キックボクシング
ニュース

【THE MATCH】親友・武尊に城戸康裕が涙「アイツは本当に頑張っていたから」「やっと報われるんだってところから昨日の結果というのがあって」

2022/06/22 14:06
 2022年6月19日(日)東京ドームで開催された『THE MATCH 2022』。その翌日、K-1ファイターで武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者)と親友である城戸康裕(谷山ジム)が自身のYouTubeチャンネル『城戸康裕のきーちゃんネル』にて動画を公開した。  城戸は「明暗はっきり分かれた大会だったかな」と言い、「きつかったな。思い出すとまだね…」と涙を堪えきれない。 (写真)いつもはおちゃらけている城戸だが、今回ばかりは元気がなかった「アイツ(武尊)は本当に頑張っていたから。2014年からずっと引っ張ってくれていて。俺がK-1に来た時から武尊とずっと一緒にK-1で頑張っていて。この試合をずっとやりたいと武尊が言っていて。そういう風になるようにってずっと俺は思っていたし。やっと組まれて、本当に武尊が全部自分で動いたから出来た大会で、その姿を見てたから帰りのあの姿を見て俺はもうきっついなと思って。K-1が惨敗になってることももちろんショックだけれど、それよりも9割そこがショックだなっていう」  親友の敗戦に涙が止まらない城戸は「勝たせてあげたかったなっていう。近くで見ていたから。武尊とも本当に気が合うし、遊びも楽しいし、共通のスポンサーさんもいっぱいいるし、遊びながらも見ていてその中でもこの武尊vs.天心戦っていうのは彼の中でもでっかく、当時からやりたいです、と言っていて。僕は隣でリアルに見せてもらったこともあるんだけれど、武尊逃げんなよと、天心から逃げているんじゃないかとか、武尊とK-1は逃げているんじゃないかって言われるんだけれど、武尊は一歩も逃げてない。そういうことを言われるのが大嫌い。俺はいろいろなところで言ってるけれど、あの男はそういうことが本当に嫌いな男。いち早くやりたいとずっと前から言っていて、やっと報われるんだってところから昨日の結果というのがあって」と、武尊をそばでずっと見てきたからこそ、どのような想いでこの試合を迎えたのかが分かるだけに武尊の心境をおもんばかる。  試合当日の夜には「武尊にはLINEして朝までラリーをさせてもらったんだけれど、彼を楽しませることしか俺には出来ないというか」と、武尊を元気付けたという城戸。「まあ、本当にショックだわ。それだけ人の心を動かした2人の対戦だったかな。武尊に関しては感情移入がだいぶ違ったけれど、これもひとつの試練なのかなって思うし」と試練として受け止め、「武尊に笑いを与えることは出来るかな」とこれからも元気付けたいとした。 (写真)合同合宿を行ってTEAM RISEとして挑んだRISE勢(C)RISE また、対抗戦についてはRISEが選手合同合宿をやっているのを見て「素晴らしい」と思ったという。「俺はむしろそういうのが大好き。あの結束力をK-1選手みんなが持たないといけない」と結束力の差もあったとし、「もしTHE MATCHが何十年後かにあるとしたら、60でも俺は出るかな。その時は俺がまとめて合宿行くぞ、と」と、もし次があれば自分がK-1勢を率いて合宿をしたいとした。  そして「会場に来ていた何万人プラスABEMAで見ていた何百万人の人とか、いろいろな人たちが凄い心を動かされたし、翌日月曜日これから出勤だって人に対して凄いパワーを与えたと思うし、逆にヘコまされた人もいるだろうし。それって凄い力だと思うんだよね。どっちにしろ。ヘコんだ人は『つらいな、でも頑張らなきゃ』って思う人もいるだろうし。本当に凄かった、明日から楽しいなっていい仕事が出来る人もいるだろうし。それってやっぱり『THE MATCH』が大会として素晴らしいし、運営側も素晴らしいし、それに出た選手たちも素晴らしいしってことで、俺からしたら『ありがとう』って感じかな」と、格闘技の素晴らしさを伝えられた大会だったと締めくくった。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント