
太田がリングでバック宙をするようになったのはRIZIN2戦目の久保優太戦から。その後の祖根寿麻戦でもバック宙の成功とともに連勝を飾っており、失敗した前回のタッグマッチがドローに終わったこともあって、太田にとってはバック宙の成功が勝利への第一歩となるようだ。「今回もバチっと決まったら勝つんじゃないですか」とゲンを担ぐ“忍者レスラー”が、元谷戦で“忍者MMAファイター”への進化を遂げるか。