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【UFC】大激闘! ガムロがUFC5連勝中のツァルキヤンに5R判定勝ち、ラフモノフがMMA16戦無敗全フィニッシュ勝利で「チャンピオンになる」、ウマル・ヌルマゴメドフが15勝無敗に「王者になれる」、ジン・ユ・フレイは敗れる

2022/06/26 12:06
【UFC】大激闘! ガムロがUFC5連勝中のツァルキヤンに5R判定勝ち、ラフモノフがMMA16戦無敗全フィニッシュ勝利で「チャンピオンになる」、ウマル・ヌルマゴメドフが15勝無敗に「王者になれる」、ジン・ユ・フレイは敗れる

(C)Zuffa LLC/UFC

UFC Fight Night: Tsarukyan vs. Gamrot

2022年6月25日(日本時間26日)
米国ネヴァダ州ラスヴェガスUFC APEX

【メインカード】

▼ライト級 5分5R
〇マテウス・ガムロ(ポーランド)21勝1敗(UFC4勝1敗)※UFC4連勝
[判定3-0] ※48-47×3
×アルマン・ツァルキャン(アルメニア)18勝2敗(UFC5勝1敗)※UFC5連勝でストップ

 1R、ともにオーソドックス構え。上下にレベルチェンジしながら左の蹴りを見せるツァルキャン。ダブルレッグに入ると、がぶるガムロは逆にシングルレッグを肩口まで上げるが、ツァルキャンは倒れず。

 スタンド。再びシングルレッグはガムロ。左右ローのツァルキャン。右カーフのガムロの打ち終わりにダブルレッグテイクダウン!

 前転しながらスクランブル、スタンドバックにつこうとするガムロ、しかし立ち上がるツァルキャンは右で差すガムロを突き放す。

 右ミドルを打つツァルキャン、さらに右ハイも。かわすガムロ、左の蹴りを掴み、またも持ち上げるが、それでも倒れないツァルキャンは右ミドル! ニータップからテイクダウンのツァルキャンにバックテイクを狙うガムロ。スクランブルで離れるツァルキャン。凄まじいスピードのスクランブル。

 2R、ツァルキャンの左ミドルを掴もうとするガムロ。右ストレートを振るが、ツァルキャンはすかさずステップバックでかわすと、オーソから左ミドルを当てる。

 カーフキックを狙うガムロ。右フックをかわすツァルキャンは右ミドルを2発ヒット! さらに歩いて左ハイ。ブロッキングするガムロはツァルキャンのシングルレッグを切る。

 右ローを互いに蹴るとシングルレッグのツァルキャンを小手に巻いて回すガムロ。しかし回されないツァルキャン。互いに立ち上がる。

 左ストレートを突くガムロ。「ハンズファースト」で、ワンツーから左ミドルに繋ぐツァルキャン。右前蹴りも。さらに右ミドルを効かせるツァルキャン。左ミドルも。右で押し返すガムロだが遠い。

 3R、いきなり左ミドルを突くツァルキャン。ワンツーをかわすガムロ。ローシングルで持ち上げるが、ここも巧みなバランスで片足を抜くツァルキャン。追うガムロに左ミドルを当てる。しかしガムロも左を当てると、ダブルレッグから立ち上がるツァルキャンにスタンドバックに!

 正対を狙うツァルキャン。背後から腿にヒザを蹴り、崩して左足をかけるが、ここも立ち上がるツァルキャン! 正対するとガムロの小手投げも離れる。

 左右で前に出るツァルキャン。低いシングルレッグ、今度はツァルキャンが持ち上げるが、ガムロも片足立ちで離れる。後ろ蹴りを当てるツァルキャン! さらに左右ミドル!

 4R、右オーバーハンドをかすめるガムロ。ダブルレッグに入るが、金網際で押し返すツァルキャン。ガムロの頭が下がる右ストレートに、左ハイを狙うツァルキャン。ガムロは右をヒット! 左目を腫らすツァルキャン。下がるツァルキャンは左の蹴りからバックフィスト! ダウンしたガムロだが、その足を手繰りバックテイク。しかしツァルキャンは正対して離れる。

 左ミドルのツァルキャン。左ジャブもそこに右をかぶせるガムロ。またも左バックフィストを狙うツァルキャン。ボディ打ちから右ミドルを当てるツァルキャンに、ガムロはシングルレッグテイクダウン!

 前方に崩して左足をかけて、ついに両足をフック、シングルバックにするガムロに正対するツァルキャンは上体を立ててブザー。

 5R、拳を合わせる両者。ワンツーの右を打つガムロ。ツァルキャンの右カーフにツァルキャンは崩れる。立ち上がるガムロは右を打つが、そこに左ミドルはツァルキャン。さらにシングルレッグも切るガムロ。シングルレッグから脇を潜ったガムロは正対するツァルキャンの右足を挟む。

 ボディロックするガムロに足を抜き立ち上がるツァルキャン。なおもシングルレッグに入るガムロを切るツァルキャンは右のパンチに右ミドルを合わせる。さらに右ミドルハイ。ニータップを狙うガムロ。崩れないツァルキャン。低いシングルレッグのガムロ。がぶるツァルキャン。頭を上げるガムロ。左から組もうとするガムロだが身体が流れる。左右のミドルのツァルキャンにダブルレッグをドライブして尻を着かせるガムロはスタンドバックに。しかし、正対してがぶるツァルキャンが細かく右を打ち込みブザー。

 5Rノンストップで動き続けた両者。前半はツァルキャン、後半はガムロのアタック。3Rをどう取るか。判定は3-0(48-47×3)でガムロが激闘を勝利。ツァルキャンは顔を押さえ、ヒザから崩れ落ちた。

 5R戦に長けたガムロは「ノーバディ、誰にもできまい! すごくしんどい戦いだった。ダン・ランバート、マイク・ブラウンらATTのチームに感謝したい。チャンピオンになる。ダスティン・ゲイジーとやりたい」とコメント。

 左右の蹴りとテイクダウントライ、テイクダウンディフェンスでも見せたツァルキャンは、肩を落とし、「何が起きたか分からない。自分のことは分かるけど、俯瞰して見てみないと……。5Rを通して自分の方が良かったと思っている。間違いを検証してまた帰って来る。見直せば分かるかもしれない。もっと良くなってくる、まだまだ伸びるから」と語った。

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