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【UFC】オリヴェイラが0.5ポンド体重超過で王座剥奪。ゲイジー戦は変則タイトルマッチに=5.7『UFC 274』

2022/05/07 09:05
 2022年5月7日(日本時間8日)、米国・アリゾナ州フェニックスのフットプリント・センターにて開催される『UFC 274: Oliveira vs. Gaethje』に向け、6日(同7日)、前日計量が行われた。  メインイベントは、UFC歴代1位の18フィニッシュを誇るライト級(155ポンド/70.3kg)王者シャーウス・オリヴェイラ(ブラジル)が、23勝(19KO・TKO)83%のKO・TKO率を誇るジャスティン・ゲイジー(米国)を迎えうつ、2度目の王座防衛戦だった。  しかし、公式計量で、挑戦者ゲイジーは155ポンドの王座戦リミットちょうどでクリアしたものの、オリヴェイラが155.5ポンド(155ポンド/70.53kg)と0.5ポンド(226g)オーバーしたことからライト級王座の剥奪が決定。  試合は行われるものの、ゲイジーが勝利した場合のみライト級王座を戴冠する変則タイトルマッチになることが発表された。 ▼UFC世界ライト級選手権試合 5分5Rシャーウス・オリベイラ(155.5lbs/70.53kg)※ジャスティン・ゲイジー(155lbs/70.31kg) ※オリベイラが規定体重をオーバー。報奨金の一部を没収とする。ライト級王座はメインイベントの試合開始と同時に空位となる。試合は予定通り行われるものの、UFC 274ではジャスティン・ゲイジーが勝利した場合のみ、ライト級王座を獲得  8時間後の観客を入れた公開計量では、ゲイジーは着用したTシャツを結んで観客に投げ入れて笑顔。  オリヴェイラが体重を作れずに王座戦に臨むことについて聞かれ、「俺はただKOしにきただけ、向こうが体重作る前にKOしてやるよ」と、KOフィニッシュを予告。  対するオリヴェイラは、王座戦以外なら1ポンドオーバーまで許容される範囲内の体重超過に、すでに気持ちを切り替えたか、サングラスをかけてスキップを踏んで登場。  フェザー級での計量失敗はあったものの、ライト級に上げてからは初の計量失敗となるオリヴェイラはブーイングのなか、「神のみぞ知ること。とにかく明日はシャーウス・オリヴェイラが世界を衝撃に包む」と語った。  フェイスオフでは、握手をかわしながらも、互いに顔を近づける臨戦態勢に。ゲイジーは勝利して新王者になることが出来るか。王座をはく奪されたオリヴェイラが再びベルトを巻くためには、ゲイジーに勝利して王座を空位に戻して、決定戦に名乗りを挙げることが必要となる、変則タイトルマッチだ。  ほかプレリミナリーの女子フェザー級で、メイシー・チアソン(145.5ポンド/66.00kg)と対戦するノルマ・ドゥモン(146.5ポンド/66.45kg)が体重超過。試合は行われるものの、対戦相手のチアソンに報奨金の30%を支払うことになっている。  上記2試合以外は、全選手が計量をパス。  コ・メインイベントのUFC世界女子ストロー級選手権試合では、王者ローズ・ナマユナスが115ポンド(52.16kg)、カーラ・エスパルザも同じ115ポンドで計量をパスしている。
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