NJKFウェルター級王者・洋輔YAMATOが挑戦者に同級1位・野津良太を迎えての初防衛戦
2022年6月5日(日)東京・後楽園ホール『NJKF 2022 2nd』のダブルセミファイナル第2試合で、NJKFウェルター級タイトルマッチを行う王者・洋輔YAMATO(大和)と挑戦者の同級1位・野津良太(E.S.G)のインタビューが主催者を通じて届いた。
両者は19年9月に対戦しており、洋輔が3-0で判定勝ち。野津はライト級時代にも王座へ挑むがドローで王座奪取に至っておらず、今回はリベンジと初戴冠を懸ける。対して初防衛戦の洋輔はKO勝利で自身が描く“チャンピオン像”を体現せんとする。アグレッシブな戦いを誓う野津と、KO宣言の洋輔、激闘の予感が漂う。
洋輔「今は他の団体も3分3Rなので、3R中にKOする」
(写真)ホーストカップでも王者になっている洋輔(右)
――NJKF王座の初防衛を懸けた試合が近づきました。どんな心境ですか?
「調子も仕上がりもバッチリです。防衛を淡々としている人って少なくて、よく「防衛戦は難しい」って言われますけど、僕は“防衛”っていう気持ちはあまりないです。チャンピオンになってからなかなか思うような試合ができていないので、今回はしっかり王者らしくKOで勝って、“チャンピオン”っていう座を見せつけようと思ってます。
――洋輔選手が思う“チャンピオン”とはどういった存在であるか教えてください。
「KOが多くて、“この選手は強いな”って思われる選手がやっぱり一番王者だなって思います。僕はチャンピオンになってから勝っても判定とか、KOで負けたりっていうことが続いているので、今回からスタイルを変えKOしていこうと思ってます」
――では、スタイルチェンジをして今回の試合に臨む?
「戦い方は昔より変えてきてます。今回はKOしようと思って、KOをイメージして常に練習してきているので、KOのイメージはもうできています」
――野津選手の印象をお願いします。
「一度やって判定で勝ってる相手なんですけど(19年9月、66㎏契約で洋輔が3-0の判定勝ち)、前回は僕が首相撲でコカしたり、勝ちに徹底した戦い方をしました。気持ちが強い選手かなって思います。圧力を掛けて来るのが嫌で、僕もそれに押されず前に出ようと意識してやりました」
――その後の野津選手の試合は見てますか? また今回はどんな試合を見せてくれますか。
「最近の試合も見てます。アグレッシブさ、しぶとさはあるし、カウンターを狙ったり自分の距離で戦うのを意識してるのかなって思いました。今回は僕が防衛で、向こうは挑戦者としてベルトを獲りに来るので、かなりアグレッシブに来るかと思うので、そこは警戒してます。ただ、そのアグレッシブさを逆にKOしたろかなって思います」
――タイトルマッチで5R戦となりますが、これに関してはいかがでしょう。
「5Rは特に問題ないかと思ってます。練習も基本ミットは4、5Rばっかりなので、体は5Rに作ってきてます。ラウンド数はあまり気にしてないし、自分のよさが出せるのはあるんですけど、今は他の団体も基本3分3Rなので、その3R中にどこかでKOしようと思ってます。3R以内に。5R戦うつもりはないです」
――力強い、KOでの防衛宣言ですね。ファンの方たちへもメッセージをお願いします。
「初防衛戦になるのでKOで終わらせて楽しい試合をしますので、応援よろしくお願いします」