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【RISE】AKARIがリベンジ&王座獲得に自信「どん底に突き落とされたんで、どん底に突き落とし返したろうかなって」

2022/06/17 14:06
 2022年6月24日(金)東京・後楽園ホール『RISE 159』にて、第2代RISE QUEENミニフライ級(-49kg)王座決定戦3分5R無制限延長Rを同級3位のerika(=名前の後ろにハートマーク/SHINE沖縄)と争う同級1位AKARI(TARGET)の公開練習が行われた。  パンチのみのミット打ちでワンツー、ワンツー・左フックを見せていたAKARIだが、突然なぜかRISEでは禁止となっているヒジ打ちを交えたコンビネーションを繰り出した。  以下、公開練習後の一問一答。 ――いつも通りマイペースで調整が続いてるみたいですね。 「まだ(今日の)練習始まってないのでそんなガチガチではないです。本当にいつも通りって感じですね」 ――いよいよタイトルマッチだ! という緊張感みたいなのは全くないんですか? 「練習に入るとやっぱり緊張感はありますしポスターが後ろにあるんですけど、ポスターとか二人でドン! って立ってるのとかを見るとやっぱり『うわ、タイトルマッチだ』ってなりますね」 ――ナンバーシリーズで女子のタイトルマッチで堂々のメインで、ポスターも一番大きいじゃないですか。ああいうポスターを見たらやっぱり大きな励みになりますか? 「やっぱり嬉しいですよね。嬉しいっていうか大会の顔として出させていただく訳なので、いつも以上に気合が入るというか、タイトルマッチだし女子でメイン張れるのってなかなかないと思うんで。しかもあのメンツの中で一番最後にやらせて頂くんでめちゃくちゃ楽しみではありますね」 ――先日無事出産されました師匠の神村エリカさんから何か言われましたか? 「『本当に次はAKARIの番だよ』って言われて(笑)。でも本当に安心したというか、私も練習前に大号泣かまして(笑)。私の番だと思って頑張らなきゃなと思いました」 ――じゃあ神村エリカさんからは幸せのバトンを渡されたわけですね。 「本当にもうタイミングは全て完璧って感じですよね」 ――あとはもう試合前に『THE MATCH』を見てさらにモチベーションを高めるって感じになりますか? 『THE MATCHめっちゃ楽しみですね」 ――ちなみにどの一戦を一番注目してますか? 「どの一戦…選べないな(笑)。やっぱりメインはめっちゃ気になるし第1試合の金子選手と鈴木選手の試合も『そこで1試合目持ってくるか』みたいな、めっちゃ注目してますね」 ――その第1試合とメインはどんな試合になると思いますか? 「バチバチの打ち合いになりそうだなみたいな予想はしてますけど、でも格闘技に絶対とかないんでめっちゃ気になりますね本当に」 ――今回のタイトルマッチも「格闘技に絶対はない」ということで半年前の雪辱を期すとともにAKARI選手が戴冠するっていう画を想像します? 「半年前どん底に突き落とされたんで、どん底に突き落とし返したろうかなって思ってて。でも私もほんとに絶対はないんでどんなに自信があっても本当一つで、コンマ何秒で変わる世界なんで気は抜いてないし、宜保(erika)選手もそんな生半可な気持ちでやってはないと思うんで、気合い入れて気を抜かずに最後までやり切ろうかなと思っています」 ――半年前の試合の敗因を分析したり事細かに色々考えたりすることはあったんですか? 「12月に負けてから私2カ月ぐらい本当に練習しなくて、2カ月の間に多分3回ぐらいしか練習しなくて。段々時間が経つにつれちゃんと3分3R自分の試合が見られるようになって、しっかり駄目なところとか『ここは良かった』『ここは駄目だった』って分析はできました。駄目だったところをしっかり修正できれば同じことは繰り返さないんじゃないかなと思ってます」 ――それは神村さん、トレーナーの菅原さんなどにもかなりいろいろ言われた感じなんですか。 「基本的にダメだったことが二、三個大きいのがドンってあったなって感じだったんで、そこを徹底的にやってやりつめるしかないなとは思います」 ――改めて王座を争うerika選手は今AKARI選手にとってどんな存在ですか? 「どんな存在…? 越えられない壁ではないなって思ってるし、私がチャンピオンにならないと本当に始まらないんで。そろそろ周りの人にもベルト巻いてるとこ見せなきゃいけないんで、跳び箱と一緒ですよね。超えさせてもらって次に進みたいですよね」 ――夢の中に自分がRISE QUEENのチャンピオンベルトを巻いてる姿とか出てくることありますか? 「まだ試合の夢は見たことないですね」 ――実際ベルトを見たらこれが私のものになるとか、そういう思いは日に日に強くなりますか? 「なりますね、やっぱ。もう一歩で、もう一個で届くんで本当にあと一歩集中してやっていきたいなって思います」 ――先ほどの公開練習の中でヒジ打ちを出してましたが意図があれば教えてください。 「普通に公開練習やってもつまんないかなって思ったんで(笑)、ちょっとノリで初めてのヒジを出させてもらいました」 ――ヒジ打ち自体、初めてだったんですね。 