第2回DEEP JEWELSアマチュア大会2019年6月9日(日)東京・新宿FACE
▼第8試合 DEEP JEWELSバンタム級(-61.2kg)3分2R SPルール〇清水美貴子(T-BLOOD) [判定2-1]※19-17×2、18-18(マスト:ジョンソン)×ブリットニー・ジョンソン(Oni Bjj Baret Subm ssions Japan)
2019年3月9日の『DEEP JEWELS 23』オープニングファイトで藤田翔子に判定勝利している清水美貴子が出場。バレット・ヨシダ率いるOni Bjj Baret Subm ssions Japanのブリットニー・ジョンソンと対戦する。ジョンソンは計量で500グラムオーバーのため減点1からのスタート。
1R、始まってすぐに清水がパンチで猛攻を仕掛ける。左右ストレートにジョンソンは右ミドルで応戦。さらにシングルレッグに入るが、潰した清水がサイドを奪ってボディへパンチを打ちに行く。足を戻したジョンソンインバーテッドガードから清水の片足を取り、後転スイープ狙い。ジョンソンは下から外掛けヒールフックもこれは反則で減点1が追加される
再開、ヒールを外し外掛けから上を狙うジョンソンに対し、際で上を取るのは清水。下からヒップスローで揺さぶりをかけるジョンソンはうつ伏せになりながら腕十字も。これは清水がしのぐ。しかしジョンソンは外掛けからサドルロックを狙いコントロール。足関節をから逃れる清水の立ち際に自身も立ち、コーナーに詰めてヒザ蹴り。清水もボディにパンチを入れる。
2R、組み付くジョンソンはヒザ蹴りと右ストレートで攻め、ヒザ蹴りに苦しめられる清水だが蹴り足をキャッチしてテイクダウン。ジョンソンは下からクローズドガード。清水が中腰になると、草刈から足首を掴み、外掛けでスイープ! 足をさばきパスに、清水のスクランブルの立ち上がりにギロチンを仕掛けクローズドに入れる。腰を上げる清水が首を抜くと、下のジョンソンはヒップスローでスイープし上下を入れ替え、腕十字狙い! すぐに身体を起こした清水のバックを奪うジョンソンはチョーク狙いから、ヤスケビッチ式の腕十字と連続で技を仕掛けていく。
判定は最後まで極めを許さなかった清水が減点差もあり、スプリット判定で辛勝した。
▼第7試合 DEEP JEWELSストロー級(-52.2kg)5分1R グラップリングBルール 〇リオン(トライフォース)[判定3-0] ※10-9×3×モモ(白心会)
2試合エントリーのモモは、トライフォース所属でMMAでは山崎桃子と対戦経験のあるリオン(※リオンが1R TKO負け)と2戦目。
組み手争いから両脇を差したリオンがボディロックから引き出し回してテイクダウン。クローズドガードのモモは下からノーアームギロチン狙い。さらにアームロックや腕十字と下からも攻めていく。それをかわしてクローズドガードをはがして両足を左右にさばいていくリオンはかつぎパスからバックに回ってのチョーク狙い。第1試合同様、モモがこれをしのぐ展開に。最後にMOMOが腰をずらして正対し、ガードの中に入ったままゴング。リオンが判定3-0で優勢勝ちした。
▼第6試合 DEEP JEWELSストロー級(-52.2kg)5分1R グラップリングBルール ×高崎 栞(EXTREM海老名)[1R 0分44秒 反則]※袈裟固め&アメリカーナ 〇森さくら(AXIS 横浜)
日大柔道部出身の高崎は、引手を取りに行くが、森はスピードのある動きで脇潜りバック狙い。それを突き放す高崎。ボディロックに来た森を高崎は強引に首投げでテイクダウン。袈裟固めから両足で挟んでのアメリカーナ(V1アームロック)の体勢に入るが、アマチュアのグラップリングBルールでは反則にあたり、森の反則勝ちとなった。強い投げから得意の形での極めの体勢に入った高崎、一方の森も完全には極めさせずタップもしていなかった。続きを見たいと思わせる両者の動きだった。
