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【Krush】瓦田脩二vs.大沢文也のタイトルマッチをK-1・Krushライト級の8選手が予想

2022/04/30 14:04
 2022年4月30日(土)東京・後楽園ホール『Krush.136』のメインイベントで行われる、Krushライト級タイトルマッチ3分3R延長1R、王者・瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)vs.挑戦者・大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)の一戦をK-1・Krushのライト級全8選手が予想した。  現K-1ライト級王者・朝久泰央(朝久道場)は「瓦田選手は独特なリズム感から繰り出される伸びのあるストレートとヒザ蹴りが印象的です。対する大沢選手は対峙してみないと分からない空気感やフェイントで相手を操るような動きがあると思います。僕はこの試合は大沢選手の判定勝利かなと予想してます。ただ、手数で勝負が決まるとは思いますが、瓦田選手も王者の意地でKO負けはないと思います」と、大沢の判定勝ちを予想。 「1・3RでのKOで決着であれば瓦田選手が勝つと思いますが、2Rでお互いの動きに慣れてきた頃に大沢選手がダウンをとるかなと思います」と2Rに大沢がダウンをとると具体的に予想し、「Krushにかける思いが伝わるような、自分の魂を込めたファイトに期待しています! 両選手の健闘を祈っています!」とメッセージ。  それに対して第2代K-1ライト級王者の卜部功也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)は、「今回のタイトルマッチは瓦田選手の判定勝利を予想しています。瓦田選手はバランス良く試合を組み立てられる印象で、大沢選手はボクシング・カウンターが上手いスタイルです。瓦田選手が大沢選手の土俵で戦わず、削る作業からスタートして最後のラウンドにポイントがつきそうな気がしています」と、瓦田の判定勝ちを予想するが、「こんな僕の予想を遥かに超える試合を期待しています」と予想以上の試合を2人がしてくれることに期待を寄せる。  第4代K-1ライト級王者で第5代Krushライト級王者のゴンナパー・ウィラサクレック(タイ)は「ライト級タイトルマッチは大沢が勝つと思う。瓦田はファイタータイプで、大沢は…強いて言うならフィームー(テクニシャン)になるのかな。この2人だったら相性的にKO決着にはならないと思う。ただ今回はタイトルマッチだからファンが喜ぶ面白い試合をやってほしいね」と、大沢の判定勝ちを予想。 [nextpage] 与座優貴、篠原悠人の予想は?  2月のK-1で朝久をノンタイトル戦で破る番狂わせを起こした与座優貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)は、「瓦田選手は長身とガードの固さを活かして圧力をかける、近距離でパワーのあるパンチとヒザ蹴りで相手を削るスタイル。対する大沢選手は格闘IQが高く、ボクシングテクニックを活かした間合い操作が上手くミスの少ないスタイルだと思います。  試合としては瓦田選手が圧力をかけて強いミドル等で近距離に持っていくのに対し、大沢選手は距離を保ちながらジャブで間合いに入れさせず、瓦田選手の蹴り終わりに攻撃をまとめる展開を予想します。瓦田選手は距離を詰める時のリズムと攻撃パターンが単調になるときがあるので、そこは大沢選手もパンチを合わせやすいのではないでしょうか。  前回の対戦(2020年12月の対戦で瓦田が延長判定で勝利)では大沢選手がパンチを合わせただけで終わっていたので、差がつきづらく延長にいったイメージです。大沢選手としてはパンチを合わせた後にいかに攻撃をまとめられるかが鍵だと思います。逆に瓦田選手は圧力と攻撃力が凄いので、散らす攻撃や捨てる攻撃を出してリズムを変えられるかが鍵だと思います。強いて勝敗予想するなら…大沢選手の判定勝ちだと思います。ベルトと勝利への執念が強い方がこの試合を制すと思うのでそこに注目します」と、与座も大沢の判定勝ちを予想する。  両者に勝利している篠原悠人(DURGA)は「僕はこの試合は大沢選手の判定勝ちを予想しています。瓦田選手は、ガードを固めてプレッシャーをかけて相手を削っていくタイプの選手だと思います。攻撃はパンチとヒザ蹴りが得意なイメージで、実際に対戦した時にリーチが長くて、思っているよりパンチが伸びてきた印象があります。リズムが独特で今まで負けた選手はそのリズムに付き合ってしまって瓦田選手にペースを持っていかれて負けるというパターンが多いと思います。  大沢選手は、フェイントやカウンターを使って相手のいい部分を消して、隙を見て自分の攻撃を当てていくタイプの選手だと思います。攻撃としてはパンチが得意で、その中でも飛び込みのフックやカウンターのパンチが上手い印象があります。僕は大沢選手とも対戦していますが、常にカウンターを狙っているのでフェイントや上下に攻撃を散らしていかないといけない。ディフェンスも上手いので中々攻撃が当たらないイメージでした。  この試合でポイントになるのは、大沢選手がどの距離で勝負するかだと思います。大沢選手は相手によって距離感を変えているイメージがあって、前回瓦田選手と対戦した時はボディを打つ為に近い距離が多くなっていました。瓦田選手も前に出てくるので所々で(大沢にとって)距離が悪くなっていた印象があります。それを踏まえて大沢選手が今回どの距離で何を狙って削っていくか。それによって試合が大きく左右されると思います。  