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レポート

【UFC】ムハマドが再戦でルーケに判定勝ち。朝倉海に秒殺負けのアテラン・ヘイリがオクタゴン3勝目!

2022/04/26 13:04
 2022年4月16日(日本時間17日)米国ラスベガスのUFC APEXにて、「UFC Fight Night: Luque vs. Muhammad 2」が開催された。  メインイベントでは、直近で10勝1敗同士のウェルター級戦が行われ、強打を持つ5位のビセンテ・ルーケと、タフなレスラーである6位のベラル・ムハマドが再戦。5年半前の前戦ではルーケが秒殺KO勝利している。  今回はムハマドが左右にサークリングし、ルーケに距離を詰めさせず、隙をついてテイクダウンを決める盤石の5Rの戦いで判定勝ち。  ケージのなかで「これは自分が乗り越えなければならないハードルだった。前回彼に倒されたし、打撃をもらった。このキャンプでは、ずっとそのことを考えなければならなかった。彼を尊敬している。この試合は、自分にとって最も困難な挑戦のひとつになると思っていたけど、準備はできていた。最強の選手たちと打ち合い、組み合い、レスリングができることを証明した」と語った。  コ・メインでは、ダナ・ホワイトのコンテンダーズシリーズ出身のミドル級ファイター、カイオ・ボハーリョとガジ・オマルガジエフが対戦。1、2Rともにバックを奪ったボハーリョだが、片手をマットに付いた状態のオマルガジエフの頭部に、反則のヒザを入れて試合続行不可能に。その時点でのテクニカル判定は三者29-27でボハーリョが勝利。 「こんな風に勝ちたくはなかったけど、試合中はずっと自分が優勢だったんだ。デミアン・マイアと8年間トレーニングを積んだから、自分が背中を掴んだら、もう出られない。彼の手が見えなかった。みんなに申し訳ない。これは始まりに過ぎない」とコメントした。  また、ウェルター級では、元ボクシングポルトガル王者のアンドレ・フィアーリョがディエゴ・リマの引退により代役で出場。UFCデビューから3連続フィニッシュ勝利も現在2連敗中の米国のミゲール・バエザと対戦。クリンチからのアッパーでバエザの動きを止めたフィアーリョが、1Rに左フックでTKO勝ち。さらに、ドバイ在住チュニジア人ムニール・ラジズがスイスのアンジェ・ルーザを精緻な打撃で支配し判定勝ち。  フェザー級では、ヒールフック使いのパット・サバティニが、1年7カ月ぶりの参戦の元パンクラシストのTJ・ララミーと対戦。三日月蹴りを効かせたサバティニがケージグラップリングも制し、判定勝ちした。  また、オープニングマッチではバンタム級で、2017年3月のROAD FCで朝倉海に1R KO負けしている中国のアラテン・ヘイリが登場。朝倉戦後、2連勝でUFC入り。  オクタゴン2勝1敗1分けで迎えた今回、修斗で安藤達也に一本負けしているケビン・クルーム(米国)と対戦。アテランが強力な右オーバーハンドからパンチで追撃し、わずか47秒でTKO勝ち。UFC3勝目を挙げる完璧な形でこの大会を開幕させている。 ◆ファイト・オブ・ザ・ナイト:マイラ・ブエノ・シウバvs.ウー・ヤナン ◆パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:ドラッカー・クロース◆パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:アンドレ・フィアリョ [nextpage] UFC Fight Night: Luque vs. Muhammad 2 2022年4月16日(日本時間17日)米国ラスベガスUFC APEX ▼ウェルター級 5分5R〇ベラル・ムハマッド(米国)21勝3敗(UFC12勝3敗)UFC3連勝[判定 3-0] ※49-46×2, 48-47×ビセンチ・ルーケ(ブラジル)21勝8敗(UFC14勝4敗) [nextpage] ▼ミドル級 5分3R〇カイオ・ボハーリョ(ブラジル)11勝1敗(UFC1勝0敗)[3R 3分54秒 テクニカル判定] ※29-27×3×ガジ・オマルガジエフ(ロシア)13勝1敗(UFC0勝1敗) [nextpage] ▼ウェルター級マッチ 5分×3R 1R 4:39 TKO〇アンドレ・フィアリョ(ポルトガル)15勝4敗(UFC1勝1敗)[1R 4分39秒 TKO]×ミゲル・バエザ(米国)10勝3敗(UFC3勝3敗) [nextpage] ▼女子バンタム級 5分3R 3R 判定 3-0〇マイラ・ブエノ・シウバ(ブラジル)8勝2敗(UFC3勝2敗)[判定3-0] ※29-28×2, 30-27×ウー・ヤナン(中国)12勝5敗(UFC1勝4敗) [nextpage] ▼フェザー級 5分3R〇パット・サバティーニ(米国)17勝3敗(UFC4勝0敗)UFC4連勝[判定3-0] ※30-26×3×TJ・ララミー(カナダ)12勝5敗(UFC0勝2敗) [nextpage] ▼ウェルター級 5分3R〇ムニール・ラズィーズ(チェニジア)11勝2敗(UFC2勝1敗)[判定3-0] ※30-27×3×アンジュ・ルーサ(コンゴ)8勝3敗(UFC0勝1敗) [nextpage] ▼ヘビー級 5分3R〇デビン・クラーク(米国)13勝6敗(UFC7勝5敗)[3R 3分21秒 TKO]×ウィリアム・ナイト(米国)11勝4敗(UFC3勝3敗) [nextpage] ▼女子バンタム級 5分3R〇パニー・キアンザド(スウェーデン)16勝6敗(UFC5勝3敗)[判定3-0] ※29-28×3×リナ・ランズバーグ(スウェーデン)10勝6敗(UFC4勝5敗) [nextpage] ▼ライト級 5分3R〇ドラッカー・クロース(米国)12勝2敗(UFC6勝2敗)[2R 0分33秒 TKO]×ブランドン・ジェンキンス(米国)15勝9敗(UFC0勝2敗) [nextpage] ▼ライト級 5分3Rハファ・ガルシア(メキシコ)13勝2敗(UFC2勝2敗)[2R 4分50秒 リアネイキドチョーク] ジェシー・ロンソン(カナダ)21勝11敗(UFC0勝4敗) [nextpage] ▼ヘビー級 5分3R〇マルティン・ブダイ(スロバキア)10勝1敗(UFC1勝0敗)[1R 1分38秒 テクニカル判定 3-0] ※30-27×3×クリス・バーネット(米国)22勝8敗(UFC1勝2敗) [nextpage] ▼ライト級 5分3R〇ジョーダン・レビット(米国)10勝1敗(UFC3勝1敗)[判定2-1] ※29-28×2, 28-29×トレイ・オグデン(米国)15勝5敗(UFC0勝1敗) [nextpage] ▼女子ストロー級 5分3R〇サム・ヒューズ(米国)6勝4敗(UFC1勝3敗)[判定 2-0] ※29-27×2, 28-28×イステラ・ヌネス(ブラジル)6勝3敗(UFC0勝2敗) [nextpage] ▼バンタム級 5分3R〇アラテン・ヘイリ(中国)15勝8敗(UFC3勝1敗)[1R 0分47秒 TKO]×ケビン・クルーム(米国)21勝15敗(UFC0勝3敗)
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