「初めてですね、見様見真似で(笑)」 ――至近距離でも打ち合えるぞってところを見せようかなっていう風に深読みしてたんですが、いかがですか? 「おぉ~、それはちょっと想像にお任せしようかなと思います(笑)」 ――ドラムミット打ちもボディだったりボディストレートだったり、かなり距離が近いんですが、そのあたりファイトスタイルを少し変えた部分とか、この試合に対してのイメージでそういう風な打ち方にしてるっていうのもありますか? 「そんなに意識はしてないっていうか、本当にドラムミットをひたすら強く打つ意識だけだったんで多分あの距離になったし、本番もその距離なのかはまぁまぁちょっと楽しみにしてもらえたらなって思います」 [nextpage] 今だったら全部上回ってるって言えるぐらい自分が強くなってる ――試合まで10日ぐらい切った感じですけど結構追い込んでいる中で今疲れだったりコンディションっていうのはいかがでしょうか? 「追い込み中なんでそれなりの疲労だったりはありますけど、でも本当に試合前って感じがして私は凄く嬉しいですね。この疲れてる中からどれだけ自分のことを追い込めるかが多分今回のタイトルマッチの勝負にもなってくるかなとは思うんで、もう本当にまだこれからって感じですね」 ――ちなみに追い込みはいつぐらいまでやられる予定なんですか? 「土曜日が多分ラストスパーぐらいになると思うんでそれぐらいまでやるかなって感じです」 ――改めて前戦もあってerika選手の印象はどうですか? 時間が空いてもう一度映像などを見返す中で、何かこういう選手だなとかこういうタイプの選手だなっていうのはあります? 「あまり変わらずですね、最初からの印象は。やっぱりフィジカルと体力すごいな、みたいな。フィジカル、体力、メンタルすごいな、みたいな印象ではありますね。攻撃がとか技術がどうとかっていうわけではなく、もう本当に何か人間的に強いなみたいな印象ではあります」 ――erika選手は公開練習で「自分が上回っているところはどこか」って聞かれた時に率直にパワーと気持ちって言ってたんですけど、AKARI選手から見てその辺りは脅威だったり、もしくは自分としてはこの面については私の方が上だっていうのはどういうところにあります? 「今だったら全部って言えますよ。今だったら全部って言えるぐらい自分が強くなってるって思うし、まだまだ上げられるって思ってるんで」 ――その「今だったら」っていう理由はこの期間どういった練習だったりどのような気持ちが上がることがあったんですか? 「やっぱりエリカ先生が妊娠してて前回の宮﨑選手と試合した時も、練習は本当にほとんどノータッチというかスパーリングを見せてこうしたほうがいいみたいなアドバイスぐらいだったので、そこで勝てたのは大きいかなとは思うし、自分の中でもやらなきゃ負けるっていうのが12月で本当に痛感させられたんで。自分自身でもっと自分を上げていかなきゃいけないなっていうのを最近はずっと意識してできるようにはなってきたかなと思うんで、そこら辺でそう思えるようにはなったかなと思います」 ――例えば見てるファンが「AKARI選手スタイルチェンジしたのかな」って思うぐらいまで、何か技術的な磨いてきたものっていうのは今回の試合に向けてあるんでしょうか? 「自分が自信を持って出来るところで戦いたいなと思うし、プラスアルファで今まで出来なかった部分を出せるようになったらそれはもう大きなステップアップだと思うんで、どんな相手に対しても自分のファイトスタイルを貫いたりとかするのも大事だと思うし、場面場面でどんな展開になるかは分からないけどその中でも自分の良さを出せたらいいなとは思います」 ――ちょっと早いですがこの試合に勝利してRISEのベルトを手にした時、自分はどんな王者になりたいっていうイメージを作ってます? 「どんな王者になりたいかって言われたらそれは本当に私がずっと見てきたエリカ先生。エリカ先生がチャンピオンになった時は本当にギラギラしてたというかミニフライ級自体ほんとにギラギラしてたなって思うんで、存在感を表したいというかもっとギラギラした階級にしたいなと思います」 ――ギラギラした王者っていう感じなんですね。 「なんか抽象的というかふわふわしてますけど、そうですね。ほんとに誰が見てもやっぱチャンピオンだなって分かる選手になりたいし、憧れられるようなチャンピオンにならなきゃいけないなと思います」 ――今年からRISEがGLORYとか海外提携とかもしてますし、コロナの規制も緩和されて外国人選手が入りやすい状態ができてると思うんですけど、先ほどおっしゃったようなギラギラぶりを外国人選手相手にをぶつけたいとかそういった気持ちってあります? 「そこで見せられたら、本当に強い選手だなって外からも内からも認められるような選手にはなるんじゃないかなと思います」 ――先ほど前回敗れたerika選手に対して「今回はどん底に突き落としたい」というような言い方されてましたけどフィニッシュはどういうイメージされています? 「ずっと言ってますけど理想は倒しきる。あとは本当に明確に効かせたっていう攻撃が欲しいですよね」
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