対戦相手がいないとSNSに嘆きの投稿をした安保(左)に、グスタボが名乗りをあげた
2022年6月19日(日)に東京ドームで開催される『THE MATCH 2022』は13試合が発表となり、後日残り3~4試合が追加発表となる予定。
そこで気になるのが、早くから参戦を表明していた第4代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者の安保瑠輝也(CLUB es/team ALL-WIN)だ。
安保はかねてからSNSで舌戦を展開していた平本蓮(ルーファスポーツ)とのキックボクシングルールでの対戦に乗り気だったが、平本の『THE MATCH』参戦アピールは「遅れてきたエイプリルフール」だったことが分かり、ファンの間でも大いに盛り上がっていた平本戦は消滅。
なかなか出場が決まらない安保は『THE MATCH』の対戦カード発表記者会見があった19日に「安保瑠輝也まじで相手がいない説」と自身のSNSに投稿。「鎖国と言われてきたK-1選手が片方のカード埋めて俺の相手がいないのはやばいだろ。おい黒船とやらどうにかしろ」と、RISE(YA-MANが「黒船は俺たち」と発言)へ向けて対戦相手を用意してくれとアピールした。
ファンからはRISEスーパーライト級王者・山田洸誓(正道会館KCIEL)の名があがったが、山田は-65kgの王者で-67.5kgの安保とは2.5kgもの差があり厳しい。RISEの-67.5kg(ウェルター級)は5月29日に王座決定戦で新王者が誕生するが、試合までの期間が短いため現実的ではなさそうだ。
RISE以外の出場団体では、シュートボクシングも-67.5kg(ウェルター級)は空位。新日本キックボクシング協会には一階級上のスーパー・ウェルター級(-70.0kg)にリカルド・ブラボ(伊原道場アルゼンチン支部)がいるが、ウェルター級にめぼしい選手はいない。
安保の「まじで相手がいない説」は現実の話となりそうだが、ここで意外な選手が対戦相手に名乗りを上げた。RIZINで活躍するルイス・グスタボ(ブラジル)だ。グスタボは自身の日本版YouTubeのSNSアカウントにて「ぜひキックボクシングで戦いましょう」と動画を掲載してアピール。
ルイス・グスタボChannelではこの動画公開前に「明日、正式な形でルイス・グスタボから運営様、ファンの皆さんに実現のお願いのメッセージを撮ります。その際にはご支持をよろしくおねがいします。グスタボのジムはベアナックル・ボクシングをはじめ、あらゆる格闘技に対応しているジムです。世界のMMAファイターは、実際にキックで戦っています」と告知しており、本気のアピールのようだ。
この申し出に安保は「俺は全然いいよ。名乗り出てくれてありがとう」と回答。グスタボの来日がかなえばK-1vs.RIZINが実現するかもしれない。
グスタボは4月16日に開催された『SPASHAN presents RIZIN TRIGGER 3rd』に約2年ぶりの来日を果たし、メインイベントで矢地祐介(フリー)を2R3分14秒、TKOに仕留めたばかり。果たして、安保は東京ドームに出場できるのか。
@anpo_rukiya ルイス・グスタボは「安保瑠輝也選手、是非キックボクシングで戦いましょう!」と申しております。デモリッションマン、お願いします。 pic.twitter.com/IsjON0zI6E
— ルイス・グスタボchannel (@Japan14699924) May 20, 2022
俺は全然いいよ🙋♂️名乗り出てくれてありがとう https://t.co/Ju7mZ8ljlX
— 安保瑠輝也 あんぽるきや (@anpo_rukiya) May 20, 2022