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【HEAT】皇治、ダウサコン戦決定に「ナメられている。これはムエタイじゃないところを見せてやる」ダウサコンは「何も問題ない」

2022/04/29 16:04
【HEAT】皇治、ダウサコン戦決定に「ナメられている。これはムエタイじゃないところを見せてやる」ダウサコンは「何も問題ない」

ダウサコンにひょっとこのお面を投げつけられてビックリする皇治

 2022年5月7日(土)愛知・名古屋国際会議場イベントホール『HEAT50回記念大会』に出場が決まっていた皇治(TEAM ONE)の対戦相手が、4月29日(金)都内にて行われた記者会見で発表された。


 その対戦相手は元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級3位&元WPMF世界スーパー・バンタム級王者ダウサコン・BANG BANG GYM(タイ/ウィラサクレックフェアテックスジム)に決定。

 会見に同席した志村民雄HEATエグゼクティブプロデューサーは、ダウサコンに決まった経緯を「コロナで海外、特に韓国のいい選手がいて皇治選手とやりたいという選手がたくさんいたんですが入国が難しいので、考えた中で一番適したダウサコン選手になりました。メインはいい戦いが見せられると思っています」と説明。


 ダウサコンは「オファーをいただきありがとうございます。61kgで戦うのはベストな体重です。通常体重が64kgになのでベストな状態で迎えられると思います。皇治選手のことはリスペクトしており戦うことが出来るのが楽しみです」と挨拶。

 皇治は「自分が出ることに価値がある。タイの方にもモテてしゃーないですね。ひょっとこさん(梅野源治)でムエタイはもういいかなと思っていたんですが、タイの方にもモテてしゃーない。めちゃくちゃ自信があります。練習が充実しておりまして相手関係なくいい試合が見せられるように頑張ります」と、自信満々のコメント。


 皇治は以前ウィラサクレックフェアテックスジムで練習していたこともあるが、「見たことがあるくらいで、あまり喋ったことはないですね」と関りはなかったと言い、ダウサコンを一瞥すると「怖いですね(笑)。あまり知らないんですが試合は映像で見ました。自分はムエタイ王者に勝ってますからね。タイ人と戦うのは初めてですが」と、梅野源治に勝っていることから自信がありそう。

 キックボクシング最後になるかもしれない試合で相手がタイ人選手になったことをどう思うかと聞かれると「最後にしたがりますね。自分がめちゃ強くなっているので楽しみです。相手に試したいなと思っていますね。これが最後になるかどうかはお楽しみに」と、含みのある返答をした。


 ダウサコンは皇治の印象を聞かれて「皇治選手のスタイルは僕にとって何でもないです。体重、ルールにも対応できるように問題なく試合が出来ると思います」と、階級が上でもムエタイルールでなくても問題ないとする。さらには「皇治選手に勝つ自信がある。KOできる瞬間も狙ってしっかり練習しているので楽しみにしてください」と、なかなかKOされないタフさを持つ皇治にKOを狙っていくという。

 体重差があることも「大丈夫です。今は体重は61kgがちょうどいい。自分のベストでご飯も食べながら練習が出来ています」と、通常55~56kgで試合をしているが61kgでも問題ないと自信を見せる。


 ムエタイスタイルの相手にはバッティングをしてしまう可能性があるが、との質問がされるとダウサコンは「バッティング対策は、僕も頭が固いのでバッティングも受けて立ちつ用意はあります。バッティング返しします」と自分の頭の方が固いとニヤリ。皇治は「しつこいですね! バッティングとはさよならしました」と、もうバッティングすることはないと苦笑い。

 皇治はこの試合後のことも聞かれると「冬眠していると言っていますが、11月、12月、3月、5月と試合して誰よりも働いているんですよ。だからゆっくりしたいと思っています」と休みたいという。


 6月の『THE MATCH』に名乗りを上げないのかとの質問には「ずっと言っているように6月はあの2人の大会なので。あの2人を盛り上げてください。自分はどうなろうとショッカー軍団には入らないです。逆を行きたがる年頃なので、逆を行って今こうしているので後ろ指差されていろいろ言われますが、そういう逆境に立ち向かうのは自分やと思うのでそういう姿を見せていきたい。自分が挑戦する姿で一人でも勇気を与えたいので盛り上がるカードをこれからもやっていきたいですね。これまでも喧嘩を売った相手には自分から行動してリスクを背負ってきたので、それを見せられれば。面白いカードがひとつあるので、自分がK-1に行くのも面白いし、一人で行動したい。それがイケてると思っています。喧嘩を売ってるならRIZINに来いよ、と。もしくは俺が行きます」と、これまで通り自分は出場する気はないと断言。また、喧嘩を売っている相手=芦澤竜誠には、RIZINに来るか、自分がK-1に行くかで実現させたいとした。


 それは、キックボクシング最後の試合をK-1でやりたいということなのかと聞かれると「RIZINファイターとしてですね。逆にRIZINファイターとしてK-1に行きたい。K-1にはお世話になったので恩返しに行きたいですね。今の俺は自信満々、自信があって。ボクサーの日本ランカーとかキックボクサーの王者クラスとガンガンスパーリングしてめちゃ強くなっていますよ。負ける気がしない。強くなっている気がするので全員ぶっ倒してやりますよ。負けてきた相手にも勝つ気なので、K-1で引退も面白いですね。あくまでもRIZINファイターとしてね」と、RIZINファイターとして乗り込むような形が出来れば、とした。


 タイトルマッチや石井慧の試合よりも後のメインイベントになったことには「石井選手は好きだし、尊敬しています。が、いかんせんそれがカリスマ性の差です。俺が試合したらみんな帰ってしまいます。HEATってジャンル、団体関係なしにやっているので、まさにTHE MATCHですよね。K-1に出て柔道家の石井選手とか、K-1で急上昇中のアビラルとか、いろいろな団体で活躍している選手と同じ大会で試合をするのは光栄です。でもカリスマ性の差があるので50回大会に相応しい試合をします」と、それがカリスマ性の差だと言い放つ。


 加えて「横のちんちくりんといい試合をします。ナメられていますからね、倒すとか言ってるからね。しっかりこれはムエタイじゃないところを見せてやろうと思っています」と、ダウサコンに対して宣戦布告した。

 それを聞いたダウサコンは「皇治にプレゼントがある」と立ち上がり、ひょっとこのお面を投げつけた。いつもなら皇治から対戦相手に嫌がらせのプレゼントがあるところだが、「逆にもらえて嬉しい」と皇治は笑った。

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