ヤン・ジヨン「早く治して試合をしましょう」
朝倉の欠場により、代役として昇侍(KIBAマーシャルアーツクラブ)が緊急参戦。66kg契約でヤン・ジヨンと対戦することが決定した。
「今回、ギリギリのタイミングで欠場することになったんですけど、昇侍さんが僕の代わりに出場してくれることになりました。直前のオファーで大会のことを考えて出場を決めてくれた昇侍さんの漢気に、本当に感謝したいですし、契約体重が突然増えてしまったにも関わらず、対戦を受けてくれたヤン・ジヨン選手の漢気にも感謝したいと思います。この2人の戦いをしっかり現地で見届けたいと思いますし、2人の試合も応援してくれたら嬉しいです」と、朝倉はメインイベントに穴を開けた謝罪と、代替カードの2人に感謝の言葉を述べた。
強打ゆえの負傷。朝倉はかねてより本誌の取材に、パワーハンドの骨折について、「毎回、折っているから原因を追究したい。極端にパンチ力があると思うけど、当たり方、フォーム、バンテージとかも分析して折りにくい打ち方を研究したい」と語っている。
今回、手術に踏み切ったことで、根本的な治療を行うことになった朝倉。
対戦予定だったヤン・ジヨンは、「日本に来る何日か前に欠場の話を聞いて、変わった対戦相手のことは今日知って、準備する時間もないし、体重変更の影響もありますが、それが試合をするということ。頑張ります」と意気込みを示すと、朝倉海に向けて、「早く治して試合をしましょう。いつかはベルトを獲りたいです」と語った。
また、急遽対戦相手となった昇侍については、「自分より歳上で活躍していて尊敬しています」と敬意を示しながらも、「自分のパンチの方が強いです。1R KOで勝ちたいです。韓国の試合ではサッカーキックが無いこともありますが、サッカーキックやエルボーもあって面白い試合になるでしょう」と激闘を予告している。