▼フェザー級(※70.3kg)5分3R
○松嶋こよみ(日本)
[判定3-0]
×クォン・ウォンイル(韓国)
松嶋こよみ(パンクラスイズム横浜)は、待望のONE2戦目。2018年9月の前戦では、ダゲスタンのマラット・ガフロフを左右ローキックを効かせてからの右フックでTKO勝ち。前王者を下した松嶋だが拳を骨折し手術も行っており、満を持して8カ月ぶりのサークルケージに向かう。
MMA10勝3敗の松嶋の相手は7勝1敗、テコンドーベースのクォン・ウォンイル(韓国)。ONEではアンソニー・アンゲレンとエリック・ケリーにKO勝ちし、今成正和にはヒールフックで一本負けしている。
オーソドックス構えで絶えず小刻みに前後にステップするウォンイルは、178センチの長身から繰り出すノーモーションの右ストレートでアンゲレン、ケリーからダウンを奪っている。松嶋はウォンイルの得意の距離に立たず、打撃・組みトータルでウォンイルを上回りたい。
松嶋のセコンドには北岡悟。リングでのMMA。
1R、松嶋、ウォンイル、ともにオーソドックス構え。右ローからダブルレッグテイクダウンは松嶋。2度立つウォンイルに3度目でテイクダウンは松嶋! しかし、頭にヒジをもらう。スタンドでボディロックテイクダウンも立ち上がりが巧みなウォンイル。松嶋の入りに右を狙う。跳びヒザはウォンイル! しかし、ボディロックからテイクダウンは松嶋! サイドになるとウォンイルはブリッジから立つ。
テイクダウンからバックに回る松嶋だが、正対し立つウォンイル。スタンドで詰めて右から左フックはウォンイル! 松嶋はロープに詰まりそうになるが回り、ダブルレッグテイクダウン! ウォンイルはガードの中に入れる。完全にテイクダウン防御は捨て、ノーダメージで立つことに専念する。
2R、右ローから入る松嶋はダブルレッグテイクダウン。尻で立つウォンイルの左手を手繰り、寝かせようとするがウォンイルはコーナーを背に蹴り上げから立ちに。そこにヒザを狙う松嶋。立つウォンイルを中央に回してテイクダウンは松嶋。しかし正対してウォンイルはつかつかと歩いてプレッシャーをかけていく。そこにダブルレッグは松嶋。ニンジェチョークを狙うウォンイルだが、サイドに回る松嶋は首を抜く。
徐々に疲労が見えるウォンイル。松嶋は再三のテイクダウン。背中を着かせるとヒジ狙い。ウォンイルは下から抱き着く。
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— ONE Championship (@ONEChampionship) June 15, 2019
3R、ニータップから押し込む松嶋だが、コーナー背に立つウォンイルは頭に鉄槌。さらに松嶋は回してテイクダウンする。尻で立つウォンイルに再びダブルレッグテイクダウンもコーナーで立つウォンイル。尻下で組んでリフトしてテイクダウン。亀から立つウォンイルはロープに向かって歩いて立つ。ならばと松嶋はリング中央まで運んでテイクダウン。下のウォンイルはラバーガードから離して蹴り上げでスペースを作り尻まで立つ。背中を見せて立つウォンイルはロープ外に上体を立ててブレーク。松嶋のテイクダウンにニンジャチョークを合わせにいくウォンイルだが、作らせない松嶋が上でゴング。
テイクダウン&コントロールは松嶋だが、決定打は出させなかったウォンイル。しかしウォンイルにもヒザ蹴り、右ストレートも決定打はなく、ロープ間へのエスケープが目立った。判定は…3-0でドミネートした松嶋が支持された。
▼ムエタイ・バンタム級 3分3R
○タリック・ケバベス(モロッコ)
[判定3-0]
×アンダソン・シウバ(ブラジル)
リングでのオープンフィンガーグローブ戦。打ち合いの中で詰めて右フックでダウン奪うケバベス。立つシウバは左ミドル返し、左ボディも。
? WHAT A BOUT! ?
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In a ONE Super Series instant classic, Moroccan revelation Tarik Khbabez goes 4-0 with a unanimous decision victory over Brazilian beast Anderson Silva! #WeAreONE #LegendaryQuest #Shanghai #MartialArts pic.twitter.com/rOJyFRBrUv
2R、下がりながらシウバは左ミドル! 詰めるケバベスにさらに左ハイもかすめる。左ボディ突き、左フック狙うシウバ。さらに左ミドル! ケバベスも左右からボディと上下に散らす。一瞬頭押さえヒザ蹴りはシウバ。しかしケバベスも左ボディを当て返す。
3R、距離が空くと左ミドルはシウバ。しかし徹底して詰めるケバベスは左右から右アッパー! シウバも左フックを振るが、詰めるケバベスは声を挙げながら左右振る。ド迫力の打ち合いの判定は、3-0でダウンを奪ったケバベスが勝利した。
▼ミドル級(※93.0kg)5分3R
○ライニア・デリダー(オランダ)
[2R 0分57秒 TKO]※がぶりからヒザで口頭タップ
×ジルベウト・ガルバォン(ブラジル)
1R、サウスポー構えのデリダーの打撃に両脇差すガルバォンだが、デリダーは突き放す。左の打点の高いヒザ! 右ミドルからシングルレッグ、さらに腰を抱えて後方に崩したデリダー。しかしガルバォンも左で差して立ち上がる。離れたデリダーは右の跳びヒザ! さらにダブルレッグテイクダウン。パウンドに行くもゴング。
2R、ガルバォンの入りにダブレッグテイクダウンはデリダー。立つガルバォンをがぶりダースチョーク狙いから首を固めてヒザ蹴り連打はデリダー! がくりと頭を落としたガルバォンはマットをタップした。
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