ローキックの明戸か、強打の弘輝か
2022年6月17日(金)東京・後楽園ホール『Krush.138』の追加対戦カードが以下の通り発表された。
▼Krushライト級 3分3R延長1R
明戸仁志(ALONZA ABLAZE) ※K-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTから所属変更
弘輝(WORLD TREE GYM) ※WORLD TREE GYM/team ALL-WINから所属変更
明戸はフルコンタクト空手をバックボーンに持ち、2009年10月からKrushに参戦。レオナ・ペタス、大沢文也、山本直樹、大月晴明らと対戦し、島野浩太朗とは1勝1敗。今回は2021年5月以来の復帰戦となる。戦績は10勝(4KO)14敗。
弘輝は2020年6月にKrush初参戦を果たしたサウスポーで、初陣ではSEIYAを3Rでマットに沈めた。しかし、9月の朝久泰央では1Rに飛びヒザ蹴りでダウンを奪うも、2Rにハイキックで壮絶な逆転KO負け。3月のK-1では龍華にKO負けと、勝っても負けてのKOのファイター。2021年の「第6代Krushライト級王座決定トーナメント」では1回戦で東本央貴に勝利も準決勝で里見柚己に敗れ、その後も大沢文也、鈴木翔也に敗れて3連敗中。戦績は7勝(5KO)6敗1分。
▼Krushライト級 3分3R延長1R
伊藤健人(K-1ジム蒲田チームアスラ)
南雲大輝(スタースポーツクラブ/Air KBZゴールデンベルトチャンピオンシップ 2017年-67kg級王者) ※八光流柔術総本部から所属変更
伊藤は9勝(2KO)11敗4分と24戦のキャリアを持ち、小澤海斗、芦澤竜誠、大岩龍矢、朝久裕貴らと拳を交えてきた。2020年12月の三輪裕樹戦、2021年5月の中島千博戦、10月の山本直樹戦と3連敗中。
南雲はMMA(総合格闘技)からミャンマーの頭突きありの超過激格闘技ラウェイに転向し、2017年12月にはミャンマー・ヤンゴンで開催されたAir KBZ(エアカンボーザ)チャンピオンシップにて67kg級の2017年王者となった。2019年6月、K-1への参戦を表明し、11月に初参戦したがKO負け。2020年6月の堀井翼戦は反則負け、8月の東本央貴戦では初回KO負け、2021年3月のK-1ではゴンナパーに2RでKO負けと5連敗ながら「第6代Krushライト級王座決定トーナメント」に抜擢され、7月の1回戦は不戦勝も9月の準決勝では瓦田脩二にKO負けを喫した。2022年2月には因縁の堀井翼との決着戦を延長戦の末に制した。キックボクシングの通算戦績は3勝7敗。
▼-75kg契約 3分3R延長1R
ブハリ亜輝留(WSRフェアテックス幕張)
EITO(ALONZA ABLAZE) ※Respect All Fear Noneから所属変更
ブハリはガソリンスタンドを経営する戦う代表取締役社長。2020年8月にKrushでK-1 JAPAN GROUP初参戦するはずだったが、体重超過のため中止となり、2020年12月の『BOM』にてWMC日本ミドル級王座決定戦を争ったがドロー。2021年2月の『Krush-EX』で夜叉猿をパンチの連打で初回KOに沈め、5月のK-1に初参戦を果たしたが神保克哉に初回KO負けを喫した。戦績は3勝(3KO)2敗1分。
EITOは日本拳法をバックボーンに持ち、16歳の時にマーク・ハントに憧れてニュージーランドへ渡りプロキックボクサーに。2019年6月にKrush初参戦すると2連続KO勝ちを収めたが、2020年1月に松下大起にKO負け。3月のK-1に緊急出場したがMIKE JOEにKO負け。2021年12月には神保克哉にKO負けと3連敗。戦績を2勝(2KO)3敗としている。
▼Krushスーパー・ライト級 3分3R延長1R
齋藤紘也(WSRフェアテックス三ノ輪)
塚本拓真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/第5回K-1アマチュア全日本大会 チャレンジAクラス -65kg優勝)
齋藤は2020年9月にKHAOSでK-1 JAPAN GROUP初参戦を果たすと2連続KO勝ち、2021年4月はマーク・バード・ジェームスに判定勝ちして通算戦績を4勝(3KO)無敗とした。
塚本は2018年9月にKrushでプロデビュー、2019年7月に初勝利を収めるとその後は3連敗を喫したが、2021年11月の川島康佑戦、2022年2月の小林孝彦戦で連勝して盛り返した。戦績は3勝(2KO)3敗2分。
▼Krushスーパー・フェザー級 3分3R延長1R
横山朋哉(リーブルロア)
石田勝希(RKS顕修塾/第9代MA日本キックボクシング連盟スーパー・ライト級王者、第3代・第9代ACCELライト級王者、RKSスーパー・ライト級王者)
