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【RISE】宮﨑小雪と小林愛理奈がタイトルマッチで3度目の対戦、中野椋太vs無敗・稲井良弥でウェルター級王座決定戦、「ベイベ」チャッピー吉沼が濃いキャラ対決

2022/04/21 20:04
 2022年5月29日(日)東京・後楽園ホール『RISE 158』の主要対戦カードが発表された。  RISE QUEENアトム級(-46kg)タイトルマッチ3分5R無制限延長Rで、王者・宮﨑小雪(TRY HARD GYM)が同級1位・小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM)の挑戦を受けての初防衛戦を行う。  宮﨑は“宮﨑姉妹”の妹で、小学3年生から空手を学び、2019年8月のKAMINARIMON全日本女子トーナメントで優勝。アマチュア戦績10戦10勝(3KO)無敗の戦績を引っ提げ、16歳で2019年11月にプロデビュー。新人離れしたテクニックを見せて関係者から高い評価を受け、2021年1月「アトム級NEXT QUEENトーナメント 2021」で優勝。3月にはRISE QUEENアトム級王者・紅絹に挑戦し、判定2-0で破り第2代王座に就くと、9月に伊藤紗弥から延長戦で勝利、今年2月には百花にも判定勝ち。戦績は6勝1敗1分。  小林は強烈なパンチを武器に持つ21歳。フルコンタクト空手出身で、正道会館第38回全日本空手道選手権大会2019軽量級優勝など主に関西圏の大会で多くのタイトルを獲得してきた。2020年10月に宮﨑小雪にプロ初黒星を付けられるも、2021年1月の『アトム級NEXT QUEENトーナメント』1回戦で奥脇奈々を得意のパンチでKO。決勝戦では宮﨑小雪へのリベンジを狙うも判定負け。4月には平岡琴と観客が拍手喝采の激闘を演じ、判定2-0で勝利した。7月には百花にもダウンを奪って判定勝ちし、2022年1月には祥子JSKにKO勝ち。戦績を5勝(2KO)2敗1分とした。  両者はこれまで2度対戦し、いずれも宮﨑が判定勝ちしている。3度目の対戦を制するのは宮﨑のテクニックか、小林のパワーか。  第3代ウェルター級(-67.5kg)王座決定戦3分5R無制限延長Rでは、同級1位・中野椋太(誠至会)と同級3位・稲井良弥(TARGET)が王座を争う。  中野は2018年12月にNJKFウェルター級王者になったパンチを得意とするアグレッシブファイター。RISE初参戦となった2019年7月、憂也に初回KOで勝利。10月には65kg級のS1ジャパントーナメントで優勝。RISE2度目の参戦となった2020年2月にはスーパーライト級王者・山田洸誓に判定負けを喫するが、11月のRISEでは山口裕人から左フックでダウンを奪って勝利した。2021年7月にはWBCムエタイ日本ウェルター級王座を獲得、11月のRISEではNKBウェルター級王者・蛇鬼将矢をTKOに降す。今年3月の第3代ウェルター級(-67.5kg)王座決定トーナメント準決勝では中島将志に判定勝ちして今回にコマを進めた。20勝(9KO)6敗。  稲井は2021年11月、籔中謙佑を初回KOで破り、6勝(5KO)無敗でDEEP☆KICK-70kg王座に就いた。今年2月のトーナメント準決勝ではKROSS×OVER認定王者で5勝(3KO)無敗の都木航佑に判定勝ちし、今回無敗のまま王座獲りに臨む。  3月大会のリング上で中野は「決勝KOで絶対に勝って王者になるので注目しておいてください」とアピール。稲井もリングへ上がり「どっちが勝っても興味なかったので試合見てないんですけれど、5月はこいつをボコって盛り上げます」と中野とバチバチに睨み合った。  スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1Rでは、同級7位チャッピー吉沼(フリー)とライト級9位・稲石竜弥(Team OJ)の濃いキャラ対決が組まれた。  吉沼は1年ぶりのRISE復帰となった2月の『RISE 155』より、リングネームを突如チャッピー吉沼に変更。公式計量と会見には顔面を白塗りのロックスタイルで登場し、語尾に「ベイべ」と付けて周囲を困惑させていた。試合は判定で麻火佑太郎に負けてしまったもののかなりのインパクトを残している。戦績は9勝(3KO)7敗1分。(写真)突然ロックなキャラに変身したチャッピー吉沼は「ベイベ」を連発  対する稲石は第2代Bigbangライト級王座、第19代MA日本ライト級王座、第13代APKFスーパーフェザー級王座に輝いた三冠王だが、計量時に履くセクシーパンツがお馴染みで、入場時には某アニメキャラクターのイノシシのお面を被って登場し、試合も超変則で“変態”と呼ばれる。最近の試合ではオープンフィンガーマッチにも挑戦し、FIGHT CLUBに参戦。MMAファイターのユウトと引き分けている。戦績は26勝(6KO)16敗2分。  そしてライト級(-63kg)3分3R延長1Rでは、同級11位・木村“ケルベロス”颯太(心将塾)とスーパーライト級6位・麻火佑太郎(PHOENIX)が対戦。  木村は「ウルトラマンに憧れ、戦いごっこの延長でキックを始めた」という個性派。ここ数年キックから離れた時期もあったが、同門の山畑雄摩の活躍に刺激され復帰を決意したという。2021年11月のDEEP☆KICKではトーナメントを制してDEEP☆KICK-65kg王座に就くと、今年2月の『RISE FIGHT CLUB』に参戦。記者会見で山口侑馬に額を押し付けて挑発すると、試合では山口に判定勝ちして名を上げた。戦績は8勝(2KO)3敗1分。  麻火は元TENKAICHI Gライト級王者。K-1甲子園-60kgベスト4、KAMINARIMON×新空手最強決定戦-63kg優勝、全日本格斗打撃選手権大会優勝などの実績を持つ。かつては本名の清水佑太郎の名前でRISEに参戦していた事がある。KNOCK OUTとREBELSでキャリアを積み、2021年2月のREBELSでは紀州のマルちゃんを初回KOに沈めたが、5月大会では古村匡平と接戦を演じるも判定2-0で敗れた。9月のKNOCK OUTでは大谷翔司にKOで敗れるも、今年2月のRISEではチャッピー吉沼から勝利。今回は適正階級のライト級での出場となる。戦績は10勝(1KO)7敗。
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