2022年9月11日(日)東京・ニューピアホール『skyticket Presents DEEP JEWELS 38』の対戦カードが発表された。
50kg以下契約5分2Rで、ケイト・ロータス(KING GYM KOBE)と竹林愛留(総斗會三村道場)が対戦。
ケイトは柔道、糸東流空手の型、ボディビル、スポーツインストラクターを務めていた経験をバックボーンに持ち、2020年12月のプロデビュー戦で熊谷麻理奈を腕十字で極める一本勝ちも、3月大会でHIMEの打撃に後退し、プロ2戦目で初黒星を喫した。続く9月大会でもAACCのミッコ・ニルバーナ相手に組みで下となり判定負け。いずれも接戦ながら連敗を喫したが、東京に活動拠点を移しての12月大会で栗山葵に判定勝ち。フライ級からストロー級に階級を移しての第一戦となった今年5月、ベテランの長野美香にフロントチョークで敗れ、7月10日にはARAMIに判定負けと連敗。本人は試合経験を多く積むことを希望しており、早くも再起戦が決定した形だ。
“JK必殺拳”こと竹林は6歳から兄とともに空手を学び、空手では拳幸塾に所属。禅道会の全日本ジュニアRF武道空手道選手権大会・中学生女子の部で優勝するなど、18歳ながらキャリアは10年に及ぶ。空手で鍛えた打撃を武器にアマチュアMMAで3戦3勝、昨年大晦日の『RIZIN』では、将来を嘱望される10代の女子高生同士の試合「RIZINチャレンジマッチ」に出場。同じ17歳(当時)のさくらと大舞台での対戦に臨んだが、体重超過のさくらに1R1分37秒、腕十字で一本を取られた(公式結果はノーコンテスト)。
正式なプロデビュー戦として臨んだ2021年6月の『DEEP JEWELS 33』でも同じ女子高生の音波と対戦し、キャリアに優る音波から判定3-0でプロ初勝利を奪っている。続く9月大会では井上智子に判定3-0(20-17×3)で完勝と連勝を飾るも、10月に古賀愛蘭にプロ初黒星。12月には須田萌里とのJK対決に腕十字で敗れ連敗を喫した。今春に高校を卒業し、約9カ月ぶりの再起戦に臨む。
両者とも連敗中で白星が欲しいところ。打撃を得意とする竹林にケイトは得意の打撃で行くのか、それともテイクダウン勝負を仕掛けるのか。竹林が課題の寝技でどれだけの進化をしているかも勝負の行方を左右しそうだ。