スーパーアンジの欠場で、中島弘貴と対戦するコーンリーチ。急きょ代役として参戦が決まったコーンリーチは、カンボジア出身で同地のウェルター級王者にもなった選手だ。日本での試合は5年ぶりだが、その言葉には自信がみなぎっている。その根拠とは?
ここで勝ってチャンスを掴みたい
──コーンリーチ選手は『KNOCK OUT』初参戦となりますが、得意技は?
「ヒジです」
──えっ、今回の試合はヒジなしのBLACKルールになりますが、問題ないですか?
「問題はあります(笑)。ですが、頑張るだけしかないですね」
──対戦する中島弘貴選手の印象は?
「体が強そうだと思いました。心は僕のほうが強いですけどね」
──メンタル面には自信があるんですね。中島選手は長く日本で活躍している選手ですが、知っていましたか?
「彼のことは最近知りました。大きな舞台でも戦っていた選手のようですが、それも特に問題はないです。僕の方が動きが速いので、勝ちます」
──コーンリーチ選手はカンボジア出身で、北海道在住なんですよね。同じ境遇のサッシス選手がすでに『KNOCK OUT』に2回参戦して、中島選手とも対戦していますが、その試合は見ていますか?
「その試合は1ラウンドで終わってしまったので、特に感想はないです。彼とは交流はないんですよ。だからそのことについて話したりということもないです」
──カンボジアでのキャリアを教えてください。何歳の時にデビューして、タイトルは何歳の時に獲ったものですか?
「12歳でクン・クメール(カンボジア版ムエタイ)を始め、同じ年にデビューしました。19歳の時にカンボジアでウェルター級チャンピオンになりました。今年で格闘技歴17年です」
──日本に来たのはいつ頃ですか?
「6年ほど前です。それから北海道のジムでトレーナーをして暮らしていますが、日本人はみんな優しいですね」
──日本では、これまで2試合していますよね。2016年12月に斗吾選手とドロー、そして2017年4月にT-98選手にKO負けでした。その2試合を振り返ると?
「2人とも強くて楽しかったですね。日本での試合はそれ以来で久しぶりですが、今回は必ず勝ちたいと思います」
──今回勝って、『KNOCK OUT』のレギュラーとして活躍したいという希望はありますか?
「もちろんです。『KNOCK OUT』のチャンピオンになりたいので、ここで勝ってチャンスを掴みたいと思います」
──では最後に、自分の試合で一番注目してほしいところはどこですか?
「蹴りの速さです。この蹴りで勝つので、注目しておいてください」