K-1K-1
K-1
ニュース

【K-1】城戸康裕が70kgに階級を戻して王座を狙う「僕は長くやって“レジェンド”にならないといけない」

2019/06/16 22:06
2019年8月24日(土)エディオンアリーナ大阪で開催される『K-1 WORLD GP 2019』の記者会見が、6月16日(日)都内にて行われた。  スーパー・ウェルター級のスーパーファイト3分3R・延長1Rで、K-1 WORLD MAX2008日本トーナメント王者・城戸康裕(谷山ジム)vsWMC世界スーパー・ウェルター級王者カルロ・ドンヤシュフィリ(ジョージア)が決定。  城戸は2003年9月プロデビューで、47勝(20KO)23敗1分の戦績を誇る36歳の大ベテラン。2017年11月にスーパー・ウェルター級からウェルター級に転向し、3連勝を飾って今年3月、K-1ウェルター級王者・久保優太に挑戦したが判定負けで王座獲得ならず。今回、再びスーパー・ウェルター級に階級を戻すことになった。  初参戦のカルロは29歳で戦績は29勝(11KO)5敗。東欧人らしい強靭な肉体とパワーを持ち、空手出身で多彩な蹴り技が得意。「アンディ・フグ選手を尊敬していてカカト落としや後ろ回し蹴りを使っている、K-1向きの日本で人気が出そうな選手」と中村拓己K-1プロデューサーは紹介した。  会見に出席した城戸は「とりあえず2年前にスーパー・ウェルター級トーナメント出ていい感じだったのに、化け物が一人いた(決勝で対戦したチンギス・アラゾフ)。いい感じの試合は出来たので、ベルトを獲りに行こうと思って階級を下げたのが2年前。でも獲らせてくれない人がいたので、うまいこと行かなくて獲れなかったから戻すかって感じです。あと減量もキツかったので。元々70kgがベスト体重なので、ベストならベルトを獲らせてくれるのかな、と。そういう階級戻しかな。本当は夏休みだし、遊びたかったんですが、令和だしいいかなって。それに12月の大阪大会を見て出たいなってのがあった。大阪の人はアツいので出たいなって。あとは試合間隔が空きすぎてお金なくなっちゃうので」と、階級を変更した理由と今回出場する理由を説明。  ウェルター級とスーパー・ウェルター級ではどう違うのかと聞かれると、城戸はすかさず「脂肪のノリが違う」と答える。「2.5kgの差は本当にキツかった。慣れたと思ったんですが、70kgの時は2週間で減量していたんですよ、20代では1週間で済ましていました。でも67.5kgには減量に1カ月半かけていました。全然違うんです。気の持ちようも違ってくると思います。自分は現役を長くやろうと思うので…もう長くやっていますけれど(笑)。そうなると体重を下げすぎだと思ったんですね。一瞬、頭の中で65kgに落とすこともよぎったんですが、それはやめておこうと。ガリガリになるので。僕は長くやって“レジェンド”にならないといけない。40歳過ぎても最前線でやっているのが面白いじゃないですか。40過ぎて若い選手とやったら面白い」と、減量で選手寿命を削るよりも減量の負担を軽くして長くやることを選んだという。  対戦するカルロの試合映像は「まだ見ていない。全く分からない。格闘家なのかも分からない」とし、「アラゾフ系の顔ですよ。嫌いなんですよ、強そうだから。この顔で年下ですよね」と苦手なタイプの顔だとの印象を語った。 大阪在住の真優に絡んでいく城戸 アラゾフが返上したスーパー・ウェルター級王座を狙うことについては「やらせてもらえるならやりたい。トーナメントでも王座決定戦でも。70kgのチャンピオンにはアラゾフがいたじゃないですか。ヤバいなって思って階級を下げたんですが、(ジョーダン・)ピケオーが真似してきたんですよ。ウェルターでベルトを獲るか分からないけれど、多分今度は70kgに戻してくる。絶対に真似するんですよ。だからちょっとビビっています」と、vs日本人無敗を誇るピケオーが参入してくることを警戒。 「そうしたらピケオーとやったります」と威勢のいいことを言った城戸だったが、「本当はいない方がいいですよ。70kgに来る前に獲れるなら獲りたい。とにかくベルトが獲れればいいんです。ピケオーはまず67.5kgを獲りに行くので、それを獲る前に僕に70kgを獲らしてほしい」と、まさに鬼の居ぬ間にタイトルを獲りたいと語った。  また、恒例となっている城戸プロデュースの試合前映像については「煽りはまだ何も考えていない。でも大阪なので大阪っぽいのを、大阪色強めのをやりたい。新喜劇的なのを」と予告し、「僕は(笑いに関して)大阪リスペクトが凄いんです。ビビッていますが、ぐわっと本気でぶつかりに行きます」と、タイトルを獲る前に大阪で笑いをとりにいくと意気込んだ。◆カルロ・ドンヤシュフィリのコメント K-1は格闘技において特別な舞台で、試合が決まった時は飛び上がるほど嬉しかった。私は4歳から空手を学び、空手で培った蹴り技を得意にしている。尊敬するアンディ・フグのように空手の蹴り技で日本のファンを魅了し、アンディのような偉大なファイターになりたい。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア