MMA
インタビュー

【Bellator】米国デビュー戦を迎えるトフィック・ムサエフ「サトシ戦は怪我をしていた。RIZINで再戦したかったけど、今回勝ってピットブルと再戦し、Bellatorのベルトを巻く。RIZINのリングに戻り、再び勝利する日を待ち望んでいる」

2022/07/21 13:07

RIZINでのピットブル戦で歴史を作った。Bellatorでも同じ結果になる

──そして今回、当初はアダム・ピコロッティと対戦予定だったのですが、メインで防衛戦を行う予定だった王者パトリッキー・ピットブル・フレイレが欠場。急遽あなたが、当初王座挑戦予定だったシドニー・アウトローと対戦することとなりました。

「僕はとにかく試合がしたかったんだ。4月に一度決まっていた(ザック・ゼーン戦)のに延期になってしまったしね。だから戦えることが嬉しいよ。相手が突然変わったことは全く問題じゃない。誰と戦うかは問題ではなく、僕は勝つためにBellatorに行くからね」

──主戦場だったRIZINではリングでしたが、ケージだと勝手が違いますか?

「全然気にしてないよ」

──対戦相手のアウトローはグラップリングが得意な選手ですが、どういう印象を?

「僕にとっては相手が誰であろうが構わない。大いに自信があるよ」

──今回の試合に勝てば、現在ナンバーワンコンテンダーを倒すことになり、ムサエフ選手が王者パトリッキーのタイトル挑戦権を得る可能性が高そうです。

「それを望んでいるよ。今回の試合に勝って、ピットブルと再戦し、Bellatorのベルトを巻くつもりだ。あの試合で自分の歴史を作った。Bellatorでもまた同じ結果になるよ」

──パトリッキーのことは一度倒していることもあり、自信が伺えます。他にもBellatorのライト級には、元UFCライト級王者のベンソン・ヘンダーソンや現在14勝無敗のウスマン・ヌルマゴメドフらの強豪もいますが、特にマークしている相手や戦いたい相手は?

「いや、相手は誰でも構わないよ」

──なるほど。RIZINとBellatorは協力関係にあるので、ムサエフ選手がBellatorのベルトを巻いた後には、RIZIN同級王者のサトシ選手とベルト統一を賭けたリベンジマッチも視野に入っていますか?

「もちろんだ」

──その際には、前回の試合とはどういう点で異なる戦いとなりますか?

「それはまだ分からないな。僕は現在、アウトロー戦に集中しているから」

──たしかに、まずは最初の試合に勝つことが全てですからね。本日はありがとうございました。最後に日本のファンにメッセージをいただけますか

「日本の皆様、こんにちは。私はBellatorという新しい場でベルトを獲りたいと思っています。そしてその後、ぜひ日本のRIZINのリングに戻ってきて、皆様の前で再び勝利する日を待ち望んでいます。I love Japan!」

 なお、2022年7月22日(日本時間23日)に米国ワシントン州タコマのエメラルドクィーン・カジノ&ホテルで開催される『Bellator 283』に向け、現地入りしたムサエフは、UFCでアゼルバイジャンのラファエル・フィジエフが、ドス・アンジョスを5R KOに下し、6連勝を決めたことについて、「彼は仲のいい友達なんだ。きっとチャンピオンになるよ」と語ると、初のBellatorについて、「ここでは全てが順調で、Bellatorは可能な限り、僕の面倒を見てくれている。どのファイターも強いプロモーションで戦いたいと思っているし、Bellatorが僕と契約してくれると聞いて、とても嬉しかった。Bellatorに感謝している。どのファイターも今の僕のようになりたいと思っているだろうし、ここで良いパフォーマンスができるようにベストを尽くす。僕は皆を尊敬している。常に強い相手、有名なファイターと戦いたいし、偉大なファイターとして記憶されるようなレガシーを、ここで築きたい」と意気込みを示している。

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