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【RIZIN】浅倉カンナ「ホント怖かった、しんどかった」1年4カ月ぶりの勝利を振り返る「最後出し切ったらぶっ倒れちゃって」

2022/04/25 15:04
【RIZIN】浅倉カンナ「ホント怖かった、しんどかった」1年4カ月ぶりの勝利を振り返る「最後出し切ったらぶっ倒れちゃって」

自身のYouTubeで試合を振り返った浅倉カンナ、1年4カ月ぶりの勝利に笑顔が絶えなかった(C)浅倉カンナ

 2022年4月17日(日)東京・武蔵野の森総合スポーツプラザメインアリーナで開催された『湘南美容クリニック presents RIZIN.35』にて、修斗女子世界スーパーアトム級王者SARAMI(パンクラスイズム横浜)に判定3-0で勝利した浅倉カンナ(パラエストラ松戸)が、自身のYouTubeチャンネルで試合を振り返った。


「試合、応援ありがとうございました。やっと勝ちました」と1年4カ月ぶりの勝利に笑顔を輝かせる浅倉。「本当にお待たせしました。泥臭い試合で本当にすいません。まあでも良かった、とりあえず勝てたので」と、ファンに勝利の報告が出来たことを喜ぶ。

「今回は本当に言っちゃえば崖っぷちじゃん。2連敗だったので。ほんとね、なんか試合への恐怖が凄かった。恐怖心。相手も強くて怖いし、負けることを想像したらもっと怖いし、なんか勝つイメージが全然湧かなくて、今回。また負けたらどうしようみたいな。けっこうネガティブになることが凄く多くて。何よりもホント怖かった、しんどかった」と、試合前はまた負けるかもしれないとの恐怖心との戦いだったと振り返る。


「練習でこんなネガティブになったことはなかった」と言うが、「だけどそういう時こそけっこう強いんで。追い込まれている時こそパワー発揮しちゃうタイプなのかもしれない。動きはそんな凄い良くはなかったけれど、とりあえずよかったです。しんどかったです」と、土壇場での自分の強さを感じたようだ。


 試合は「勝つ負けるもあるけれど、最初から全部出し切ろうと思って最初からガンガン行きました」と出し切ることを考えていたが、「マジ疲れて、1Rとれたからよしと思って(コーナーに)戻ったら『カンナ今日は辛い戦いになるぞ』って扇久保さんに言われて。確かに、本当キツいって思って」と1Rを終えた時点でかなりキツかったと振り返り、「3R行く時も鶴屋先生に『もう出し切れ』って言われて、最後出し切ったらぶっ倒れちゃって。あれ印象悪いけれど、もう立てなかったんだよ。もうこれ(しゃがむ姿勢)すらも出来なかったの」と、もう立てなかったほど全力を出し切った末の勝利だったと明かした。


 何よりも嬉しかったのはファンからの声援だったと言い、「自分忘れられていると思っていたから。年末も出られなかったしさ、負けてるしさ、存在が薄れているんだろうなと思っていたけれど本当みんな、退場する時とかさ凄いみんな『カンナちゃーん!』とかって言ってくれてさ、今でもちょっとウルっときそう。すっごい嬉しかった」と、感動したという。

 しかし「でも油断は出来ませんね、あのタイトルマッチを見たら。ああ、まだこういう人たちがいるんだなって思うし。まだまだ満足は出来ません。もうちょっとレベルを上げないと敵わないかなって」と、同大会でRIZIN女子スーパーアトム級(49kg)タイトルマッチを争った伊澤星花(フリー)と浜崎朱加(AACC)にはまだ及ばないと気を引き締める。


「この人たち凄いなって自分でも思った」と言うが、「でも無理じゃないのよ。今回だって負けるかもって思っていた人いっぱいいると思うんですけれど、大丈夫だったし。可能性はゼロじゃないんでね」と、届かない目標ではないとした。

 そして最後には「ベルトを獲りに行きたい」ときっぱり。ここからさらに追い上げていくと誓った。

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