横山はK-1甲子園2017 -60kg準優勝の実績があり、プロ戦績は7勝(3KO)2敗。2018年6月からK-1 JAPAN GROUPの大会に出場、抜群の破壊力で4連勝(3KO)と快進撃を続けていたが、2019年8月の試合で朝久泰央に敗れた。2020年2月には中島千博と好試合の末に判定勝ちして再起を飾ると、9月には第8代Krushスーパー・フェザー級王者の西京佑馬に判定勝ちするなど5連勝。2022年の「第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメント」では優勝候補と目されるも、決勝で中島千博にリベンジを許した。戦績は11勝(6KO)3敗。
石田は初芝立命館高等学校を卒業し、早稲田大学では日本拳法部に所属。新空手で60戦無敗の伝説を作り、2009年のK-1甲子園では3位になった。2011年8月にプロデビューし、2017年2月には林健太をKOするなど無敗の快進撃を続けていたが、2017年11月の稲石竜弥戦、2018年2月のゴンナパー戦では敗れる。2021年12月にK-1初参戦を果たすも篠原悠人に判定負け。これまで第9代MA日本キックボクシング連盟スーパー・ライト級王座、第3代・第9代ACCELライト級王座、RKSスーパー・ライト級王座を獲得しており、戦績は25勝(11KO)5敗3分。
▼Krushスーパー・フェザー級 3分3R延長1R
野田哲司(PURGE TOKYO)
松本涼雅(team ALL-WIN)
野田はTETSUのリングネームで試合をしていたが、本名になり所属も月心会チーム侍からPURGE TOKYOに変更。2018年8月からK-1 JAPAN GROUPに参戦すると、佐野天馬、伊澤波人を破って頭角を現し、3連勝でKrushフェザー級王者・江川優生に挑戦したがKO負け。2019年11月には斗麗に敗れて連敗を喫し、7月11日のKrushではスーパー・フェザー級に階級を上げて提髪和希と西元也史に連勝するも2022年1月に斎藤祐斗に初回KO負けを喫した。スピードを活かしたパンチ&キックが持ち味。戦績は9勝(2KO)4敗。
松本は2019年7月にKrushでプロデビューし、いきなり東本央貴から勝利を奪った。同年11月に此尾昂希にTKO勝ち、2020年7月には現在K-1で活躍中の西元也史からも勝利している。2021年には「第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメント」に抜擢されるも1回戦で横山朋哉にKO負け。戦績は3勝(1KO)1敗。
▼Krushスーパー・フェザー級 3分3R延長1R
兼田将暉(RKS顕修塾)
林 勇汰(FLYSKY GYM)
兼田は関西キック界のフェザー級でトップに君臨する22歳。『K-1甲子園2017』の-60kgで優勝した後、ACCELフェザー級王者、元HEATキックライト級王者、元RKSスーパーフェザー級王者と3つの団体で王座を獲得している。2017年11月にK-1で横山朋哉に判定勝ち。2021年4月には『KNOCK OUT』に参戦し、栗秋祥梧から判定2-0で勝利を収めたサウスポー。2022年1月のKrush初参戦では龍斗に判定勝ち。戦績は16勝(6KO)2敗。
林は6勝(2KO)7敗1分1無効試合の戦績だが、パンチを主体とするアグレッシブなファイトスタイルで常に会場を沸かせる。2019年6月の「スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント」のリザーブファイトでは小倉尚也を左フックで2度ダウンさせて初回KO勝ちを収めたが、8月の金子晃大戦、11月の玖村将史戦(Krushスーパー・バンタム級タイトルマッチ)と連敗。2021年10月に復帰を果たし、水津空良を初回KOしたが2022年2月の佑典戦ではKO負け。
▼Krushスーパー・フェザー級 3分3R延長1R
目黒翔大(優弥道場)
松山勇汰(TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO)
目黒は勝ち負けを繰り返しており、現在は2連敗中で戦績は3勝(2KO)5敗2分。松山はK-1甲子園2020 -60kg王者で、2020年12月のプロデビューからK-1で2連続KO勝利したが、2021年12月の寺田匠とのホープ対決ではダウン応酬の末にKO負け。初黒星を喫して戦績を2勝(2KO)1敗とした。
▼Krushフライ級 3分3R
大久保琉唯(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTERK-1甲子園2021 -55kg王者)
石郷慶人(K-1ジム福岡チームbeginning/初代九州プロキックボクシングフライ級王者)
▼Krushスーパー・ライト級 3分3R
坂本優輝(PURGE TOKYO/第10回K-1アマチュア全日本大会 チャレンジAクラス -70kg優勝、第34回K-1アマチュア チャレンジAクラス -70㎏優勝)
龍(team ALL-WIN/第11回K-1アマチュア全日本大会 チャレンジAクラス -75kg優勝、第38回K-1アマチュアチャレンジAクラス -75kg優勝)