メイウェザー戦の会見後、さっそく動画を公開した朝倉。打倒メイウェザーに自信をのぞかせた(C)RIZIN FF
2022年6月14日(火)、RIZIN公式YouTubeチャンネルにて記者会見が行われ、9月に日本でプロボクシング5階級制覇フロイド・メイウェザー・ジュニア(アメリカ)と朝倉未来(トライフォース赤坂)が拳を交えることが発表された。日程と会場、ルールは今月中に発表予定。
朝倉は会見終了後、さっそく自身のYouTubeチャンネルに動画を更新。『メイウェザーと試合が決まりました』と題して約10分間、メイウェザー戦について語った。
「俺たち弾丸で(ラスベガスに会見)来て、もう明日帰って『THE MATCH』の解説もやるんで、あんな一方的に喋られてね、ナメてるよ。話長すぎる、マジで」と、ネットでも話題となったメイウェザーのコメントの長さに辟易した様子。
「今回、体重が70kg契約だから(天心戦は66.7kg、ローガン・ポール戦が70.3kg、ローガンに190ポンド=86.18kgまでの制限あり)、一応俺有利なんだよね、今回。いま78-79kgあるから、水抜き5kgくらいして、当日、ライト級みたい身体で戦えるから。12Rとかあったらメイウェザーが言ってたように、ちょっとキツいんですよね。たぶん俺持たないですね。でも3分3Rだから、瞬発力というか爆発力のある俺の戦い方が出来るんで、ふだん(MMAで)5分3Rやっているからね」と、会見では後日発表となっていたが70kg契約で3分3Rとして自分に有利だと話した。
戦い方については「パンチ力で行ったら、相当自信がありますので、タダで返すつもりはないですね。あいつ、なんか金儲けくらいの気持ちで来てると思うんですけど、もう全力の、初めてのファイトスタイルで、もう1、2発もらいながらぶん殴っていこうかなと思っています」と、打たれるのを覚悟で全力で行くとする。
会見で向き合っての印象は「普通になんか弱そう。全然俺の方がデカいし、身体も俺の方がだいぶデカいから、天心君とやったとき、体重差すごかったけど、(今回は)俺の方が重いと思う。身体をデカくして80(kg)近くあるから。だからパンチ力とかは全然戦えると思う」と、那須川ほどの体格的ハンディはなく、フィジカル面で劣るところはないと見た。
朝倉は自信をこう語る。「でもね、3分3Rでしょ。全然俺行けると思うんだよね、ぶっちゃけ。はっきり言うと。打たれ強さは結構、自信があるので、ほんとうなんか肉を切らせて骨を断つ戦法──ガンガンもらいながら行こうかなと思っている。KO負けは1回も無いね、人生で1回もKO負けしたことはないから。楽しみだね。ちょっと世界中をどよめかしたいよね。アイツ、絶対に驕りが出てるから」と、メイウェザーの天狗になっている鼻をへし折りたいと言わんばかり。
会見でメイウェザーが「(朝倉の試合映像は)全く見る必要はありません」と発言していたことについては、「めっちゃ見てると思うよ、性格上。まあほんとうはね、メイウェザー、1発蹴ると(罰金)5億なんで……ちょっとクラウドファンディングしようかと思ったんですけど……でも(効かすのに)2発はいるんですよね、絶対。一番入る技は、俺が斎藤(裕)戦で見せた右ストレートに合わせて、テンカオ、左のヒザ蹴りを腹に打ち込むのが絶対決まるんですけど……5億はデカいよな……まあ、しょうがないですよね、それは。(ヒザ蹴りを)入れたら大事件になるけどね。めちゃめちゃね」と、那須川戦でも話題となった“蹴り一発で罰金5億円”を覚悟でやってやろうかと思った、と本気ともジョークともとれる発言も。
そして「本当、楽しみだし、『THE MATCH』も今週、迫ってますけど、もう1回、日本を沸かせたいですね。9月はね、毎日を大切に、バンバン練習をしていって、めっちゃ盛り上がる試合をしたいと思いますので、応援よろしくお願いします」と、那須川天心vs.武尊の『THE MATCH』に引き続き日本を格闘技で盛り上げたいと意気込みを語った。