【K-1】MIOが菅原美優に「私が先に勝って決勝で待っている」、パヤーフォンは「タイ人初の女子K-1王者になる」松谷綺は「自分がベルトを獲って世代交代したい」

　2022年6月25日（土）東京・国立代々木競技場第二体育館で開催されるK-1初の女子大会『K-1 WORLD GP 2022～RING OF VENUS～』の前日計量が、24日（金）都内にて13：00より行われた。 　今大会で行われる「 K-1 WORLD GP初代女子アトム級王座決定トーナメント」。1回戦第1試合で対戦するMIO（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）は44.85kg、パヤーフォン・アユタヤファイトジム（タイ/Ayothaya Fight Gym）は44.85kgでパス。1回戦第2試合で対戦する菅原美優（K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ）は4人の中で最軽量の44.5kg、松谷綺（ALONZA ABLAZE）は44.8kgでそれぞれパス。 　続いて行われた記者会見。MIOは「自分にとっての大一番。今まで関わっていただいた全ての人に感謝してK-1に来た証であるベルトを持って帰りたいと思います」と王座獲得宣言。パヤーフォンも「私はこの大会に参戦できて嬉しい。私こそ　タイにベルトを持ち帰りたいと思います」と王座は自分がタイへ持ち帰るとする。 　菅原は「明日勝つためにやることはしっかりやって来ました。あとはやるだけだと思っています。たくさんの人に感謝を忘れず頑張ります。KANAさんと最高の1日にします」と、K-1王座の防衛戦を行うKANAと2人でベルトを巻いて1日を終わりたいとした。松谷も「練習してきたことを出し切って、試合を楽しんで私が初代王者になりたいと思います」と、王者になるのは自分だと話した。 　以下、記者との質疑応答。 ――計量で顔を合わせた対戦相手の印象は？ MIO「目を見た時に凄くいい目をしていたので。本当に明日は凄く楽しい試合、激しい試合になると思いました」 パヤーフォン「今日、初めてお顔を拝見してとても可愛い方だなと思いました。でも私は明日、全力を出して勝ちます」 菅原「小さいなって思いました(笑)」 松谷「背が高くて大きいな、と思いました(笑)」 ――MIO選手は先週からKRESTの選手が大一番が続いていることをどう思っている？ MIO「世代で言えば同じ世代の先輩方になるんですけど。凄い覚悟を背負って戦っている姿を見て、私も同じぐらいの覚悟を持って。KRESTに初めての女子のベルトを持っていきたいなと強く思いました」 ――松谷選手は身長差があるが？ 松谷「もう最初から分かり切ってることですし。でもジムでも自分と同じ身長の人っていないので。今まで練習でも身長の高い、体重も重い人とやってきたので全然問題ないと思っています」 ――パヤーフォン選手は久しぶりの来日。K-1ルールへの対応は前より上がっている？ パヤーフォン「自分にとって今回3回目のK-1参戦になるんですけども、これまでの中でK-1ルールは完全に理解しているつもりです」 ――決勝はどちらの選手と戦いたい？ パヤーフォン「どちらの選手が勝ってきても、全く問題なく、どちらでもかかってこい！ という感じです」 ――体重が4選手の中で一番軽かったが、それは想定内？ 菅原「いや、想定外です。減量ってあんまりしてないんですけど、普段体重が結構重くなってたんですよ。今回は減量しないといけないな、と思ってたら勝手に体重が落ちたので。結果オーライって感じになったんですけど。思ったより体重はなかったなって感じです」 ――前回の会見でベルトへの想いを語っていたが、今、目の前にあるベルトを見て思うことは？ 菅原「そうですね…なんか、まだ信じられない。でも自分の手元に来るまではなんも言えないので、とにかく明日、このベルトを獲るために今までやってきたことを精一杯やるだけです」 ――MIO選手は決勝戦で菅原選手とやりたいとの気持ちは変わらない？ MIO「そうですね、やっぱり決勝で見たいのは多分、みんな、菅原選手との決勝だと思うので。私が先に勝って待っているので、しっかり上がってきて貰って、決勝を盛り上げたいと思います」 菅原「（うなずく）」 ――ベルトを獲ったらK-1女子をどうしていきたい？ MIO「このカッコいいベルトを獲って、このベルトの価値を自分が作っていかなければいけないと思っています。とにかく明日は全力を出して、その時に自分が感じたことを実行していこうかと思ってます」 パヤーフォン「明日、まずはチャンピオンになりたいという気持ちが強くて。私がチャンピオンになればタイ人として初の女子K-1チャンピオンになることが出来るので。まずは明日、チャンピオンになることからです」 菅原「自分が小さい頃、K-1を見て憧れたように、このベルトを獲ったら、その時の私ぐらいの子たちに憧れられるような、そういうK-1女子を作っていきたいと思います」 松谷「自分がベルトを獲って、世代交代をしたいと思います」