王座奪取から約半年、初防衛戦に臨む江川 (C)M-1 Sports Media
2019年6月21日(金)東京・後楽園ホール『K-1 KRUSH FIGHT.102』にて、K-1 KRUSH FIGHTフェザー級王者・江川優生(POWER OF DREAM)がTETSU(月心会チーム侍)の挑戦を受けて初防衛戦を行う。
江川は幼少期からボクシングと空手を学び、2013年10月に高校生でプロデビュー。2014年10月からKRUSHを主戦場にし、今年1月の12戦目で西京春馬を破り王座を奪取した。戦績は10勝(6KO)2敗1分。
心境的にはベルトを獲りにいくイメージでいきます
──初防衛戦が6月大会で決まりました。会見では拳の怪我のことも言われていましたが、時期としてはこのぐらいに防衛戦になるかなとイメージされていましたか?
「1月のタイトルマッチで左拳を痛めていたので、会長と話し合いながら予定を合わせて、ちょうどこの時期になったって感じですね」
──1月のタイトルマッチ前も左拳を痛めていたそうですが、試合後も左手をケアしながら練習していたのですか?
「そうですね。しっかり時間も空けて痛みもないので、防衛戦をやるには今が良い時期なんじゃないかなって感じですね」
──改めてタイトルを獲って、チャンピオンとして過ごす日々はいかがですか?
「周りの反響が凄く大きくて称えられる部分もあるんですけど、会長がああいう方なんで……ジム内では全然対応が変わらないですね(笑)。別にチャンピオンになったから偉くなったとか、そういう気持ちは全然ないです。ジムの中ではチャンピオンになる前のものと何も変わっていないですね」
──そこで今回の挑戦者がTETSU選手に決まりました。おそらく最近までTETSU選手とは戦うことは意識はされてなかったですか?
「そうですね。こんなにすぐ戦うことになるとは思ってなかったです。2月に佐野天馬選手に勝ったのを見て『こんな選手がいるんだ』と初めて意識するようになって。いつかやることもあるかなと思っていましたが、まさか4月に伊澤波人選手と試合が組まれて伊澤選手に勝って、初防衛戦の相手になるとは思ってなかったです」
──4月の試合は伊澤選手が勝つだろうという予想で見ていたのですか?
「いや、伊澤選手と佐野選手は戦い方が似てるんで、伊澤選手が後手に回る展開だったらTETSU選手が勝っちゃうんじゃないかなと思ってました」
──TETSU選手のファイトスタイルについてはいかがでしょう?
「手数が多くて、ヒットアンドアウェイの空手ベースの戦い方というイメージですね。だから自分がどう相手の攻撃を封じながら詰めていくか? で勝ちにつながるんじゃないかなと思ってます」
──そういった意味では、1月の西京春馬戦と似たようなテーマの試合になりそうですか?
「イメージはそうですね。ただ相手がサウスポーとオーソドックス、TETSU選手の方が背が高いというのが違いですね。リーチっていうのはやってみないと分からないですけど、自分のぺースでやれるどうかですね」
「心境的にはタイトルに初挑戦した時と変わらず、ベルトを獲りにいくイメージでいきます。お互い同じキャリアでぶつかり合うぐらいの気持ちで戦います」
──KRUSHチャンピオンとして、防衛戦も含めた今後の目標を教えてください。
「今後はここで終わらずしっかりベルトを防衛して、K-1王者の村越優汰選手に挑戦出来るように、もっともっと頑張っていきたいと思います」
─―江川選手をインタビューしてきて「村越選手とやりたい」という発言は初めてだと思います。何か心境の変化があったのですか?
「今までの自分はそこまでの立場じゃなくて、村越選手の名前を出すところまでいってなかったと思います。でも春馬選手に勝ってKRUSHのベルトを獲って、次ベルトを防衛したら村越選手の挑戦者に相応しいのは自分しかいないんじゃないかなって思っています。だから今回は『村越の次の相手は江川しかいない!』と思ってもらえる試合にします」
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