2022年7月30日(土)東京・後楽園ホール『Krush.139』にて、スーパー・ライト級3分3R延長1Rで対戦する平山迅(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)と川﨑真一朗(月心会ラスカルジム)のインタビューが主催者を通じて届いた。
彼に対して思うことは何もない
平山はパンチを武器に真っ向勝負を展開。渡部太基、塚越仁志、牧平圭太、木村“フィリップ”ミノルといった歴代Krush王者たちと拳を交えてきた。2019年4月に大阪から上京してシルバーウルフ所属となり、4月のKrushで竹内悠希にKO勝ち。8月のK-1では山崎秀晃に判定で敗れ、12月のK-1では中野滉太にKO負けして連敗を喫したが、2020年9月の不可思戦では合計3度のダウンを奪って大差の判定勝ちという番狂わせを起こした。2021年5月にはKrushスーパー・ライト級王者・佐々木大蔵に挑戦も、判定で破れ王座奪取ならず。12月のK-1大阪大会は怪我で欠場し、今回が約1年2カ月ぶりの復帰戦となる。戦績は17勝(9KO)17敗3分。
――昨年5月の佐々木大蔵戦以来、約1年2カ月ぶりの試合が決まりました。
「もともと年末のK-1大阪大会でヴィトー・トファネリ選手と対戦予定だったんですけど膝を怪我してしまって。その怪我が長引いて、ここまで欠場する形になりました。(欠場期間も)やることはそれまでとそんなに変わらず、逆に1年間空いたということで自分の溜まっている部分だったりとか、いろいろ思うことであったり。そういうところも含めて進化した自分をしっかり作ってきました。今は早く試合したいというのが正直な気持ちですね」
――対戦相手の川﨑選手にはどんな印象を持っていますか?
「ずっとライト級(62.5kg)で戦ってきた選手ということで、彼に対して思うことは何もないですね。印象と言われるとそれぐらい(ライト級でやっていた選手)ですね」
――今回の復帰戦をクリアして、その先にはどんなプランを考えていますか?
「ずばり自分は現役生活がいつ終わるか分からへんぐらいの年齢にきていると思います。そのなかでやはりK-1のベルトを目標にしているし、あとはもし今後『THE MATCH 2022』のような大会が開催されたときに呼ばれる選手になりたいですね。今はその2つの気持ちが大きいです」
――それでは最後に平山選手の復活を楽しみにしているファンの皆さんへのメッセージをお願いします。
「変わらず応援してくださる皆さんにはホンマに感謝しています。あとKrush、K-1のリングで平山が戦うということで楽しみやとか面白いと言われるように、しっかり記憶に残るような試合をしていきたいと思います」
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平山選手という名前を聞いて、凄く震えた
川崎は泰斗にKO勝ち、東本央貴に延長判定勝ち、瓦田脩二にKO勝ちと3連勝を収めたが、篠原悠人、東本、大沢文也、里見柚己に敗れて現在4連敗中。2021年7月以来の試合に臨む。戦績は9勝(6KO)8敗。
――昨年7月の里見柚己戦以来の試合が決まりました。これまでライト級で戦ってきた川﨑選手ですが、今回からスーパー・ライト級に階級を上げることになります。
「今回、1年ぶりの復帰戦で階級を上げて再スタートとなるんですけど、そこで一発目から平山選手という名前を聞いて、凄く震えました」
――階級を上げた理由、練習していての手応えを教えてください。
「階級を上げた理由としてはシンプルに(ライト級まで)落とせなくなったこと。落とせないので上げた、ただそれだけですね。今の練習の手応えというのは僕もちょうど1年間ブランクがあって、前回もその前も連敗、ずっと負けてきているんで、どうやったら次は負けないのかという穴を埋める作業をしっかりやってきました」
――平山選手も川﨑選手も互いに攻撃力があるタイプですが、どんな印象を持っていますか?
「平山選手は皆さんが思っている通りフィジカルが凄いんで、一発もらうというか一発かすっただけでも危なそうだなという感じで、今回はディフェンスをしっかり徹底的に練り上げて戦っていきたいと思います」
――ファイトスタイル的に噛み合う試合になると思うのですがいかがでしょうか?
「平山選手もかなりパンチのある選手ですし、僕もパンチが武器なんでかなり噛み合うんじゃないかと思います。連敗が今続いているんですけど、これが最後のチャンスと思って、死ぬ気で勝ちを獲りに行きます」
――今回の復帰戦をクリアして、その先にはどんなプランを考えていますか?
「やるからにはベルトを目指してやっているので、プランもあるんですけど、今はもうこの一戦にしか目は向けられないですね」
――それでは最後にファンの皆さんへメッセージをお願いします。
「いつも応援してくださるファンの皆さん、ありがとうございます。今、連敗の中で復帰戦が平山選手という大きい選手に決まったんですけど、全然自分が負けるなんて1ミリも思ってないですし、全然勝てると思っています。しっかり目を離さず見ていてください」