瓦田選手は前に出るスタイルなので、序盤の展開で初手の攻撃当てられると瓦田選手が有利かなと思います。ただ大沢選手もそこを考えて対策してくると思うので、それがハマれば終盤になるにつれて徐々に大沢選手が有利になっていくと思います。実力は僅差だと思うのでお互いの作戦や試合の流れによって展開が変わるシーソーゲームのような面白い試合になるのかなと思っています。  タイトルマッチかつメインイベントなので、KO決着か判定決着かは分からないですが、メインにふさわしい熱い試合を期待してます!」と、大沢の判定勝ちを予想しながらもシーソーゲームになるのではとする。 [nextpage] 里見柚己、弘輝、南雲大輝の予想は?  同じく両者と対戦経験のある里見柚己(team NOVA)は「僕は2人と対戦していますが、瓦田選手は自分の身長(リーチ)を無視した攻撃的タイプで、大沢選手は独特なステップからの見えない攻撃が特徴的な選手でした。試合展開としては、序盤はお互い自分の戦いを貫いて噛み合わない時間が続くと思います。ただ後半になると瓦田選手が圧力をかけて、大沢選手も気持ちを出して打ち合いになるのかな、と。カウンターを狙う大沢選手vsガードして圧力と手数で前に出る瓦田選手という試合で、最後は瓦田選手が優勢になって延長判定で瓦田選手が防衛すると思っています」と、瓦田が前回に続いて延長戦で競り勝つと予想。 「やっぱりタイトルマッチなのでKrushらしい熱い試合をして会場を盛り上げてほしいと思います。僕は2人に負けているので、どちらが勝っても自分がベルトを奪いに行きます。待っていてください」と、勝者に自分が挑戦したいとアピールした。  大沢と対戦経験のある弘輝(WORLD TREE GYM/team ALL-WIN)は、「大沢くんは勝ち方を知っている選手で、50戦のキャリアは伊達じゃないです。つねにジャッジ目線で試合を運べるクレバーな選手で、客を沸かそうとかじゃなく勝ちに対して貪欲で、ポイントの取り方を知っている選手だと思います。王者(瓦田)も調子がいい時は目標達成に向けて黙々と試合をこなすイメージなんですけど、2月のK-1(篠原悠人に判定負け)では迷いが見えて、終始自分でやりたいことが分かってなかった印象です。  大沢くんは待ちの選手・カウンターファイターで、瓦田くんはプレスをかけてコンパクトに攻撃する選手なのでカウンターは取りにくいと思うんですよ。序番から王者がプレスをかけていく展開になると思います。ただ大沢選手はコーナーにいることを怖がらないので、コーナーから色々と仕掛けて来るでしょうね。1・2Rはその展開が続いて、3Rで大沢くんのカウンターが当たるか、王者が削り切るか。そういう展開になると思います。  お互い待ちの攻防で判定までもつれて、プレスをかける王者が勝つと思います。ただ僕は大沢くんに負けていて、大沢くんにやり返したい気持ちがあるので個人的には大沢くんに勝って欲しいです。なので試合は王者の仕上がり次第かなと思います」と、瓦田の判定勝ちを予想しながらも大沢に勝って欲しいとの願望も。 「自分はやっぱりK-1 JAPAN GROUPが好きで、K-1 JAPAN GROUPのファンが増えるような歴史に残る壊し合いをKrushでやりたいし、タイトルマッチの2人にはそういう試合をして欲しいです。K-1で王者になる選手もほとんどKrushの王者を経験しているし、Krushのベルトはそれほど価値のあるベルトだと思っています。2人にはテクニックとキャリアで完全決着を見せて欲しいし、綺麗な壊し合いもKrushだと思います」と、Krushらしい激しい試合内容も期待する。  そのうえで「自分は連敗中ですがKrushのベルトには挑戦したいと思っています。だから勝手にこの2人とはいずれはやると思っています。その時どっちがベルトを持っていようがベルトをもらうつもりでいます」と、自分もベルトを狙いに行くと話した。  そして瓦田と対戦経験のある南雲大輝(八光流柔術総本部)は「この試合の勝者は瓦田選手だと予想します。瓦田選手の3RKOもしくは延長でのKO勝利だと思います。瓦田選手は常にKOを狙って前進し続ける超攻撃的なファイターで、Krush王者に相応しい選手だと思います。自分にとって彼との対戦経験はゴンナパー選手との一戦とはまた違った意味で財産になっています。大沢選手の試合は僕がKrushのスタッフとしてアルバイトしていた頃から間近で見ていましたが、特に印象に残っていません。上手いのだろうけど強いというイメージはないです。  お互いに持っている武器や勝負したい距離に差はないと思います。ただ、自分は瓦田選手との対戦経験から彼のチャンピオンベルトへの想いを知っています。勝敗を分けるのは瓦田選手の王者としての意地。最終的には瓦田選手が大沢選手の心を折って圧殺KOすると思います」と、瓦田のKO勝利を予想した。 「実は自分が堀井選手との再戦に拘っていたのは、彼が長身で構えがオーソドックスと瓦田選手との共通点が多いからです。第6代Krushライト級王座決定トーナメントで瓦田選手に倒された悔しさを1日も忘れず、そこから多くのことを学んできました。瓦田選手にKOで勝ち、リベンジを成功させてチャンピオンベルトを巻くことが自分の目標です。  Krushを間近で見ながらミャンマーラウェイでチャンピオンになった自分にとって、Krushのチャンピオンベルトは特別であり王座戴冠に懸ける想いは誰よりも強いです。当日は瓦田選手が大沢選手をKOして王座を防衛する姿を会場で直接観戦します」と、瓦田にリベンジをしたいと語った。
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