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【BreakingDown】朝倉未来が考案した1分間大会、メインは啓之輔がモハン・ドラゴンを破りピーター・アーツに対戦表明、DEEPのプロファイター西谷大成はKO勝ち

2022/07/17 17:07
Breaking Down 52022年7月17日(日)会場非公開※ABEMA PPVオンラインにて配信 2022年7月17日(日)、ABEMA PPVオンラインにてLIVE配信された朝倉未来発案の1分間格闘技大会『喧嘩道presents Breaking Down 5』が開催された。▼第21試合 キックルール ウェルター級 74Kg以下 1分1R×モハン・ドラゴン=70.35kg判定0-5〇啓之輔=73.55kg  メインカードには、Bigbangウェルター級(67.5kg)王者でK-1にも出場したモハン・ドラゴンが出場。『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』では、最後の挑戦者として朝倉と戦ったモハンが、ウェルター級(74kg)で、“Mr.アウトサイダー”啓之輔と対戦。啓之輔は、2022年3月の『BreakingDown 4』でプロレスラーの井土徹也に判定負けしている。  前に出るモハンに啓之輔は首相撲からのヒザで迎え撃つ。左手を伸ばして入るモハンに啓之輔は前蹴り。啓之輔が右フックを打つとモハンも右フック。啓之輔は前へ出るモハンに右フック、アッパーをコンパクトに当てる。モハンは前へ行き過ぎてかバランスを崩して転倒することが目立ち、見栄えが悪かった。  判定5-0でモハンを破った啓之輔は「メインなのにしっかり倒せなくてすいません、朝倉未来さん。昔、あなたに負けてから、あなたは雲の上の存在で日本を代表して頑張っている格闘家でリスペクトしています。メイウェザーといい試合をしてください」とかつてアウトサイダーで拳を交えた朝倉未来にメッセージ。  続けて「メインで試合を組んでくれてありがとう。他団体のプロでは俺に勝てないです。僕はアウトサイダーの王者です。アウトサイダーナメんなよ。ネクストファイトはピーター・アーツ! 俺とやろうぜ。Breaking Down最高!」と、オーディション会場に姿を現したピーター・アーツへの挑戦を表明した。 [nextpage] ▼第20試合 キックルール ウェルター級 77Kg以下 1分1R〇てる=77.0kg判定5-0×細川貴之=76.90kg  安保瑠輝也チャンネルのてると、プロボクシング元IBF世界スーパーウェルター級3位の細川貴之がウェルター級(77kg)で対戦。てるは1分間なら元プロにも勝てると豪語して細川に挑戦状を叩きつけた。  サウスポーの細川が距離を詰めていくが、てるの放った右ローがローブローになって中断。再開後、左ストレートを当てる細川だがてるは右インローからの左ハイを細川に当て、前蹴りで吹っ飛ばす。細川がパンチで巻き返そうとしたが、てるの左ハイを肩口に受けて転倒、さらに右ロー&カーフキックでも細川は2度転倒する。明らかに足にダメージを感じさせた。  てるが判定5-0で元世界ランカーに勝つという大番狂わせを起こした。朝倉未来は「喧嘩自慢がプロに勝てるかもしれないのがBreakingDownなので、それを体現しましたね」と評する。  マイクを持ったてるは「朝倉未来チャンネルの佐々木さん、11月お願いします」と次は佐々木との対戦を表明。それを聞いた朝倉は「喧嘩自慢同士で面白いんじゃないですかね」と実現をにおわせた。 [nextpage] ▼第19試合 キックルール ライト級 70Kg以下 1分1R×ハイメ=69.60kgKO 0分59秒 ※右フック〇西谷大成=69.95kg 『朝倉未来1年チャレンジ』出身の西谷大成が、ハイメことグスマン・ビジャル・ハイメ・ホセとライト級(70kg)で対戦。ハイメはキックボクシング歴があり、オーディションでのスパーリングでは第46代OPBF東洋太平洋バンタム級(53.52kg)王者の山本隆寛を右ハイキックでKOに下している。20代のほとんどを刑務所で過ごしたという。  Breaking Downに、プロMMAのDEEPで活躍中(4勝5敗)の西谷が参戦するのは異例のこと。西谷は2022年5月のDEEPでは、フェザー級(65.7kg)で星野豊に判定負けを喫しており、階級上の1分間大会でどんな戦いを見せるか。  サウスポーの西谷が左ミドルを蹴ると右を合わせるハイメ。西谷はワンツーから左右フックで前進、しっかり相手を見ながら左右のパンチ、左ミドルをしっかり当てていく。ハイメも左フックで反撃するが、前へ出た西谷が左フックから右ストレート、そして左フックを直撃させて鮮やかなKO勝ち。  西谷はマイクを持つと「当たり前の結果だと僕は思っています。けどハイメ選手も気持ちが強くて殴り合をしてくる選手だったんですが、僕も地下格闘技出身なので殴り合いには強いんですよね。僕、たくさん試合をしたいので次もその次も呼んでくれたら嬉しいです。強い相手がいたらお願いします」と、今後もBreaking Downに出場したいと話した。  解説の朝倉未来は「プロにとっては準備運動のようなものなので。DEEPとかの試合の合間にですね」と話した。 [nextpage] ▼第18試合 キックルール ライト級 71Kg以下 1分1R×瓜田純士=69.75kg判定2-3〇平石光一=70.75kg  前回大会でこめおに勝利している瓜田純士は、ボクシング歴1年という平石光一とライト級(71kg)で対戦。平石は執拗に瓜田へ対戦をアピールし、実現させた。  まず攻めるのは平石。ワンツーに瓜田は首相撲で掴んでのヒザ蹴りで対抗する。平石のヒザ蹴りに右フックを合わせてダウンを奪った瓜田。前に出る平石がワンツーの連打、瓜田も右で迎え撃ちヒザにつなぐ。ワンツーに右を合わせた瓜田だったが、右フックでダウンを奪われる。終盤は右ローを何度も蹴る平石。  判定3-2と割れ、平石が僅差の勝利。マイクを持った平石は「めちゃくちゃ嬉しいです。すげぇ瓜田さんに生意気な口をきいてすいませんでした。瓜田さんめちゃくちゃ真っ直ぐで途中パニくっちゃったんですけれど、この後メインで控えている啓之輔、もし勝ったら次やってください」と、瓜田に続いてアウトサイダーで名を馳せた啓之輔に挑戦状を叩きつけた。 [nextpage] ▼第17試合 キックルール 無差別級 1分1R〇たくま=101.9kg判定5-0×へずまりゅう=129.50kg  朝倉未来のYouTubeチャンネル『朝倉未来チャンネル』のメンバーであるたくまが、元迷惑系YouTuberのへずまりゅうと重量級対決。  左手を伸ばしながら前へ出るたくまが左右フックを思い切り振り回し、へずまは右ストレートを返す。その右ストレートで尻餅をついたたくま。前へ出るたくまのフックもらうへずまは下がり、さらに前へ出て大きな左右フック。へずまは顔にもらうと下がり、右を打ち返すがたくまの方が手数が多い。そのままへずまりゅうの反撃を許さず、たくまが判定勝ちした。  解説席の朝倉未来は「朝倉未来チャンネルはみんな強いんです」と宣言した。 [nextpage] ▼第16試合 キックルール バンタム級 61Kg以下 1分1R〇こめお=60.95kg判定4-1×べーやん=60.55kg  前回大会に出場し、瓜田純士に判定2-1で敗れたこめおは、柔術歴2年・MMA歴1年というべーやんとバンタム級で対戦。べーやんはオーディションでラッパーの金城行虎にTKO勝利している。こめおは皇治との特訓を経ての再出場。  開始すぐの打ち合いでこめおが左フックでダウンを奪う。べーやんは蹴りながら前へ出て右のパンチを繰り出すが、サウスポーに構えたこめおが右からの左フックで迎え撃つ。下がりながらもフックを当てていったこめおだが、終盤はべーやんがこめおをつかまえて左右の連打を浴びせた。  その反撃は届かず、こめおが判定4-1で初勝利を収めた。 [nextpage] ▼第15試合 キックルール バンタム級 61Kg以下 1分1R山川そうき=60.6kg咲人=61.0kg  前回大会で勝利した山川そうき(平成29年全国高校総体少林寺拳法・団体演武1位、日体大少林寺拳法部第57代主将)は、歌舞伎町「TOP DANDY」ナンバーワンホストで極真空手歴6年という咲人とバンタム級(61kg)で対戦する。 [nextpage] ▼第14試合 キックルール バンタム級61kg以下 1分1R×ミカヅキ上田=59.15kg判定0-5〇坂本瑠夏=56.45kg  女芸人の上田と土木作業員女子の坂本が対戦。上田は柔道6年、坂本は少林寺拳法6年の経験がある3児の母。  まずは坂本が前蹴りで上田を転倒させ、さらに前蹴りからの右ストレート。上田も負けじと前へ出て両手で押すようにするが、坂本のパンチを何度ももらう。上田が押し込んではいたが、パンチを出して当てていたのは明らかに坂本。判定5-0で坂本が勝利し、一瞬だけ笑顔を見せた。 [nextpage] ▼第13試合 キックルール フェザー級62kg以下 1分1R×捧拓将=61.35kg判定1-4〇かいはつゆう=61.90kg  前に出たかいはつが回転の速い左右フックでラッシュ。これに押された捧だが、よく見て右ストレートで反撃。手数を出すサウスポーのかいはつだが、捧はそれをブロックして右ストレートを的確にヒットさせていく。前半は手数のかいはつ、後半は適格性の捧となり、オーディエンスジャッジのみ捧を支持したが判定4-1でかいはつが勝利をものにした。 [nextpage] ▼第12試合 キックルール ウェルター級77kg以下 1分1R〇久保田覚=74.80kg判定5-0×松葉大輝=75.45kg  久保田は『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』企画で朝倉未来の最初の挑戦者として登場した「傷害で逮捕歴10回」「会津伝説の喧嘩屋」「超危険人物」。『BreakingDown04』ではメインイベントで、“青汁王子”こと三崎優太に判定2-1で勝利している。  開始と同時に前へ出て左右フックを繰り出す久保田。ケージを背負った松葉に右フックがヒットし、久保田が一方的に殴り続ける。左右のフックを振り回し、最後まで攻め続けた久保田が判定勝ちした。 [nextpage] ▼第11試合 キックルール ストロー級52kg以下 1分1R×白花こう=51.80kg判定0-5〇森田舞夢=50.85kg  白花はセクシー女優で森田はプロ社交ダンサーという異色対決。開始と同時に前へ出たのは森田。1回転して後ろ廻し蹴りかと思わせ、パンチを繰り出していく。さらに前蹴りも。白花は後退しながら右フックを返すが、森田は圧倒的な手数で前へ出て攻めまくる。バックハンドブローも繰り出し、最後は右ストレートを直撃。最後まで動きが衰えなかった森田が判定勝ちで、得意のダンスを披露した。 [nextpage] ▼第10試合 キックルール ライト級71kg以下 1分1R〇宮島翔=70.70kg判定5-0×信原空=68.40kg  宮島は朝倉未来&海のマネージャー。開始のゴングと同時に突進した信原に宮島が右ストレート。一瞬ふらついたように見えた信原だがパンチを振り回して突進。その後も攻撃の手を休めず前へ出る信原。その勢いに宮原はケージを背負いながらも再び右ストレートで信原の腰が落ちる。判定は5-0で宮島が勝利をつかんだ。 [nextpage] ▼第9試合 キックルール ライト級71kg以下 1分1R×辻 敬太=67.40kg判定0-5〇メガネ社長=70.80kg [nextpage] ▼第8試合 キックルール ライト級71kg以下 1分1R〇ジョリー=68.60kg判定5-0×チョン・ツーウェイ=70.95kg [nextpage] ▼第7試合 キックルール ミドル級84kg以下 1分1R×にっけん君=81.65kgKO 0分18秒 ※左フック〇飯田将成=79.05kg [nextpage] ▼第6試合 BraekingDownルール バンタム級61kg以下 1分1R×I=57.45kgKO 0分09秒 ※右ストレート〇岡迫大誠=60.40kg  Iは元大阪府警の機動隊のレンジャー部隊に所属していた。