2022年5月29日(日)東京・後楽園ホール『RISE 158』のセミファイナルで、RISE QUEENアトム級(-46kg)王者・宮﨑小雪(TRY HARD GYM)に挑戦する同級1位・小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM)が公開練習を行った。
小林は強烈なパンチを武器に持つ21歳。フルコンタクト空手出身で、正道会館第38回全日本空手道選手権大会2019軽量級優勝など主に関西圏の大会で多くのタイトルを獲得してきた。2020年10月に宮﨑小雪にプロ初黒星を付けられるも、2021年1月の『アトム級NEXT QUEENトーナメント』1回戦で奥脇奈々を得意のパンチでKO。決勝戦では宮﨑小雪へのリベンジを狙うも判定負け。4月には平岡琴と観客が拍手喝采の激闘を演じ、判定2-0で勝利した。7月には百花にもダウンを奪って判定勝ちし、2022年1月には祥子JSKにKO勝ち。戦績を5勝(2KO)2敗1分とした。
両者はこれまで2度対戦し、いずれも宮﨑が判定勝ちしている。
公開練習ではワンツーを中心としたパンチのミット打ちを披露。ジャブから右ストレート、ジャブから右ロングフック、ワンツー・左フックとミットに叩き込んでいく小林は徐々にペースを上げ、最後は右で快音を響かせてミット打ちを終えた。以下、質疑応答。
――練習を見させていただいたんですけどかなり調子良さそうに見えますね。
「はい、めちゃめちゃ良いです」
――左のリードからの右ストレートが非常にキレがあるように思いましたけど、自分ではいかがですか?
「パンチもいい感じでキレてますね」
――今年の1月の衝撃的なKOからさらにパワーアップしたって感じがありますか?
「はい、だいぶパワーアップしています」
――自分でどういうところがパワーアップしてるっていうことを感じますか?
「パンチ力も勿論なんですけど、今回フィジカルを増やして体幹も良くなったと思いますね」
――最初に挑戦者としてタイトルマッチに出るっていう話を聞いた時にどんな気持ちになりましたか?
「もともと(挑戦者は)自分やろなって思ってたんですけど、いざ決まったっていうのを(原口)健飛君から聞いた時に何かワクワクというかめちゃくちゃテンションが上がりました」
――小林選手にとっては今回が初の5ラウンドマッチになりますがどうですか?
「しんどくなるやろなって思ってはいますけど、5Rフルで戦えるように練習はしてきてるので自信持って挑んでいきます」
――現時点では5Rになっても体力、スタミナが落ちない自信がありますか?
「やってみないとそこはちょっと分からないですね」
――現状でチャンピオンの宮﨑選手はどんな風に見てますか?
「やはり46kgでは飛び抜けてるなっていう、強いですね」
――過去2回戦ってるじゃないですか? 残念ながら2回とも負けてますけどその辺はどういう糧にして今回挑もうとしていますか?
「2回負けてるって言われるんですけど、過去なんでそこはあまり考えてないですね。今回は圧倒して勝てばいいかなって感じで」
――それでは今回は圧倒して勝つって自信がある訳ですね、作戦もバッチリ?
「(同門の)坂田(実優)がばっちり考えてくれました」
――さわりだけでも教えてもらえませんか?
「1、2回目負けてるじゃないですか。(当時は)技術もなかったし作戦というかもう技術はつけましたね。はい、それだけです」
――小林選手というと以前のインタビューでは非常に沢山ご飯を食べるっていうエピソードがほのぼのしてて良かったと思うんですけども。このタイトルマッチに向けてもご飯をたくさん食べてますか?
「今までで1番練習量が多くて、今回減量まだしてないんですけど、ほぼ契約体重ぐらいで、しっかりご飯も食べれてるんで焼き肉とか週に何回か行ってます」
――1日ご飯どれぐらい食べてるんですか?
「今はそんなご飯だけ爆食いっていうのはしてないですね。バランス良い食事というか、一応考えて」
――原口健飛選手からどんなアドバイスをもらってますか?
「向こうは技術が多いんで、自分が強くしないといけない場所とか教えてくれました。当たるコンビネーションとか健飛君自身も忙しいと思うんですけど、その間でも教えてくれたりとかして」
――でしたらもう決戦当日、自分がチャンピオンベルトを巻いて右手を上げられてる姿を想像してますか?
「そうですね毎日寝る前にしてますね」
――最後にRISEファンの皆さんにメッセージをお願いします。
「今回はチャンピオンとタイトルマッチが決まったんですけど、自分がベルト獲った方がこれからも面白くなるしRISEも盛り上げる自信があるので試合に期待して下さい。絶対倒すので応援よろしくお願いします」