「ドラゴンボールZ」が大好きというグスタボは勝利のかめはめ波
2022年4月16日(土)東京・武蔵野の森総合スポーツプラザメインアリーナで開催された『SPASHAN presents RIZIN TRIGGER 3rd』のメインイベントで、矢地祐介(フリー)を2R3分14秒、TKOに破ったルイス・グスタボ(ブラジル)が試合後インタビューに答えた。
グスタボは2年間試合をしていなかったが、新柄コロナウイルスの影響で試合もジムで教えることも出来なかった苦しい時期が、自分をさらに強くしてくれたと語った。
難しい局面が自分を強くしてくれた
「アリガトウゴザイマシタ。日本に帰ってこれてとても嬉しいです。日本が大好きなので。KOで勝てることは分かっていましたがそれが実現できて嬉しいです。言葉にできないくらい嬉しいです」
――試合後、花道にファンの人がたくさん集まってきていた。
「大きな喜びを感じました。初めて来日して矢地とメインで戦った時も同じように喜びを感じましたが、今回も感じました」
「試合のようなことは12歳の頃から毎日やっていたことと同じです。なので特に変わりません。それに2年間、僕は止まることなくずっと練習をしていました」
――矢地選手が以前と戦った時と変わっていたところは?
「直近の矢地の試合を3試合見たのと同じ印象で変わりません。矢地は強い選手だと思うが僕の印象は変わっていません」
「違った感じはないけれど、矢地はとても強い選手だと認めているし、尊敬もしています。強い選手にも勝っている選手です。でも、今日は僕の方が強かったということです」
――逆にグスタボ選手が2年間試合をしていなくても、成長していた部分は?
「難しい局面が自分を強くしてくれたと思っています。この2年間(コロナの影響で)とても困窮した状況にありました。ジムのクラスで教えられなかったり、そういう状況が自分を成長させてくれたと思っています。他の大会にも誘われましたがそれは断りました。僕は日本で戦いたいと思っているので」
――今回は予告通りのKOだった。これからも日本でファンを熱狂させるようなKOを量産していきたい?
「そう思っています。自分はいつもKOで試合を終わらせたいと思っています」
――今後の目標は?
「目標はいつも同じです。ヴァンダレイ・シウバがやってきたようなキャリアを日本で積むことです。チャンピオンになることです」
――よくヴァンダレイ・シウバ選手のことを口にするが、そういう選手になりたいと思っている?
「もちろんそう思っています。そのために毎日練習しています。ベストになるためでなければやらないし、ヴァンダレイ・シウバがPRIDEでやったように、僕もそれをRIZINでやりたいと思っています」
――先ほど「かめはめ波をやるのを忘れていた」と言っていたが?
「やりたかったんですが、気分が高揚してしまいつい忘れてしまいました。でも今やります(笑)」
――朝倉未来選手に敗れているが、もう一度戦いたいとは思っている?
「彼はやりたくないだろう。体重の問題もあるし、難しいと思います」
――明日はライト級のタイトルマッチがあるが、いずれ挑戦したい?
「もちろんです。明日試合をやれと言われたら準備は出来ているし、そのために練習しています。誰とでも戦うよ」