岡迫はレスリング歴19年、高校生の時には団体で全国2位の実績を持つ。今大会唯一のMMAルールマッチとなった。  両者リング中央に歩み寄ると岡迫がIの右ストレートに右のカウンター。この一発でIが崩れ落ち、岡迫がパウンドで追撃したところでレフェリーがストップ。岡迫がわずか9秒でKO勝ちを収めた。岡迫はマイクを持つと「これから始まる海外のBraekingDownでレギュラーを取って行きます」と、レギュラー参戦をアピールした。 [nextpage] ▼第5試合 キックルール アトム級47.5kg 1分1R〇まる=46.45kg判定5-0×青山あいり=46.25kg  BreakingDown史上初の女子マッチ。モデルでラウンドガールの青山と、サッカー歴は9年で格闘技未経験だというまるが対戦する。  1R、青山は右ストレートを出しながら前へ出る。まるは右のロー、ミドルを蹴り、躍動感のある動き。終盤になると青山が失速して手が出ず、まるが右のパンチを入れて試合終了。  判定を告げられると青山は泣き顔に、勝利したまるも感極まったか目を潤ませた。場内に「ごめんなさい」と泣きじゃくる青山の声が響き渡る中、まるは「戦ってくれた青山選手ありがとうございました。朝倉未来さんを始め上の方々、私をこの舞台に立たせてくれてありがとうございます。女子大会をこのまま続けていってくれたら嬉しいです」とマイクで話した。 [nextpage] ▼第4試合 キックルール ライト級67.5kg以下 1分1R〇山本隆寛=67.30kg判定5-0×みっくん=67.40kg  山本は元プロボクサーで第46代OPBF東洋太平洋バンタム級王者。2018年12月の試合を最後に現役を引退し、2022年6月にBraekingDownの選考オーディション参加。しかし、地下格闘技出身者にKO負けを喫した。朝倉未来に憧れるみっくんの空手歴は20年を数えるという。  右ローで先手を取るみっくん。山本は軽快なステップから入り込み右ストレートからパンチをまとめるが、みっくんもローとヒザを蹴る。頭を振りながら左右ボディ、左右フックと上下に打ち分ける山本がみっくんにケージを背負わせ、みっくんは左右の蹴りで応戦。終盤、山本の右ストレートがヒットし、連打でケージ際に追い込んだがみっくんも最後まで蹴り続けた。  山本が判定で勝利し、BreakingDownへのリベンジを果たした。試合後のマイクでは、オーディションでKO負けを喫したハイメとの対戦をアピールしている。 [nextpage] ▼第3試合 キックルール ミドル級84kg以下 1分1R〇川島悠汰=83.65kgKO 0分10秒 ※左フック×ごうけつ=83.0kg [nextpage] ▼第2試合 キックルール バンタム級58kg以下 1分1R×中村貞士=56.90kgKO 0分08秒 ※左ストレート〇かまる=58.0kg [nextpage] ▼第1試合 キックルール フェザー級66kg以下 1分1R〇小倉將裕=65.85kg判定5-0×としぞう=64.80kg  ボクシング歴6年だという通称“トルネード”としぞうと、キックボクシングトレーナーを務めながら白川陸斗のYouTubeチャンネルのメンバーとして活動している小倉が対戦。  としぞうは「Braekingドリームを掴む」と叫んで試合開始。左ミドル、右ミドル、右ハイと蹴りを当てて左右フックにつなぐ小倉。としぞうも前へ出て左右フックを振るう。綺麗に戦う小倉だが、としぞうは突進して攻撃の手を休めない。最後は小倉の右フックからの左フックでとしぞうがダウン気味に尻餅をついたところで試合終了。1分間フルにバチバチに打ち合った一戦は、小倉が判定勝ちした。
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