約20秒、視線を合わせた那須川天心と武尊(C)ゴング格闘技
那須川天心(TARGET/Cygames)vs.武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)の“世紀の決戦”がメインイベントで行われる、2022年6月19日(日)『THE MATCH 2022』東京ドーム大会の前日会見が18日、都内にて行われ、増席分もチケットが完売し、6万人弱の動員を見込むメガベントに向け、生配信するABEMAがサーバーダウンを防ぐためのチケットの事前購入を呼びかけた。
「見たこともない景色が東京ドームに生まれます」──会見冒頭でそう語った榊原信行実行委員は、「“なんちゃって”の発表は知りませんけど、実数ではたぶんこれまでの記録を抜きます。6万人弱の観客になる」と、東京ドームがフルハウスになることを語った。
同大会をオープニングファイトから完全生配信するABEMAエンタメDX本部長の藤井琢倫氏は会見で、「ABEMAでも類を見ないほどのスピードでチケットが購入されています。世の中が『THE MATCH』ムードになっていることを実感しています。今回のPPVが日本の歴史に残る記録になることは間違いない」としたうえで、購入ページの混雑によるアクセス不可等を防ぐため、PPVチケットの事前購入を呼びかけた。
「想定しない数の視聴者が購入する、特に19時以降、アクセスが集中するので、混雑を回避するため、出来れば夜19時前にチケットの購入を済ませ、視聴ページにアクセスいただくようお願いします」
リアルタイムで見られない視聴者のために、全試合終了後、22時以降は20%割引のチケットも販売。
それでも「有料配信」のハードルがある「ふだん格闘技を観ない人にも届けたい」という榊原信行CEOは、「捨てる神あれば拾う神あり。7月24日19時から、地上波MXテレビの2時間枠で、明日の世紀の一戦、イベントをスポーツドキュメンタリー番組として、全く見たことない蔵出し映像も含めて、『THE MATCH』の“CONFESSIONS”として、試合後のインタビューも収録して、それぞれのドラマを時間をかけて紡いで、極上のテレビ番組にして全国にお届けします」と、生中継ではないものの、MXテレビでの放送が決定したことを報告。
続けて、「全国で独立系の放送局も多い。私の地元の三重テレビでも放送されますし、いまの時代、キー局から送られてきたものを放送するだけでなく、この番組を“ぜひ放送したい”と思う局の皆さん、手を挙げてください。通信と放送のショーケースとして、新しいスポーツ中継のあり方に一石を投じられれば」と、『THE MATCH』版CONFESSIONSを、地域のオリジナル番組として放送してほしいと呼びかけた。