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インタビュー

【RIZIN】メインに決定した王者・伊澤星花「自分が絶対に優勝するので。そこしか考えてないです」=7月31日(日)さいたま

2022/07/20 20:07
 2022年7月31日(日)『RIZIN.37』さいたまスーパーアリーナで開幕するスーパーアトム級ワールドGP一回戦で、ブラジルのラーラ・フォントーラ(Constrictor Team)とメインイベントで対戦する、現スーパーアトム級王者・伊澤星花(フリー)の公開練習が20日、K-Clannにて行われた。 「最近は打撃に重点を置いて練習をしています。(相手が寝技師だから?)それもあるんですけど、総合格闘技という面で自分に足りないところが打撃だと思っているので、総合格闘技全体のレベルアップのために、打撃に重点を置いています。打撃も考えてできるようになっているので、レベルは上がっていると思います。打撃で決めるのか、寝技で取るのか、どちらかを期待していてください」という伊澤は、公開練習で、COROが持つミットにワンツーから左ボディ打ちなど、軽快なステップからパンチ・キックを打ち込んだ。  対戦相手のフォントーラは、エリオ・グレイシー直系の弟子アタイジ・ジュニオールの茶帯。HERO'SやUFCで活躍中のハニー・ヤヒーラらフランシスコ・トリナルドと同門のフォントーラは、アタイジの女子生徒では初の茶帯となる。  RENAとも対戦しているアンディ・ウィンを2022年1月にストレートアームバーで下し、PAWFC女子ストロー級(52.2kg)王者に輝いたばかり。プロ7勝中5つの一本勝ちを誇り、すべてアームバーでの勝利。うち4勝を伊澤も得意とする腕十字固めで極めている。  フォントーラ戦について伊澤は、「ブラジリアン柔術系で寝技の強い選手だなという印象ですね。穴を突くというよりも、全部で自分が上回っているところを見せたいです。寝技勝負になっても、相手の得意な腕十字を潰して、自分のやりたいことをやっていきたいなと思います」と、全局面で自身が上回っていることを見せたいとした。  今大会はワールドGP。1回戦では、日本人4選手全員が、海外からの強豪を迎え撃つことになる。榊原信行CEOは会見で「日本人の全敗もありうる」と語ったが、伊澤は、「勝負なので勝つ時も負ける時もあると思うので、そういう見方もあるのかなと思うんですけど、自分はしっかり勝って優勝するつもりなので、1個、1個、しっかり勝っていきたいと思います。(トーナメントのほかの試合は)自分の試合以外、特に気にすることもないです。周りは周りで、自分は自分の試合に集中する感じです。自分が優勝することしか考えてないので、あまりほかの選手どうこうではなく、自分が当たる選手に勝つということしか考えてないです。(誰に上がってきてほしいとかは?)特にないです。自分が絶対に優勝するので。そこしか考えてないです」と、優勝宣言している。  噂の格闘家カップルブログについても語った、公開練習後の一問一答の全文は以下の通りだ。 [nextpage] 相手の得意な腕十字を潰して、自分のやりたいことをやっていきたい ──7月31日の試合まで2週間を切った現在の状況は? 「コンディションはばっちりで試合が楽しみです。体重は、練習後で49.5kg。食べてほぼこのまま維持していきます。先々週くらいから毎日追い込まれてキツいんですけど、それ以上の仕上がりになっているので、それを試合で見せられたらなと思います」 ──どんな試合を見せたいですか。 「自分の表現もそうなんですけど、女子格はすごいレベルが高いぞというトーナメントに出来たらと思います」 ──ミット打ちでは軽快な動きを見せました。打撃での戦いを想定していますか。 「最近は打撃に重点を置いて練習をしています。(相手が寝技師だから?)それもあるんですけど、総合格闘技という面で自分に足りないところが打撃だと思っているので、総合格闘技全体のレベルアップのために、打撃に重点を置いています。打撃も考えてできるようになっているので、レベルは上がっていると思います。打撃で決めるのか、寝技で取るのか、どちらかを期待していてください」 ──対戦相手のフォントーラの印象を教えてください。 「ブラジリアン柔術系で寝技の強い選手だなという印象ですね。穴を突くというよりも、全部で自分が上回っているところを見せたいです。寝技勝負になっても、相手の得意な腕十字を潰して、自分のやりたいことをやっていきたいなと思います」 ──榊原CEOは「日本人の全敗もある」と。 「勝負なので勝つ時も負ける時もあると思うので、そういう見方もあるのかなと思うんですけど、自分はしっかり勝って優勝するつもりなので、1個、1個、しっかり勝っていきたいと思います。(トーナメントのほかの試合は)自分の試合以外、特に気にすることもないです。周りは周りで、自分は自分の試合に集中する感じです」 ──ほかのトーナメント参戦選手で勝ち上がりは? 「自分が優勝することしか考えてないので、あまりほかの選手どうこうではなく、自分が当たる選手に勝つということしか考えてないです。(誰に上がってきてほしいとかは?)特にないです。自分が絶対に優勝するので。そこしか考えてないです」 ベルトの存在はここで一歩前に出るとか、もう1個動く、というところで生きている ──チャンピオンになって横田一則代表からのアドバイスは? 「一番のテーマは冷静に、というところで。チャンピオンで大きな試合をするのも初めてなので、チャンピオンだからこそ、焦らず冷静に戦うことを重点に言われています。ここでチャンピオンになったことで気負わないように、声をかけてくださっています」 ──チャンピオンになってご自身の変化も? 「自分がチャンピオンだぞ、という心意気はそんなないですけど、女子格を盛り上げるためには、自分がもっともっと頑張らないとなという気持ちはあります。いつもよりは頑張って追い込んでいるなと感じます。ここで一歩前に出るとか、もう1個動く、というところで生きているのかなと思います」 ──今日もミットを持ったCORO選手とはお互いに刺激を与える存在? 「いつもすごい頑張っているので、今日も(CORO)は仕事終わって練習に来ているので、そういう面で自分ももっと頑張んないとなっていういい刺激はあります。喧嘩? 喧嘩はするんですけど、喧嘩しながらも刺激しあってるから、プラスの方が多いかなと思います」 ──婚約を発表したことで変化はありましたか。 「婚約発表したことで、自分のうしろめたさがそんなに無くなりました(笑)。その前はあまりご飯とか食べても言えなかったんですけど、『今日はここへ行きましたとか』とか言えるんで、隠し事がないのはいいですね。仲良くやらせてもらっています」 ──格闘家カップルブログ「格闘技家COROと伊澤星花の日常」ではさまざまな発信をされていますね。 「ブログは、自分の意識的には遠い人達に伝えたいと思ってやってるんですけど、ジムに来て、『あれ、見ましたよ』と言われて、『見ないでー』と思ったり(苦笑)、近い人には見ないでほしい(笑)。もう知らない人に見てほしんですけど、近い人の方が見て、めちゃくちゃ言われるということが多いです。もう知らない人に見てほしいです(笑)」 ──コメント等での反響はいかがですか。 「アメブロ世代が格闘技を観ている世代と年齢層がちょっと違うので、そういう主婦層の方とか、家で格闘技を見ない方が、自分たちを見て、少し格闘技に興味を持ったという声が聞けて嬉しいです」 ──ご婚約について、周囲も知らずに驚いたと。 「そうですね。自分も沖縄の旅行に行って知ったので、逆にそれは言えないよと思いますね。(ブログで報告は)順番は逆になっちゃいましたが、でも、お母さんにもその後にしっかり直に伝えたので大丈夫かなと。自分も(婚約指輪を)もらうことを知らなかったので、『自分、沖縄で婚約されるよ』とは出来ないのはしょうがないのかなと。(ブログ先行は)ごめんなさい。みんなに伝わるかなと思って」 ──婚約されたことで、練習環境も変わりましたか。 「別にずっと、去年の夏くらいからつきあっていて、そんなに環境としては変わっていないので、格闘技に置いてはやることは変わらないかなと。見せられる部分が増えただけで、生活自体は変わっていないので、毎日格闘技の練習をしてご飯を食べて、という繰り返しなので、全然変わっていないので安心してください。気にせず、自分は強いところを見せたいです」 ──沖縄ではパラセーリングも楽しまれたとか。 「パラセーリングは海が広くて、めっちゃ楽しんだんですけど、その後に車に戻ったら指輪を無くしちゃってて、そっちの焦りで、パラセーリングの感動がどっかに行っちゃいました(笑)。もう1回したいですね。優勝したら、COROさんと一緒にバンジージャンプを跳びたいです。COROさんが高いところが苦手なので。無理やり連れて行こうかなと思っています(笑)」
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