【THE MATCH】「普段通りやれば普通に勝てる」と自信満々のレオナ・ペタス、中村寛は「俺はそんな甘くないよ」

　那須川天心（TARGET/Cygames）vs.武尊（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）の“世紀の決戦”がメインイベントで行われる、2022年6月19日（日）東京ドーム『THE MATCH 2022』の追加対戦カード発表記者会見が、4月22日（金）都内にて行われた。 　今回の会見では、K-1とRISEのチャンピオンクラス・主力選手同士がついに激突する“全面対抗戦”というべき8試合が発表された。 　62kg契約の3分3R延長1Rで、第6代DEEP☆KICK-60kg級王者・中村寛（BK GYM）と第9代Krushスーパー・フェザー級王者レオナ・ペタス（THE SPIRIT ZERO/LARA TOKYO）が対戦する。 　中村は野性味あふれるファイトスタイルから、“人獣”とも評される。日本拳法仕込みのサウスポーから放たれる破壊力抜群の右ストレートを武器に、2019年6月のRIZINで元RISEフェザー級王者・一刀を相手に壮絶な2RKO勝利を収め、一気に注目株となった。2019年7月にRyuki戦でプロ初黒星を喫し、2020年7月の復帰戦でも判定負けとなったが、11月のRISEで魚井フルスイングを初回KOして復活の狼煙をあげた。2021年7月には記者会見で乱闘騒ぎを起こした大雅と因縁の対決を行い、ハイキックでダウンを奪っての判定勝ち。11月にはYA-MANに判定負けを喫したが、大激闘を演じて強烈なインパクトを残す。今年4月には北井智大を初回TKOに仕留めた。戦績は11勝(10KO)4敗。第6代DEEP☆KICK -60kg王者。 　対するレオナは“石の拳”と称される強打を武器に、大雅、山本真弘、朝久泰央、小宮山工介らを撃破。2019年9月には西京佑馬を下して第9代Krushスーパー・フェザー級王座に就き、12月には山本直樹をKOして初防衛に成功。さらに2020年3月、村越優汰をも3Rにマットに沈めてKO勝ち。7月には武尊の盟友である大岩龍矢を判定に下して2度目の防衛に成功したが、2021年3月に武尊と大激闘の末にKO負けして連勝は「9」でストップ。武尊に敗れた後タイトルは返上し、12月に-61.5kg契約でマキ・チャーチャイにダウンを奪って判定勝ちした。戦績は29勝（12KO）6敗1分。 　会見でレオナは「普段通りやれば普通に勝てると思っているので、普段通りやってK-1の方が強いよって証明したいと思っています」と自信満々のコメント。 　中村は「あまり意気込みとかは俺は特に何も考えていなくて、自分が楽しめばRISEの勝ちにもつながると思うので、僕は楽しんで。出場することが目標ではないのでしっかり勝って、勝ち方で一番目立ったろかなと思うので当日を楽しみにしていてください」と、インパクトのある勝ち方をしたいとする。 　互いの印象を聞かれると、レオナは「RISEさんに招待していただいて（4月2日の代々木大会に）行かせていただいたんですけれど、僕的には白鳥選手とやるのかなと思っていたのでその時は白鳥選手しか見ていなくて中村選手の印象がなくて。決まったのが中村選手で動画を見たんですが普通に強い選手なんですが、相手が弱いですね。僕より強いヤツとやってないだけなので。僕とやってどうなるのかなって感じです」と、笑みを浮かべながら答えた。 　すると中村も不敵な笑みを浮かべながら「俺はそんな甘くないよっていうのは当日分かることなので、口でごちゃごちゃ言ってもアレですけれど。俺からの印象は攻撃力あるなって。俺も攻撃力に自信あるから、攻撃力vs.攻撃力でバチバチの打ち合いって感じですね。当たったらすぐ倒れるやろなと思うので、しっかり倒しに行きますね」と、攻撃力の勝負で自分が倒すと宣言した。