第2代RISE QUEENミニフライ級(-49kg)王座決定トーナメントを争う(左から)大蔵、AKARI、宮崎、erika
2022年4月24日(日)東京・後楽園ホール『RISE 157』の前日計量&記者会見が、23日(土)都内にて14:00より行われた。
寺山日葵が引退のため返上したRISE QUEENミニフライ級王座を、4選手がトーナメントで争う。同級1位・宮崎若菜(=崎はたつざき/TRY HARD GYM)vs.同級3位AKARI(TARGET)、同級2位erika(=名前の後にハートマーク/SHINE沖縄)vs.同級4位・大倉萌(大道塾吉祥寺支部)の準決勝2試合が今大会で行われる。
宮﨑は48.7kg、AKARIは49.0kgで計量をパス。erikaは48.85kg、大倉萌は48.7kgで計量をパスした。
続いて行われた会見で、erikaは「今回は私が沖縄にベルトを持って帰るつもりで戦います」、大倉は「明日は自分がやってきたこと、チームでやってきたこと、積み重ねてきたことが試合に出る日です。やってきたことをerika選手にぶつけて戦います」、宮崎は「あと2回勝てばベルトがもらえるビッグチャンス到来なんですけれど、まずは明日勝たないと意味がないので明日必ず勝って決勝へコマを進めます」、AKARIは「この階級で私以外が目立っていい理由がないと思っているので、明日ぶっ倒して私がベルトを持って帰ります」と、それぞれ強気な意気込み。
この2試合が行われる前に、女王・寺山の引退セレモニーが行われる。まさにRISEミニフライ級のリスタートとなるわけだが、今後のミニフライ級をどのように盛り上げていきたいか。その質問に各選手は次のように答えた。
erika「どの階級にも負けない、どの団体にも負けないくらい最強の階級にしたいと思います」
大倉「これまで名だたる方が王者になられているので、自分がそこに立てるように自分の生き様のようなものが現れるような選手だったり、階級にしたいと思います」
宮崎「神村エリカさんやRENA選手、寺山選手が作り上げてきたものに負けないように、それ以上に出来るように、ミニフライ級がRISEで一番盛り上がっているよねと言われる階級にしていきたいと思います」
AKARI「私が思っているRISE QUEENというものはもっとギラギラしたもので、簡単にタイトルマッチをやらせてくれと言われるような階級の王者じゃなくて、圧倒的な力を見せつけられるような強い王者になって勝ったヤツが正しいというのを証明していきたいなって、そういう階級にしていきたいです」
試合前日に顔を合わせた印象は、erikaは「特に印象はなくて。自分の戦いに集中するだけ。とても強くて上手な選手ですが、それに負けないくらい私が圧倒して勝ちたいと思います」と、自分の戦いに集中しているという。
大倉は「erika選手はフィジカルも強いと試合の映像を見て感じていたのと、Twitterの動画などで素敵な光景を見ていたので沖縄の印象が凄く強いんですけれども、フィジカルの強い印象は相対してもそのままだと思いました。あと沖縄いいなと思いました(笑)」と、なぜか沖縄に興味が惹かれている様子。
宮崎は「過去2度対戦していて2度向き合っていますがその時と印象は変わらず、お久しぶりですって感じでした」と、以前と変わりないとした。
AKARIは「まあ、3回目なんだよなって気持ちではある。試合映像を見ていても大きな変化はないと思っているし、フェイストゥフェイスしてみても何かが変わってるわけじゃなく、私の方がノビシロがあったんじゃないかなっていうのが明日分かると思います」と、試合で変わったところを見せるとした。
今回の試合はタイトルが懸かった試合となる。そこでどんなパフォーマンスを見せたいか。
erikaは「前回は判定でカードもあって(減点)負けてしまったので、今回はスタイルチェンジをして凄く集中してトレーナーさんと頑張ったので新しいerikaを見てくれたらと思っています」と、前回の反省を踏まえてスタイルチェンジしてきた自分を見て欲しいとする。
大倉は「RISEに参戦させていただいてから様々な経験をさせていただいて、私が今までやって来た競技とは違う3R構成とかが成長できていると思います。1試合毎に成長していると実感もしているのでそこを見ていただきたいです」と、3Rをいかに戦うかという部分をあげた。
宮崎は「一戦一戦成長しているって周りから言われることが多くて、自分でも実感がある。過去2度AKARI選手と対戦していて今回が3度目。過去の2度とは同じ内容にも結果にもならないんじゃないかなと思うので、そこに注目して見て欲しいです」と、過去2度AKARIに負けた自分ではないとする。
AKARIは「今回3回目なんですけれど、今まで以上に一方的にぶっ飛ばしてやろうかなと思うので、私だけを見ていて欲しいなと思います」と“ぶっ飛ばして”の部分で声を大きくした。
erikaは昨年12月にAKARIに勝利し、タイトル挑戦が内定と言われていたが、今年2月に宮崎に敗れて一歩後退してしまった。そのことについてerikaは「タイトル間近で遠回りしてしまったのが悔しくて。前回の私の戦い方に関しても自分で嫌になって悔しかったので、今回は本当に集中して練習しました。本番でもしっかり出せるように自分の戦いをしようと毎日毎日強く思って練習してきました。凄く懸ける想いが強くて今回仕上げてきました。まず一戦勝たないと意味がないので私にも注目して試合を見て欲しいです」と、悔しさをバネにしてきたという。
対する大倉にはerikaの突進力に対してどういった戦い方をするつもりか、との質問がされ「erikaさんの試合を本当にたくさんファンのごとく見ました。erikaさんの戦いは試合が決まる前からいいなって思っていて。私だったらどう戦うかとずっと考えてきたので、そこで考えていることが何個か考えているところはあるので…すいません、言えないんですけれど(笑)。3~4つくらい考えています」と策はあるとした。
erika「まず一戦、大倉選手とても強いし戦い方が奇麗で素敵な選手ですけれども、圧倒して勝ちたいと思っています。懸ける想いは凄く強いので、私が沖縄にベルトを持って帰るためにバチバチで戦っていきたいと思います」
大倉「明日リングで戦うのは私一人ですが、これまでチームで取り組んできたことが試合でしっかり出せると思います。現地に応援に来てくださる方も、私は出身が帯広なんですが帯広の方々もABEMAで見てくださると思うんですけれども、erika選手は本当に強くて沖縄も素敵だと思いますが、北海道も素敵なところなので応援していただいて、全力で勝ちに行きたいと思います」
宮崎「5月に妹の防衛戦が決まっていて絶対に守ってくれると思うし、私もあと2回勝ってベルトを巻いて姉妹同時王者の夢を叶えるので、明日は絶対に落とせないし、自分のためにも周りのためにも勝ってベルトを巻こうと思います」
AKARI「最初に言った通り、私以外に目立っていい理由がないので、しっかり有言実行して私がTARGETにもう一回赤いベルトを持って帰ろうかなと思っています(師匠の神村エリカがTARGET所属でRISE QUEENだった)。3回目なので、2度とタイトルマッチなんて言わせないくらいの力でぶっ飛ばしていこうと思います」