▼第5試合 DEEP JEWELS 48.1kg以下 3分2R AAルール(ヘッドギア有)〇坂本美香(Fight HOLIC)[判定2-1]※20-18×2、20-20(マスト:TAMAMI)×TAMAMI(KRAZY BEE)
1R始まってすぐに両者足を止めての真正面からの打ち合い。坂本が一度は組みに行ったものの、その後も両者は打ち合いを繰り広げる。打って離れるTAMAMIに対し、坂本は止まらない連打で前に出る。
2Rも同様に連打の坂本と狙って打つTAMAMIという展開が続き、両者とも打ち合いを続ける。ややスタミナ切れが見えるTAMAMIに坂本はさらに手数多く連打を仕掛け、最後まで打ち合い。坂本が2-1の判定勝ちを収めた。
▼第4試合 DEEP JEWELSフェザー級(-65.7kg)5分1R グラップリングBルール ×来夏(禅道会)[1 R2分30秒 キムラロック]〇荒川曜子(フリー)
両者四つ組みでコーナーへ押し付け合う展開の中、荒川は大内刈狙い。さらに左で差して崩して投げてテイクダウン。両足をかつぎパスで上四方の体勢となった荒川がキムラロックを極めてタップを奪った。
▼第3試合 DEEP JEWELSストロー級(-52.2kg)5分1R グラップリングBルール 〇リオン(トライフォース)[1R 0分28秒 リアネイキドチョーク]×綱島裕美(ねわざワールド品川)
開始早々、リオンの左手を取り引き込んだ綱島。その引き込み際でパスし、上四方に回るリオンに片足タックルに行く綱島。切るリオンはバックを奪うと両足をかけて電光石火のリアネイキドチョーク。速攻で極めた。
▼第2試合 DEEP JEWELSストロー級(-52.2kg)5分1R グラップリングBルール 〇高崎 栞(EXTREM海老名)[判定3-0]×吉成 悠(ねわざワールド品川)
ともに序盤は組手争い。払い腰など投げを狙う高崎が奥襟を取りにきたところをスタンドバックに回る吉成。しかし高崎の首投げ狙いに正対。高崎は足払いでこかすと上に。足を手繰りに来た吉成の首をギロチンでがぶるが首を抜いた吉成はクローズドガードに。足を解いた吉成のガードを捌き、ニーオンは高崎。しかし吉成も亀から立つ。
釣り手をつかみにいく高崎は首を抱えて背後に回そうとするが、回らず首を抜いた吉成が上に。片足をパスし、高崎が亀になる際でバックを取ったところでゴング。判定は投げから上を取った高崎が3-0勝利した。
▼第1試合 DEEP JEWELSストロー級(-52.2kg)5分1R グラップリングBルール ×モモ(白心会)[1R3分41秒 腕十字固め]〇森さくら(AXIS 横浜)
現在米国INVICTA FCに参戦中の魅津希の後輩で“天才格闘少女”14歳のモモがグラップリングBルールに出場。女子高生で柔術家の森さくらと対戦する。AXISの森は今春高校2年になったばかり。柔術の年齢カテゴリーではジュブナイルだが、ジュブナイルでは試合が組めないためアダルト部門で試合に臨み、階級別・オープンクラスともに優勝するなど、進境著しい注目の選手だ。
森は5月19日に行われたLas Conchas主催の柔術大会「WHITE RIOT 2019」のスーパーファイトで青野ひかるに道衣ありながらベースボールチョークで一本勝ち。2018年12月の「GRACHAN37×GLADIATOR 008」では、QUINTETで3人抜き(池本美憂、杉本恵、長野美香に一本勝ち)の実力者・杉内由紀を相手にノーギ(道衣無し)で時間切れドローに持ち込んでいる注目選手。
試合は、低い組手から左で差して頭をつけた森がモモを煽って脇を潜りバックを奪うと、モモは亀に。体格で優る森は左手を首に巻きながら右でモモの右足をつかんで寝技に引き込み、両足をフック。執拗なチョーク狙いを仕掛ける。モモは上体を立てて座ると正対へ。そこに腕十字を合わせに行く森。
またいで腕を抜いたモモだが、バックを奪われそうになり、背後の森の首をつかんで首投げへ。しかしすっぽ抜け、またもバックを奪われる。正対際でマウント狙う森にハーフでからむモモだが、上を取る森はパスガード、マウント。そのまま攻め続けた森がマウントから腕十字を極めて一本勝ちを奪った。